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光人社のおすすめの本

私は、戦記物を主に出している光人社の本が好きで、よく読んでおります。先日も、敗戦後、10年もニューギニアに暮らした、「私は魔境に生きた」と潜水艦乗りの「鉄の棺」、そして「零式水偵空戦記」をBOOK・OFFで見つけ、購入しました。そこで、お尋ねしたいのですが、この光人社の本で、「これは良かった」「これは感動した」という本が有りましたら、参考にさせていただきますので、教えてくださいm(_ _)m

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  • eroero4649
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回答No.1

とりあえずこれですかね。「ドイツ本土戦略爆撃」 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4769824815 英米軍によるドイツ戦略爆撃は、日本ではマイナーなテーマです。 日本では神風特別攻撃隊による自爆攻撃が「非人道的で悲惨な作戦」といわれていますが、その戦死者がだいたい2000人くらいでした。 一方、ドイツ戦略爆撃による戦死者は米軍でおおよそ2万人くらい出ています。特攻隊の十倍くらいの人が戦死している作戦です。 爆撃機は対空砲と敵戦闘機が待ち受けている敵国上空を「ひたすらにただ真っすぐ飛ぶ」というまさに落としてくださいといわんばかりの作戦です。しかも英軍は「昼間爆撃なんざぁ狂気の沙汰だ」と夜間爆撃作戦にしたのに、米軍はなぜか昼間爆撃にこだわりました。たぶん夜間爆撃より効果が望める(夜に爆弾落としたところで当たったかどうかなんて分からない)からでしょう。でも、敵からしても敵爆撃機がどこを飛んでるか簡単に見えるわけですからね。 いちばん酷いときは出撃した爆撃機の半分くらいが撃墜されていたのですから、正気とは思えないです。爆撃機ってのは10人乗りだから、撃墜されると全員戦死です。 搭乗員はみんなあのカマボコ型の兵舎で暮らしているわけですが、出撃して帰ってくるとその日の夜は半分くらいがカラッポになるわけでね。生きて帰ってこれたとしても、兵舎の半分が1日でガランとなったらそりゃ士気も低迷するってもんです。25回出撃したら帰国できたってのも、確率的に25回出撃したら撃墜される計算になるからです。じゃあ撃墜扱いにしてやっていいか、みたいな。 とにかくよくまあ壁に生卵を投げつけるように出撃させたもんだなと思います。アングロサクソンが本気になるとマジ怖いです。 あとは違う意味でおすすめの本である「最悪の戦場の奇跡はなかった」です。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4769820194?ie=UTF8&tag=kamimokeicom-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4769820194 日本軍の三大悲惨な戦場といったら、ガダルカナル、フィリピン、インパールです。そのうちの2つに参加して生き残ったなんて並大抵のことではないうえに、タイトルが「最悪の戦場に奇跡はなかった」ですから、さぞや重い内容かと心して読んでみるとすさまじいまでの肩透かしを食らいます。 ガダルカナルで増援がやってくると喜ぶどころか「なんだテメエらは!」と喧嘩腰で挨拶。一方も負けておらず「伊達政宗の末裔、第二師団じゃ!」と御挨拶。とか。フィリピンにいったときに彼らが有精卵のゆで卵を美味しそうに食べる(決して「バロット」で検索してはいけません)のを見て「ピリピン人ってアタオカだろ」みたいな民族差別全開のことを書く。とか。ビルマだったかインドネシアだったかで敗走中に腹が減ったので農家に押し入って家畜の水牛を略奪して殺して食っちゃったことをさしたる後悔の様子もないままにあっさり書いちゃう。とか。その農家の娘がしつこく泣いて抗議してきて、その娘がおっぱい丸だしだったからここでやっちゃうかと仲間内同士で話になったってことをこれまた何の自責の念もなく書いちゃう。とか。日本軍にいたときよりインドネシアで連合軍の捕虜のほうがメシも美味いし仲間内で演芸大会とかやって楽しかったなあと部活を懐かしむノリで書いちゃう。とか。その捕虜内で元輜重(補給)兵が調子にのってたから「輜重輸卒が兵隊ならば、チョウチョトンボも鳥のうち、電信柱に花が咲くだ」といってシメてやったぜというジャイアンエピソードを楽しそうに書いちゃう。とか。復員の噂が出たときに「日本は爆撃で全部焼かれちゃったっていうし、敗戦で食うものにも困っているらしい。こっちは食べ物もたらふく食べられるから日本帰るのヤだなぁ」と仲間同士で話してた。とか。「なんかシベリアにいた人はかなり悲惨だったらしいけど、俺らは楽しかったから帰る船では『ありがとうー!』いうて帰ってきたよ」と書いちゃう。とか。 これは老人ホームで介護職をやっている友人がホームにいる元日本兵のお爺ちゃんから聞いた話だそうですが、インドネシアのほうは結構のんびりしていて、毎日のように連合軍から空襲が来るのですけれど、みんな対空砲には行かないで防空壕の中に逃げていたんですって。そうすると連合軍も基地じゃなくてそのへんの山の中に適当に爆弾を落として帰っていったそうです。 もう戦争の大勢は決まっていて「お互い、無駄死にはやめましょうや」ということだったみたいです。

tahhzan
質問者

お礼

ドイツ本土戦略爆撃機ですか。覚えておいて、BOOK・OFFで探します。それと2冊目は私も読みました! 今まで読んだ本の中で、ある意味一番リアルかな、と思いました。ただ、「老人ホームで介護職…」というのは初耳でした。ありがとうございました😊

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tahhzan
質問者

補足

追伸。伊25号出撃す、も、潜水艦乗りのリアルに触れられて、大変、良かったですね^^

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その他の回答 (1)

  • 31192525
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回答No.2

tahhzanさん、こんにちは。  私は左寄りの者なのでご希望に添えるかどうかわかりませんが 『長良川』 豊田譲  をお勧めします。直木賞作。この出版社には珍しく反戦がメインテーマです。  あとは、登山に興味のない方にはどうかと思いますけど、今年刊行の新刊で 『山嶽地帯行動ノ参考 秘』  軍国主義や戦闘の方法ではなく、高度で実践的なサバイバル本として読めます。

tahhzan
質問者

お礼

豊田譲さんですか。確か、ミッドウェー海戦の本も出されてますよね?それはこれから読むところです^^ 他の本も情報ありがとうございました😊

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