混泳についてはグッピーはメダカと遠い親戚なので混泳は別に問題ありませんが今後も熱帯魚を飼われて増やして行こうとお思いであればトリートメントについて一寸とお聞き下さい。
私は昨年まで120cm×60cm×60cmで250Lの水槽にディスカス15匹、エンゼルフィッシュ3匹、カージナルテトラとネオンテトラ約200匹、コリドラス各種のジュリー、ステルバイ、パンダおよび青・赤・白コリドラス等10匹ずつ、ヤマトヌマエビ8匹を飼っていましたので中には病気になったり怪我をしたりして体調を崩す魚も出できますがその時に真っ先に取った方法はその魚を隔離して塩水浴をさせることで初期症状の場合は殆ど完治しました。
そしてアクアショップで新規に購入してきた魚は色々病気を持っていたり怪我をしていたり東南アジアから狭い袋に詰め込まれたストレス等がありますので小さなトリートメント専用水槽を作っておいて1週間程は塩水欲かメチレンブルー浴のトリートメントをしてから本水槽に入れていました。
病気を持った魚をいきなり入れると水槽に蔓延してしまう恐れが大ですからです。
と言うのは同じ水槽でディスカスを20匹程飼っていて長く付き合っていて安心できる大きなショップからディスカスの稚魚を買ってきて過信してそのままトリートメントしないで入れたところ当時蔓延していたディスカスエイズといわれる難病に罹っていたため1週間程でディスカスのみ全滅した苦い経験をしています。
ところで市販の魚病薬の成分表をみるとその大部分にNaClが入っています。
つまり塩化ナトリゥム「塩」です。
塩には薬としての効能があり水の中の生物は魚も含めてその体表は常に水と接していますが体表の内側と外側で塩分濃度が違うと水分は塩分の濃い方へ移動します。
白菜の漬け物を作るときには塩をいっぱい振りかけますが数日すると漬け物桶の中に水が出てきます。
これは白菜の中の水分が塩によって外に引き出されたことによるものです。
真水の中の病原菌や寄生虫を塩水の中に入れると水分が体の外に出てしまい体がしぼんでしまうそうです。
つまり塩水で殺すことができるのです。
逆に海水(塩分濃度は3.5%)のような塩水に棲む病原菌や寄生虫を真水で殺すことも可能です。
塩水浴は通常は0.2%位の塩分で行います。
水1リットルに対して塩2gを溶かしたもので60cm水槽なら約50リットルの水量がありますので約100gの塩を溶かします。
既に魚が入っている水槽ならこれを大きめのコップなどで溶かしてから30分で1/3ずつ1~2時間位かけて少しずつ水槽にいれていきますが濾過バクテリアは弱りますので注意が必要です。
塩は副作用がありませんので濃度を間違えなければ安心して使える安い薬ですが使用する塩は天然塩に限ります。
塩水浴水槽を立ち上げた時はフィルターの中の濾材にまだバクテリアが繁殖していませんのでそのまま水槽に塩を入れて塩水浴させてもかまいませんが既に立ち上げてから数か月経過した水槽ではフィルターの濾材や底砂の中にバクテリアが繁殖していますのでこの水槽に塩を入れるとせっかくのバクテリアが減ってしまいますので必ず別水槽にしましょう。
アクアショップには色々な治療薬がありますが大変強いものが多いのでもし塩水浴で直らなかった場合の治療薬はメチレンブルーからスタートしましょう。
下記サイトもご参照下さい。
お礼
さっそくのお答えありがとうございました。 また具体的な目安も教えていただき、とても参考になりました。 大き目の水槽ですか…。そういう選択の仕方もあるんですね。 ありがとうございました。