半僧半俗について

質問

こんにちは。どのカテゴリで質問するべきかひどく悩んだのですが…。
カテゴリ違いでしたらすみません。

先日観た映画「ヴァン・ヘルシング」中、ローマのカトリック教会に
属する半僧半俗（フライアー）のキャラクターが出てきたのですが、
半僧半俗とはどういったものなのでしょうか？
作中では汚い言葉遣いをしたり、異性との性交渉が可能だったりして
いたのですが…。
実際の半僧半俗の方の生活、職の定義などがわかると幸いです。
よろしくお願いします。

回答No.3

sophia35 · ベストアンサー

度々すみません、＃２です。

あれからつらつら考えたのですが、彼を行動を踏まえたうえで何とか僧職として定義するのでしたら、時代は異なりますが「騎士団」あたりが妥当かもしれませんね。
テンプル騎士団や聖ヨハネ騎士団などが有名ですが、所謂「僧兵」と考えていただけたら分かりやすいと思います。

貴族のカデット（次男以下の男子）が、こうした騎士団に多く志願して入っており、有事には騎士団員として第一線で戦闘していましたが、平時には普通に修道僧として修道院のような騎士館などで祈りの日々を送っていました。しかし、戦闘に従事する血気盛んな若き男性ですし、中身をあけれそんな禁欲的な生活はしていなかった事が分かっていますよ。テンプル騎士団などは、金貸しで財を成したりもしていましたしね・・・

有事には法王の命でヴァンパイア退治（戦闘）に赴く、血気盛んな修業僧・・・これだと当てはまるような気がするのですが、如何でしょうか？
因みに騎士団は検索すれば沢山ヒットします。私の浅い知恵ではなく、もっと奥深い話が沢山ありますよ。本だと塩野七生の「ロードス島攻防記」などが、分かりやすくて面白いと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101181047/qid=1096207279/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-5435647-5016329

何度も失礼いたしました。

お礼

sophia35さん、お礼が遅れてしまい大変申し訳ございません。
仰る通り、半層半俗のカールのことでした。カトリックの半層半俗が実在しないという
ことだけでも充分な収穫でしたが、加えて類似の職についても詳細なご回答ありがとうございます。
修業層と騎士団についての情報とても参考になりました。実際映画でも聖騎士団の名前などが
出てきていましたので、属性的にもその辺りが近いのかもしれませんね。

回答No.2

sophia35

こんばんは。

半僧反俗・・・？連れ合いが見てきてあらすじは知っていますが、それはカールの事でしょうか？
もしそうであったとして、半僧半俗は仏教徒に由来する言葉なので、彼を現カトリック聖職者ととして当てはめるのなら、修業僧に当てはまると思います。

修道僧はカトリック教理を修めて、修道院で他の僧と共同で自給自足の隠遁生活をしながら一生をそこでのみ暮らしますが、そこへ入る為の見習いをしているのが修業僧だと聞きました。ですので、完璧世俗と離れているわけではありません。但し、本当の修業僧の人はきちんと戒律を守り、清く正しい生活を送られていると思いますので、彼は単にキャラクターと際立たせる為に、面白おかしく描かれた破戒僧・・・が一番近いかもしれませんね（苦笑）

詳しくは＃１さんがご回答されているので、キャラクターを下敷きとした見解として、ご参考の一部に加えて頂けたら幸いです。

回答No.1

tomotaro

映画上のキャラクターだとおもいますよ。
映画は見ていませんが１９世紀の設定とのこと

半僧半俗は教義的にあり得ません。
叙階の秘跡を受けることにより「司祭」になるわけですが、「司祭」である以上「僧？」には違いなく、まれに還俗するばあいは「司祭職」は停止されます。

なかには汚い言葉を使ったり、ふしだらな生活をする「司祭」もいるかもしれませんが、それは「半僧半俗」にはなりませんよね。

また、「司祭」でなく一般人が教会の仕事をする人もいますがそれも意味が違うと思います。

ちなみに、昼間は一般人と同じように普通に働き、それ以外の時間は修道生活を送るシスター達もいますがまったく逆ですよね。

そういう事から「おとぎ話」だと思います。

お礼

早速のご回答ありがとうございました。
私も映画限定の設定なのかと思ったんですが、「半僧半俗」で検索すると
何件もヒットするので、そういう職（？）が実在するのだと思ったのです。
ただヒットしたページはほとんどが仏教による「半僧半俗」だったので
西洋の宗教ではありえないということなのでしょうか。

宗教にはあまり明るくないので「叙階の秘跡」はとても参考になりました。
他にも様々な形の生活を送る人たちもいることがわかって勉強になりました。
ありがとうございました。