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カラヤン節って・・・

よくCDレビューとかに「良くも悪くもカラヤン節・・」とか言われますが、どんなことを指すんでしょうか? 雰囲気の問題だったりするので言葉で 説明するの難しそうですが、よろしくお願いします。

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  • juzube
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回答No.2

難しいですよねー。 カラヤンはやっぱ超一流の指揮者だったので、彼氏なりの音楽作りをします。個性が強くあるわけです。 例えば、 ・レガートを多用する(普通なら、ぱっぱっと音を切るところを、滑らかに流す、とか) ・音の響きが華麗で厚いけど、哲学的と言えるような内容は薄い ・どんな曲でも、カラヤン流に「美しく」してしまう(春の祭典、なんてカニバリズム的な曲でも、ティンパニをあまり強く鳴らさず、きれいにしようとしてます。おかげで、とんでもなくつまらない演奏になってます) 総合的に言うと、弾むようなリズムが目立たず、いきいきした生気あふれる音楽作りというより、流れと華麗な音響で圧倒し酔わせる、といった感じ、でしょう。 なので、彼氏の演奏は、曲によっては「偉大なる偽物」と言われることもありますね。マーラーの9番など、深刻極まりない音楽なのに、とても流麗で美しく、圧倒的です。「最高の偽物は、そこらの本物にまさる」なんて評されてました。 ちなみに他の指揮者でも、例えばフルトヴェングラーという大指揮者も「フルベン節」などとよく言われてます。彼氏の場合、カラヤンと逆という感じで、音楽のつくりを理解し、それを最大限効果的に示します。音は重く哲学的と良く評されます。ティンパニもどかすか鳴らし、テンポも動きまくります。 どちらにしてもものすごく特徴あるので、「~~節」という表現が出て来るのでしょうね。

ronpenholigon
質問者

お礼

非常にわかりやすい回答です。助かります。 1の方の回答も含めて考えると「表面的」ということと理解すれば良いんですかね?

その他の回答 (2)

  • juzube
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回答No.3

補足です。 ですねー、表面的、と簡単には言えないかも。文学的・哲学的・物語的・内面的じゃない、とは言えるでしょう。 ですが、ここずっとの多くの指揮者の演奏は、ほぼ即物的な方向にありまして、カラヤンはその本格的はしり、と言えるようなスターだったわけです。で、その類の指揮者の中で別格、という。 なので「良くも悪くも~」という評が多くなるのでしょう。 表面的、ということで言えば、音がもっとすっきりときれいな指揮者もいますし、もっとさらさらと聞きやすい指揮者もいます。 カラヤン・ベルリンフィルの音は、表面的とはいえ、総じて分厚くカロリーがありますね。ただ、重みがあまり感じられないのです。 1940年代とかの名指揮者の演奏を聴くと、今の演奏の潮流とのあまりの違いに愕然とすると思います。フルトヴェングラーが典型ですが。 そのへんを一つでも聞くと、「カラヤン節」の意味が、かなり実感できるのではないか、とも思いました。

ronpenholigon
質問者

お礼

非常に良くわかりました。 実は私はカラヤンの演奏を、「そんなに悪く無いじゃん。」と感じたのですが、それは私の聴き方が 集中力がなく全曲を通して真摯に聴く姿勢が足らないので、部分的なかっこよさを聴いていたんだと思います。 すっきりしました。お二人ともありがとうございました。

  • cha-chako
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回答No.1

こんばんわ! なんと申しましょうか(#^.^#) 重いクラシックを、ライトに聞かせてくれる? クラシックにあまり興味のない、私としては大好きなんですが・・・ 25年ほど前でしょうか、思わず「華麗なるカラヤン名曲の世界」なるLP全集を購入してしまいました。 今でも聞いています。