- ベストアンサー
超広角撮影と歪曲収差
スマホで超広角撮影すると歪曲収差により両端の被写体が倒れるように写ってしまいます。 これを修正するAIソフトもあるようですが、画像が劣化してしまうと聞いています。 そこでふと思ったのですが広角撮影モードでパノラマ写真を撮れば歪曲収差のない超広角写真になると思うのですが如何思いますか? なお、私スマホは未経験で只今androidスマホの購入を検討中です。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
はい、出来ます(^_^)/。 下は Zoom Lens を f24mm (35mm Film 換算 f36mm) にして 6 枚撮影した Data を横に繋いだ Panorama 写真です。……因みに写真左側の樹が倒れているように見えるのは広角 Lens だからではなく、実際に倒れ込んでいるもので、右端の木々が真っ直ぐ立っている事からも広角による歪曲は殆どない事が判ると思います。 収差にはいろいろあるのですが (典型的なものは Seidel の 5 収差と呼ばれるものがあります)、御質問者さんが仰るように広角 Lens として設計されていない Lens で無理矢理広角撮影すると画像両端が歪む歪曲収差が発生します。(広角用に設計された単焦点 Lens 等では殆ど発生しません) そこで、歪曲収差が殆ど発生しない f 値に Zoom Lens を固定、露出や Shutter 速度も固定して同じ条件で複数の写真を撮り、画像 Software で合成すれば歪曲収差のない画を得られます。……露出や Shutter 速度を固定しないと、写真毎に明るさが変わってしまい、繋ぎ合わせる際に明るさを揃えるべく補正をしなければなりません。 但し、広角と標準及び望遠の違いは視野角の違いだけではなく、奥行感の違いがより重要です。……視野角の拡張は Panorama 合成で出来てしまうのですから、そのために広角 Lens を用いるのは Panorama 化出来ない、動きのある対象でもない限りは必要ないとも言えます。 広角では距離感が伸長されて遠くのものはより遠くに、望遠では距離感が圧縮されて本当は遥かに遠いところにあるものが近くにあるものとそれほど距離の違いが感じられないように映ります。 この距離感覚の錯覚 (錯視) 効果を積極的に利用して、広角では広大な空間を感じさせたりします……賃貸部屋の広告とかは大抵広角で撮って部屋を広々と見せていますよね(^^;)。 下写真の 35mm Film 換算 f36mm という焦点距離は実際に肉眼で見た風景よりもやや奥行きが広がった広角気味のもので、実際の庭園はそんなに広いものではないのですが、広角撮影で Panorama にする事により実際よりも広々としたものに見せています。 逆に f40〜60mm よりも大きな焦点距離とした Lens で撮れば実際の庭園よりも奥行感が詰まった風景が映り込む事になります。 単純に視野角の広さを求めて広角で撮るのではなく、撮る対象をどう撮るかで、広角で撮るか、標準で撮って Panorama 化するかを考えて撮るのも面白いですよ。 素敵な Camera Life を(^_^)/
その他の回答 (1)
- okok456
- ベストアンサー率43% (2746/6352)
超広角撮影が出来るかはスマートフォンのカメラ機能、レンズによるでしょう。 https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/s6/function2.html 画像を自動的に合成しパノラマ写真を作る機能があります。 参考に https://www.android.com/intl/ja_jp/articles/333/ SONY Xperia ですと https://www.sony.jp/xperia/myxperia/howtoxperia/camera/function6.html Xperia8で玄関で撮影してみました。
お礼