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ワイヤーで薄くスライスして切り出す際の反りをなくす方法はある?
- ワイヤーで薄くスライスする際の条件や加工方法で反りをなくす方法はあるのでしょうか。
- Sodick AQ537Lを使用し、Co耐熱合金のブロックから1.6*200*20をスライスして切り出す際、反りが発生してしまいます。
- ワイヤーで薄くスライスする際に反りが発生する問題の解決策を教えてください。
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ワイヤーカットは電解加工みたいな錯覚を起こしやすいですが、実際はアーク溶断で発熱が凄いので、薄手方向で切り出しやると温度変化でバイメタル様になり形状変化は避けられません。 液浸でやられているとは思いますが、それでも放熱が追いつかず、加工後冷えることで形状変化していると思われます。 実験的には、補助ノズルが最低4つは着いていると思うので、それを全部切断部にぶつけて見て下さい。それで放熱が追いつけば曲がらずに済むと思います。 ただ、それやると最後のヘソ切りで間違いなくワークが吹っ飛ぶので、吹っ飛び防止のワイヤ逃げ溝切ったCクランプのような特殊治具作る必要は有ります。 それで追いつかない場合、クーラントクーラーやポンプ追加、サブゼロクーラント噴射が必要になりそうですが、実現可能かは予算との戦いになると思います。
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- kuroneko2020
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切断面表層は溶融凝固層なので、どうしても引張残留応力が発生します。冷却条件では防ぎようがない。 両面とも同じように切断しているのだから、両面の応力がバランスしていれば反らないとも考えられます。ではどうして反るのか。 (1)元々の材料にワイヤカットとは別の応力が残留しているから。 切断母材は焼きなましてありますか。 (2)母材側と薄板側で発生応力が異なるから。 反る方向は母材側と薄板側とで、常に一定方向ですか。それともバラバラですか。もし一定なら、冷却方法を調整すれば応力がバランスする可能性があります。 その他に、放電条件により発生応力を軽減することもできるようですが、私には説明できませんので、参考資料だけ。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jseme1968/17/33/17_33_1/_pdf/-char/ja
お礼
回答、また参考URLまでありがとうございます。 一読させていただきます。
お礼
早い回答ありがとうございます。 補助ノズルを使用してチャレンジしてみたいと思います。