遺産分割における生命保険の扱いについて

質問

例えば、相続人が3人の場合、1500万円が非課税で、それを超える分が相続税の課税対象になることは知っています。

具体例で質問させていただきます。

相続人は対等な立場のA、B、Cだとします。
生命保険はトータル1500万円で、BとCが配分50％ずつで受取人に指定されています。
従って、BとCは非課税で750万円ずつ保険金を受け取れます。
生命保険以外の相続財産は全部で7500万円です。
このケースにおいて、法定相続に則って分割すると、１、２のどちらになりますか？

１　生命保険分も合算して3者の受取分が等しくなるように分割する。
　　　Aは相続財産3000万円を受け取る
　　　BとCは相続財産2250万円＋生命保険750万円を受け取る

２　生命保険は無関係に相続財産を等しく分割する
　　　 Aは相続財産2500万円受け取る
　　　BとCは相続財産2500万円＋生命保険750万円を受け取る

また、生命保険が非課税枠を超える場合の法定相続に則った分割方法も教えていただけるとうれしいです。
具体的には、対等な相続人が3人いて、生命保険が2000万円でBとCが配分50％ずつの受取人、その他の相続財産が7000万円有る場合はどうなりますか？

回答No.2

f272 · ベストアンサー

対等な立場のA、B、Cというのが被相続人の兄弟であれば遺留分はありません。
対等な立場のA、B、Cというのが被相続人の子であれば遺留分はお書きになったとおりです。

お礼

再度ご教授いただき、ありがとうございました。 相続人は実子3人の場合を想定して質問いたしました。 最初の質問も含め、良く分かりました。 勉強になりました。

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回答No.1

f272

法定相続の場合は、生命保険金は受取人固有の権利であるため、相続分に影響はありません。従って
Aは相続財産2500万円受け取る
BとCは相続財産2500万円＋生命保険750万円を受け取る
ことになります。生命保険が2000万円であっても結論は変わらずA、B、Cは相続財産を2500万円づつ受け取ります。
ただし生命保険金が特別受益とされる場合もあり、その場合にはもちもどしが問題になります。
特別受益とするかどうかは、保険金の額、この額の遺産の総額に対する比率のほか、同居の有無、被相続人の介護等に対する貢献の度合いなどの保険金受取人である相続人及び他の共同相続人と被相続人との関係、各相続人の生活実態等の諸般の事情を総合考慮して判断します。

お礼

追加質問にもご回答いただきありがとうございました。

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補足

大変分かりやすいご回答ありがとうございました。
特別受益等の問題がない場合、B、Cの遺留分は、
7500万円×1/3×1/2＝1250万円であり、仮に遺言書にすべての財産はAに贈ると書かれていたとしても、BとCは、保険金とは別に1250万円までは相続を主張できるという理解でよろしいですか？

追加質問で恐縮ですが、教えていただけると嬉しいです。
よろしく、お願いします。