補足いたしますが,問題にしている血圧と言うのは、動脈の血圧です。
下肢からの心臓への血液の還流を増やすために動脈の血圧が上がる必要はないのです。
血圧は、あくまでその血管の血流量と抵抗によって左右されます。
もちろん、壁の弾性とか様々な液性因子が関与しており、長さ,断面積,血流量、の3つの因子に限ったのはかなり単純化していますが,基本的には抵抗と血流の二つの因子を介して血圧は決まります。
下肢の筋肉が心臓への静脈還流を増やす役割を担っているのは事実ですが、それが動脈の血圧に関係するとすれば,血流量を増やすということにおいて関与しているのです。立位での重力の影響も同じ事です。
お礼
いろいろと、説明していただきありがとうございました。 お察しのとおり、私も内科医です。実はこの前後輩に質問され、何でだろうと悩んでしまいました。 #2の回答で納得できたような気がします。 また、何かわからないことがあったらよろしくお願いします。