北朝鮮のミサイル発射の目的
12月12日に、北朝鮮は、ミサイルを発射しました。
このミサイル発射の目的は、何でしょうか?
前回の4月の実験失敗から、8ヶ月しか経っておらず、異例だそうです。
目的のひとつは、確かに、実験のやり直しだと思いますが、16日には、日本の衆議院選挙があり、19日には、南朝鮮の大統領選挙があります。
この時期を狙ったのは、南朝鮮の大統領選挙のゆさぶりだと思うのが、普通ではないでしょうか?
台湾の総統選挙の最中に、中国が、台湾海峡にミサイルを撃ち込んだこともあります。
それに似ています。
それ以外の目的として、「6カ国協議を開催してもらって、食料・経済援助が欲しい」というのがあるんじゃないでしょうか?
「6カ国協議」は、北朝鮮に、食料・経済援助、そして、核開発する時間を与えました。
「6カ国協議」の議長国 中国は、インドへのけん制として、パキスタンに核技術を供与し、日本へのけん制として、北朝鮮に核技術を供与しました。
「夷をもって、夷を制する」という中国伝統の戦略です。
中国が、「北朝鮮の核保有に反対している」というのは、真っ赤な嘘です。
その中国が議長国の「6カ国協議」の目的が、「北朝鮮に核を放棄させること」なはずがありません。
4月に、北朝鮮がミサイル発射実験をした後、「6カ国協議」が開かれましたが、日本は出席しませんでした。
たった8ヶ月しか経っていない段階でのミサイル発射は、再度の「6カ国協議」開催を促しているんではないでしょうか?
日本を再び、「6カ国協議」に参加させ、その枠組みの中に閉じ込めて、核開発させまいとしているんじゃないでしょうか?
京都議定書も、TPPも、「6カ国協議」も、「大勢集まると、いいことがある」と思い込んでいる日本人独特の深層心理をついた罠なんじゃないでしょうか?
北朝鮮は、後継者についても、中国の承認を必要とする、完全な中国の属国です。
中国が、本当に、北朝鮮の核廃棄を望んでいるのなら、「6カ国協議」なんて、必要ないんです。
今回のミサイル発射の目的は、
1、実験のやり直し
2、南朝鮮の大統領選挙のゆさぶり
3、「6カ国協議」開催を通じた食料・経済援助
4、「6カ国協議」開催を通じた日本の核開発阻止
以上の4つでは、ないでしょうか?
「6カ国協議」は、”トランプ賭博詐欺”に似ています。
「北朝鮮をカモろうよ」と、日本が誘われて、ついて行くと、アメリカ、中国、南朝鮮、ロシアがいて、日本は、彼らを仲間だと思っていますが、実は、ほかは、北朝鮮も含めて、すべて、グルです。
北朝鮮が来て、初めのうちは、北朝鮮が、トランプに負け、損をしますが、そのうち、日本だけが、負け続け、大損します。
有り金すべて取られて、やっと、自分が、カモられていたことに気づきますが、賭博は、違法なので、警察に訴えることもできない、というオチがついています。
”トランプ賭博詐欺”は、東南アジアで広く行われている犯罪です。