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FE103NV2

FE103NV2を検討しています。 F特を見ると2kHzあたりが10dBほど凹んでいます。 これは意図的にこういう設計なのか、性能が悪いから凹んでいるのか、どちらなのでしょうか? 宜しくお願いします。

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  • gunsin
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回答No.1

どの様なスピーカーでも、周波数特性上で、ピークとディップ が存在します、この事がそのスピーカーの音色の特徴として 現れます。 要因はコーン紙の分割振動やセンターキャップからの放射音による 音の干渉、等々、複数有ります。 ディップは再生時に補填され埋もれるので、余り問題とならないの ですが、ピークの方は音楽再生で支障をきたす場合が有ります。 FE103シリーズは登場以来、歴代で8Khz付近にピークが有りました。 シンバルの再生域なので、音が明瞭になって良いと好評のユーザ がいて、耳に刺さると嫌厭するユーザがいました。 FE103NV2は、問題のピークが無く成って居ますね、半世紀掛かり ました。 >これは意図的にこういう設計なのか 出力音圧は意図的に、コーンの重量を変えたりして、製造出来ますが、ディップとピークを意図的に造る事は、簡単には出来ない様です。

noname#257017
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回答No.2

はじめまして♪ 意図的に、、と言いますか、他の部分を優先にした結果、と考えて良いと思います。 性能が良い?! と言うのは、確かに「フラット」な状態ではあるのですが、同社の開発部は「特性が良いから、良い音」とは判断していません。 まぁ、そういう需要もあるので、OEM用などには「特性優先」とした製品も量産していますけれど。。。 FOSTEXブランドで単品販売するには、無難ではあるが特徴のない音ではだめ、と言う考え方もあるようで、小口径ユニットは技術陣でも「手に持って音楽を聞いてみる」と言う人がいるくらいです。 技術陣だけではなく、きちんとサウンド評価を行う「テスター評価」が当然優先ですけれどネ。 やや「元気すぎ」とも言われた103系の、耳障りな部分を解消しながら、現代的に求められるサウンドに変えてきた。と考えて良いでしょう。 私自身は、正面の特性よりも「30°」の特性図を眺めてみたりします。ここの特性としょうめん、60°との違いが、何か意味がある。と予想していて、その上でインピーダンス特性図と合わせ、どんな個性がありそうかなぁ〜、と考えを巡らすのも楽しみなんです。 さて、新型のNV2ですが、シリーズ共通の3kHz以下は角度差で大きな差異が出ない範囲ですねぇ。そして歴代のユニットからおおよそ2kHz前後はレベルが低くなっています。 現実的な聞こえ方として、1.5kHz〜3kHzが強いと、低音も高音もでていない?と言う印象に繋がりやすくなります。この辺りの帯域は、人間の聴覚として最も感度が高いので、その範囲だけやや抑えてくれる事から、より広帯域に感じやすくなるのです。 そして、この帯域は「声」などの倍音、特に3次あたりが多くなる部分なので、これが強くでないことで、荒さが少ない「声」に感じやすくなる可能性があると思われます。 この意味では「元気」だった少しヤンチャな世代から、アダルト(大人)のサウンドに成長してきたのかも、、と予想してみても悪くないと思います。 古い時代の同ブランドにおける「特性図」は、スイープ信号の速度を高めたか、記録ペンの動作条件を滑らかにしたのか、細かなピーク&ディップが見えにくくなっていました。今回の資料を眺めますと、割と他社の特性図と同じような表現に変えてきたかな?って思えます。 インピーダンス特性では、Foではなく、上側の盛り上がりが、過去のシリーズではおおよそ2kHzで、今回のユニットは1.2kHz辺りでしょうか?これは振動板サイズとか基本的な部分からの影響が大きく、簡単に変える設計はできません。(全く違う振動板とか口径とかになりますと、サウンドキャラクターもガラリと変わり、別シリーズ製品になっちゃいますものねぇ。) 利用帯域が限られたユニットでは、利用外の帯域でのデメリットが大きくても、、と言う設計も出来やすいのですが、全体域ユニットでは、どこかを改善しようとして、犠牲になる部分が大きくなったりしては失敗ですので、特性図よりも聴感による試行錯誤からの結果。と考えて良いと思います。 あ、そうそう。私個人としては古いF E-83が、聞き流し用に大好きなユニット。低音は出ません、大きな音も出せません。でも女声ボーカルが綺麗に感じられるので、、、。弱点が多すぎですが、、、(笑) この意味では103系は元気な音のオールラウンダー、と言う認識でした、最新機種は「元気なだけが取り柄じゃない」と言う、もっともっと懐の深い本格的なサウンドが期待できそうかなと、期待しています。

noname#257017
質問者

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