>マイナスイオンについて
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確か、あるある大辞典という番組で取り上げ、健康ブームに乗って色んな機器に搭載されています。
しかし、マイナスイオンの原理効用と制約を正しくは伝えていないと思います。《順不同》
◇マイナスイオンの主な物はオゾンや活性酸素の類だと思います。
それは、血液の白血球のように悪性の菌への抵抗・殺菌力は重要ですが、同時に良性組織への影響、発がん性についても注目されており、両面の認識とコントロールが重要であります。
◇良く言われるのが、森林での爽快感や滝の傍でのリラックス感(レナード効果)ですが、自然界では大量・連続の※発生にてその効果効用が起こると考えられますが、一方で人為的な方法での発生は数量やマイナスイオンの寿命(半減期)が非常に短い、不安定な為にその効果効用にも期間と範囲に時間・距離・範囲の制約があります。
※雷:電圧、滝:水圧にて、プラスとマイナスのイオンが発生していますが、寿命(数秒)や周辺環境(他の元素と酸化還元結合して消滅)で、大半は安定した水蒸気(水・氷)となる。
◇我々の暮らしや生活環境では、プラスイオンが多くなりバランスが取れていないので、一般的にはマイナスイオンを供給してバランスを取る事が望ましいとされている。
※一般的な特性は
プラスイオン:血圧を上げる、自律神経を緊張させる。
マイナスイオン:血圧を下げる、自律神経を安定緩める。
そこで、プラスイオンを悪者VSマイナスイオンを正義のように例える場合が多いが、あくまでもプラスとマイナスのバランスが大切であり、壊れやすい両方のイオンが存在できるような環境・空質がより重要です。
その為に、効果効用を目的の安全性と合わせ、実験実証が不可欠であり、その点を我々は見極め、チェックをし、費用(コスト高)対効果(効用とメリット)を判定しなければなりません。
◇また、防菌・防カビ・防臭・静電気の除去にも→多くの場合は原因物質細胞にマイナスイオンが働き、効果が期待されている。
◇ところが、マイナスイオンだけではプラスに帯電した物を中和、還元できてもマイナスイオンのデメリットや有害作用には効果が無く助長する可能性まである。
*マイナスに帯電した菌・細胞・悪臭には効果が出ない。
*マイナスに帯電した静電気には効果なし。
*マイナスイオンの代表である活性酸素類は発がん物質でもある。
◇発生方法としては、雷の原理と同じく、高電圧による水分子の分解をプラズマ放電で行う。
その中のマイナスイオンの効果を強調しているのが→マイナスイオン搭載のドアイヤー(静電気や乾燥による毛髪の傷み防止)、エアコンや空気清浄機(空気の清浄、リラックス感、脱臭、防菌防カビ)
◇ドライヤーとか加湿器、空気清浄機、エアコン等でマイナスイオンを特徴としているが、多くの場合は発生量が少なく限定目的に対しての期待?でありますが効果効用の実証は疑問です。
特に屋内空気の中に、大量に活性酸素(オゾンや水酸基ラジカル)を放出し続ければ、生態系への影響や人間にとっても悪影響も危惧され、環境基準で規制されている。
※環境基準でオゾンは確か0.05PPM以下
従って、質問への回答並びに見解としては
マイナスイオンは理論的に効果効能の期待できる物だが、副作用やデメリットもあり、プラスとマイナスのバランスが重要。
人為的にマイナスイオンは効果を保証するほどの大量放出は出来ないので、「無いよりはまし程度の」効果効用も過大評価&誇大宣伝だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど。マイナスイオンと呼ばれているものは、陰イオンのことを指しているのではなくて、主にオゾンや活性酸素のことを指しているのですね。ですが、活性酸素ってラジカルのようなもののことですよね。どちらかというと酸化力があるので、プラスよりな気がしますが…^^; オゾンも普通にO3ですよね。。 オゾンや活性酸素の類にはレナード効果があることは実証されていることなのでしょうか? オゾンの毒性による殺菌や洗浄などはよく聞きますし、活性酸素もその酸化力による老化やガンなどは聞きます。ですが、リラックス効果は聞いたことがないです^^; 「主なもの」ということで、もしかしてリラックス効果のあるマイナスイオンと、オゾンや活性酸素は別物ですか…? また、後の回答にあるプラスイオンとは陽イオンのことでしょうか? だとすると、陽イオンと陰イオンの対比ですよね。 でも、マイナスイオンは陰イオンのことを指しているわけではないんですよね。。 ちょっとこんがらがってしまいました・・・