>産んだ親に失礼だと思うし、誇りに思えないのかと思ってしまいます。
質問者さんは、自分の親御さんから「お前なんて産まなきゃよかった。お前がいるせいで自分の人生が迷惑を被っている」みたいなことをいわれたことはありますか。
おそらく、絶対ないと思います。自分の人格を否定されたり、ご飯を食べさせてくれなかったり、親の機嫌が悪いとその八つ当たり先として日常的に暴力を振るわれたこともないと思います。
でもね、実際はそういう子がいるんです。しかも結構な数ね。たぶん質問者さんのお友達の中にも誰かいると思います。お父さんは酔っ払っていることが多くて、酔ってると些細な理由で殴られるとか、お母さんがメンタルが不安定な人で、何か気に食わないことがあるとお皿をぶん投げてくるとかね。そんなに遠い話ではないです。質問者さんのクラスメートとか、友達にいるのです。ただ、それを隠してるだけなのです。
そういう目に遭っている子は、質問者さんのような子には自分の境遇の話を絶対にしません。なぜなら、そんなひどい親がこの世の中にいるということを質問者さんが信じられないから。
私は子供のとき、父親に殴られてました。肉体的な暴力もあったし、精神的な暴力もあった。どっちがキツかったかといえば、精神的な暴力のほうがよっぽどキツかったです。
小学校何年生のときだったか、友達のお父さんに映画に一緒に連れていってもらったことがありました。それでどういう話の流れだったか、父親に殴られるんだという話をしました。そのお父さんはとても驚いて「僕は息子を殴るなんて考えられない」といいました。そのことをとてもよく覚えています。
そのお父さんは「そういうことは許せない」と怒ってくれていたのだと思います。優しいお父さんですよね。でもね、そのとき、子供だった私はこう思ったのです。
「他のお父さんは息子を殴るのは考えられないのに、自分は殴られてしまっている。僕は父親にそんなことをさせるほど出来が悪い子なんだ」って。今でもよく覚えています。
私も「親ガチャ」って言葉は嫌いですけれど、でも実際に「親ガチャ」としかいえない生まれながらにしての運不運、幸不幸というのは実際に存在するのです。
自分の娘を「世話をするのが面倒だ」で、虐待の末に殺してしまった母親がいます。なぜ自分の娘なのにそんなひどいことをするのか。それはその子がパパ活という名の売春行為をくり返したときにできた子だからです。そもそもどこのオッサンの子供なのかも分からない。売春して食いつないでいるくらいだから、お金がなくて中絶もできず、だからなんとなく産んでしまい、愛情もわかずに虐待してしまうのです。
そしてこれがまた救いがない話なんですけどね、その母親も自分が幼少期には母親から虐待を受けていたのです。「虐待を受けていた子が大人になって親になると我が子に虐待する」というのは、実はよくあることなのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 国会でまでこの言葉が出たとは知りませんでした。それほどこの考え方が浸透しているんでしょうね。 親のお陰で生きていることに変わりはないはずなのに、よほど酷い虐待を受けていたら話は別になるかと思いますが、何もかもを育つ環境や過程のせいにするなんて我儘すぎますね。