蔵書印にも,縦横数センチ以上もあるような大きいものもあれば,普通の名前のハンコのような小さくて横長のものもあります。
わざわざお作りになるということは,大きなものでしょうか。
和書の場合,一般的には,標題紙(表紙をめくって,2~3枚先の,タイトルや著者名などが書かれたページ)の裏に押すことが多いと思います(特に図書館の場合)。
表紙を開けてすぐのところ(見返し)には普通は押さないと思います。
洋書の場合,おっしゃるとおり奥付が標題紙の裏に印刷されていることが多いので,この場合は,逆に巻末の,和書でいうと奥付がありそうなところに押します。
ときどき,そのあたりのページに最初から,きれいな装飾付きで Ex Liblis ______ と印刷されていることがあります。直訳すると「______の蔵書より」というラテン語です。(ここから,蔵書票のことをex liblisといいます)
そのことから考えても,洋書では巻末が「おさまりのよいところ」といっていいのではと思います。
ただ,おっしゃるとおり,本によっては,裏表紙までまったく1ページも白紙のページがなかったりするので,困ってしまいます。
そんなときは,標題紙の裏のあいているところにでも,小さいハンコを押しますかね。
小さいハンコは,天か地が多いでしょう。
標題紙に押しても埋没してしまうし,標題紙の裏に押すと真っ白なページに小さいハンコではあまりバランスが良くないし。
小口に押すのは難しいのではないでしょうか。
ハードカバーで,ある程度のページ数があるものだと,背中に合わせて小口が湾曲していますので,押しにくそうです。
それに,ページをめくるたびに指に触れて汚れそう。
もっとも,正式な規則があるわけではないと思いますので,最終的には自分の美観で決めればよいのではないでしょうか。
お礼
参考URL役に立ちました。 特にどこという所はないのですね。 雑誌もあるので奥付かそのあたりにしてみます。 ありがとうございました。