マイナスイオンが発見された当時の正体は,「水」だと考えています。
マイナスイオンが多く存在している場所として認められているのは,ほとんど水辺なのですから,間違いはないと信じています。
また,水は,水を構成する原子の並びが,「H-O-H」のように横一直線に並んでいるのではなく,原子の結合に傾き(角度)があるため,ある部分では電気的にプラスに傾いていますが,それ以外では電気的にマイナスに傾いています。
そのため,水辺では,計測に工夫をしますと,プラスを示すこともありますが,ただ計測しただけでは,マイナスを示してしまうようになっていると考えています。
マイナスイオンドライヤーというものがあります。
このドライヤーから発生しているものは,どのように計測しても電気的にマイナスを示します。
それも当たり前のことで,マイナスイオンドライヤーが発生しているのは,オゾンなのです。
オゾンというのは,酸素原子が3つの分子構造をしています。
そのため,どの角度から計測しても,必ず,電気的にマイナスを示すようになっています。
というように,マイナスイオンというのは,分子構造の関係で電気的にマイナスを示すものを指していると理解して良いと思いますよ。
さて,具体的にどこにどう良いのかと言うことですが,水の場合は,生命の根本に関わることなので,これは精神を安定させる効果があります。
ただし,マイナスイオンである必要はありません。
水の飛沫そのものの効果です。
オゾンの場合,これもマイナスイオンである必要はありません。
例えば,マイナスイオンドライヤーですが,髪の毛が濡れた状態で,マイナスイオンドライヤーでブローし,その際,クシやブラシで髪の毛を梳かしますと,髪の毛に艶が出るため,髪の毛の傷みが消えたように感じてしまうでしょう。
これは,濡れている髪の毛の水分に,マイナスイオンドライヤーが発生したオゾンが溶けて「オゾン水」となり,硬いタンパク質であるキューティクルを溶かし,その状態の時にクシやブラシで髪の毛を梳かすため,キューティクルの開いている部分が均されますので,髪の毛に艶が出るのです。
といっても,一時的には,キューティクルの開きが閉じますので,確かに髪の毛の傷みは消えるでしょうが,このようなことを続けてしまいますと,キューティクルがどんどん薄くなってしまい,最後には,欠損してしまいます。
また,クシやブラシで梳かさなくても,オゾン水が,キューティクルに穿孔をあけてしまうことも考えられるのです。
ちなみに,電気的にマイナスイオンを大量に発生させるとしますと,一番簡単なのは,放電によるオゾンの発生でしょう。
なお,プラズマを発生させているとしている製品も,実際は,放電を利用していますよ。(大気中にプラズマを発生させるには,想像もつかないくらいの電圧が必要になります)
同じオゾンを発生させ,マイナスイオンと言わず,「除菌イオン」と言っているものがあります。
これは,マイナスイオンドライヤーと同じ理論で,発生させたオゾンを空気中の水分に溶かし,空気中の雑菌のタンパク質を溶かしていると考えられます。
潔癖性が多い日本人には,大受けの製品化もしれませんが,長い期間,雑菌に触れていませんと,思わぬ病気に罹ってしまうことが報告されています。
例えば,東南アジア諸国に旅行したとき,「現地の生水を飲むな」と注意されるのは,日本人くらいだそうです。
米国やヨーロッパなどの人々は,日本人ほど潔癖性ではないため,大丈夫なのだそうです。
つまり,マイナスイオン云々といわれる前から,日本人は菌に対してた異性が弱いのに,マイナスイオン(オゾン)によって,除菌された部屋で生活し続けていますと,もっと,菌に対する体制が弱くなってしまうことでしょう。
といっても,これらのことは,私個人の考えです。
ですから,マイナスイオンが体に良いのかどうか,その判断は任せます。