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マルタ騎士団
マルタ騎士団とは何ですか??彼らがしている慈善事業とは何ですか??日本は承認していない国だと聞きましたが、それは何故なのですか?? 気になっていたので質問させていただきました。教えてください。お願いします。
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語り出すと本が一冊書けます(^-^; ですので、とても単純に説明しますと。 元は十字軍時代の聖ヨハネ騎士団、ロードス島を拠点に対イスラム勢力からキリスト教徒を守護する役目を持っていた。 その後、戦に負けてマルタ島に拠点を移した。 この時から「マルタ騎士団」を名のっている。 ナポレオンの侵攻によって領土を失うも、その伝統から主権を主張し、ローマにマルタ騎士団総長官邸を置いた(実はイタリアから治外法権を認められた)。 現在も領土と呼べるのは官邸とその周辺だけであるが、彼らはマルタ騎士団国を主張している。 国連は彼らをオブザーバーとし(オリンピック協会もそう)、加盟国ではないが、非加盟国でもない。 しかして、イタリアを含め数十カ国が国交を認めており、外交を持つ事で実質的に国と認めている。 彼らは独自の憲法・貨幣を持ち、潤沢な資金を擁する。元は「病院騎士団」の名があって、赤十字と同じように、各国で医療などの慈善活動を行なっている。 それは修道騎士精神を掲げ、「隣人を愛せよ」を実践しているという。 日本ではキリスト教的背景の事情や、領土を持っていない事、国連の加盟国ではない事を理由に(公的な資料はないが)彼らを認めてはいない。
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- been
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マルタ騎士団の起源は十字軍の時代に傷病者の保護を目的として創立された宗教団体ですが、後に土地や財産の寄附を受けて莫大な財産を有する大教団に成長しました。当時、警察権や裁判権は土地所有権の一作用のように扱われていたので、広大な領地を有する大教団は国家に類する存在としてその地位を認められ、バチカンを始めとする多数のキリスト教諸国から国際社会の一員として遇されていました。 後に領土的基盤を失った後も、一種の亡命政権のような存在としてその地位を保持しています。現在でも、その構成員に対する立法・司法・行政の管轄権を行使するとともに、20以上の国家(主としてカトリック諸国)と正式の外交関係を維持しています。 マルタ騎士団を承認している国々は、騎士団が領土的基盤を有していた時代から関係を有している国がほとんどです。しかし、わが国とマルタ騎士団の間にはそのような歴史的経緯はないうえ、現在の騎士団は国家の一般的要件(領土)を欠いており、そして何よりも、おそらく、騎士団から承認を求められたことがないので承認していないのでしょう。
お礼
返事が遅れてすみません! 回答ありがとうございます!
- huyou_77
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塩野七生さんの「ロードス島攻防記」を、読んでもらうと設立の経緯がよくわかると思います。 あとがきの部分で、現在の活動についても触れています。 以上、参考にしてくださいね、これで失礼します。
お礼
返事が遅れてすみません!! 回答ありがとうございます! 「ロードス島攻防記」是非読ませていただきます!
お礼
お礼が遅れてすみません! 回答ありがとうございます! そんなに複雑な話しだったのですね。知りませんでした。本を借りて勉強してみようと思います!