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コンピュータ処理した映画のはしりはなんでしょう
映画作成の知識が無いので恐縮ですが、教えてください。「インディージョーンズ」を見ていて思ったのですが、 最近の映画、例えば「ハムナプトラ」などは多くの場面でコンピュータを利用した特撮が利用されていると思います。 そこで質問なのですが、コンピュータ処理した映画(アニメではなく実写の映画)のはしりというか、初期の もののタイトルを教えてください。 コンピュータ処理が何を指すのか等の定義が曖昧でなんとも言えない気もしますが、例えばデジタル合成とか、そん な単語があるのかも怪しいのですが、よろしくお願いいたします。
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映画のなかでのコンピューターの用途としては、「制作技術に用いる」、「映像の制作に用いる」、「映像の加工・処理に用いる」にわけることができると思います。 このうち、1960年にグラフィックアニメーションの制作に際し、コンピュータ制御を導入したジョン・ウィットニーの作品がコンピュータを利用した最初の作品となっています。次いで、60年代中盤にスキャニメイトというテレビ画像を処理する装置が発明されます。 1970年代中盤に入り、コンピュータグラフィックの利用がはじまりますが、当時はいわゆるワイヤーフレームなどの簡単なものがほとんどでした。 映画において、コンピュータで作られたイメージを最初に用いたのは1973年のマイクル・クライトン原作の映画「ウエストワールド」で、次いで、「未来世界」でや「ブラックホール」でも使われました。 1977年の「スターウォーズ」は2つの意味で現在の80年代から現在のハリウッドの基礎となる技術が使われています。 1つめは「モーションコントロールカメラ」。コンピュータ制御でカメラをコントロールする技術です。 2つめは「べクターグラフィック」。いわゆるワイヤーフレームです。デススター攻撃のシミュレーションのシーンで用いられました。 70年後半に入ると、ポリゴンを使い、シェーディングされた現在のようなCGが大学や研究所レベルでは作れるようになります。1978年にルーカスがX-ウィングの3DCGを作らせるなど、映画への利用が検討され、82年にはディズニーの「トロン」が制作されますが、CGシークエンスは20分程度で、オープニングや乗り物、背景はCGでしたが、人物の服などはアニメーションを駆使してCGにマッチするように作られました。 82年にはILMのCG部門が「スタートレック2」用に惑星のシミュレーション映像を制作、これは短いシーンでしたが、非常に精密なものでした。このようなシュミレーションは他の映画でも使われ、ほぼ同時期の「2010年」や「さよならジュピター」でも用いられました。 「トロン」より少し遅れて「スター・ファイター」が制作されます。「トロン」と同様に一部の登場物、宇宙船だけがCGの映画でした。 ここまで、CGは発展してきますが、ほとんどはモニター上に写された画像を1コマづつ撮影することで、フィルムにしているものでしたが、80年代末期に入出力の問題が徐々に解決され、映画でのCGの高度化、高画質化がはじまります。 入力側ではデジタイズ技術で、「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」ではじめて使われました。モーションキャプチャーもこのころ登場しています。 出力側はレーザーによるフィルムレコーディングで、デジタルデータをフィルムに直接焼き付けることが可能になりました。 また、DTP関連の技術や、ビデオ技術(ペイントボックス)に見られた加工・修正技術が映画向けのCGソフトにも導入され、これにより、人物との合成も容易になり、コダック社のシネオンなどデジタル合成システムも登場します。特にフィルムスキャン、フィルムレコーディングの両方をシステムに持つシネオンは頻繁に用いられようです。これにより、「デジタル革命」と呼ばれる時期に入り、これらを大々的に導入したのが「アビス」です。
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- AloneAgain
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こんばんは。 ご質問の「はしり」という言葉を、「世界で初めて」と解釈すれば、 CGを最初に使った長編劇映画は、 「ジュラシック・パーク」の原作者マイケル・クライトンが脚本・監督を手がけた 「ウエストワールド」(1973・米)です。
お礼
ありがとうございます。 1973年とは昭和48年になりましょうか。URLで紹介されているコンピュータとはどんなマシンなのでしょうか。興味があります。
- tiltilmitil
- ベストアンサー率22% (1871/8250)
1984年のスター・ファイター(The Last Starfighter)がCGを実写の代用として本格的に使った初の作品ではないかと思います。いかにもコンピューター的という映像だと既に挙げられているTRONでしょうか。
お礼
ありがとうございます。
- Kon1701
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コンピュータグラフィックスの初期、という意味では、スター・ファイター(THE LAST STARFIGHTER、1984)がありますね。TRONより2年くらいあとの作品ですが、映像の質がだいぶ上がったように感じました。 あと、少し外れますが、1985の科学博で、富士通パビリオンで上映されたザ・ユニバースもありましたね。
お礼
ありがとうございます。 「ザ・ユニバース」、あったような記憶があります。いろいろな方から教えていただき、記憶がよみがえってきます(^-^)
- deepsfx
- ベストアンサー率48% (211/433)
ディズニーが1982年にやった「TRON」が初ではないかと思います。その後も「スターウォーズ」シリーズなどで、CGの使用などが検討されたことがあるようですが、やはり見た目がまだまだだめだということで、ほとんどが却下となったとのことです。 そのころは、CGはすごくお金と時間がかかる割に効果が低いので、なかなか使われなかったですね。 日本では、1983年に公開されたアニメ映画「ゴルゴ13」が初めてだと思います。 CGが本格的に使われたのは『ジュラシックパーク』からでしょう。 あれでやっと使えるというレベルまで上がり、それから、CGの無い映画は存在しないという今の状況になっていきました。
お礼
ありがとうございます。 確かに「ジュラシックパーク」はCGを利用したと宣伝文句になっていたような記憶もあります。
- love_neko
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はじめまして! コンピューター処理というとどこからになるのでしょうね? もうお答えいただいているディズニー映画だったかな?の 「トロン」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16363 はコンピュターで画像編集した!!!という宣伝もあったと思いますし映画自体も確かにそうでしたね。 特撮であればほんとに古く 「月世界旅行」(1902) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7103 も特撮映画ですよね? 映画用語でちょっと調べましたら以下の辞典が見つかりました。 http://www.imagica.com/dic/ 少しでも参考になりましたら幸いです。
お礼
ありがとうございました。 「月世界旅行」は全部を見たことはありませんが、テレビの特集などで聞いたことがあります。
- jhanage
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ディズニー映画「TRON」を思い出しました。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 映画におけるコンピュータの利用方法とその技術、歴史的な説明など理解することができました。 「キルトシミュレータを開発」なんていう当時のトピックなども思い出しました。