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これはなんの幼虫ですか?

この虫なんでしょうか? バケツ稲の収穫の後放置していたら、 水が溜まった容器の中で幼虫を見つけました。蛾の繭を食べているようです。 調べるとガムシの幼虫に似てますが、 もっと小さいようで足も短く、 体全体が薄い膜に覆われているようです。 尻尾が水面に出ており、 空気を吸っているように見えます。 何匹もいます。 もしご存知の方がいたら教えてください。 よろしくお願いいたします。

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回答No.1

これは一般に「オナガウジ(尾長蛆)」と呼ばれるハナアブの幼虫ですね。長く伸びた尻尾は人間が海に潜る時に使うシュノーケルと同じで、これを水面に出して息を吸っています。 - "オナガウジの観察": http://meguru.s369.xrea.com/repo/repo_01.html オナガウジの仲間は水中で暮らしながら、エサは主に "デトリタス" と呼ばれる、水底に溜まった枯れ葉や生物の死骸が腐って泥になって溜まったモノを食べて育ちます。因みにカの幼虫であるボウフラなんかも同じ生態です。画像のシーンはたまたま水に落ちて来たガのサナギを食べようとして、まだ新しくて表面の殻も硬かったので諦めて離れていったのだと思います(基本的には腐って柔らかくなったモノしか食べれないので)。そうやって泥を食べながら大きく育ち、やがてサナギなって羽化して成虫のハナアブになって空に飛び立ちます。 見た目がかなりショッキングというか、まあ気持ち悪い?ので、初めて見た人は何か害をなす謎生物ではないかと誤認しがちですが。まあ普通に日本全国、割とどこにでもいる国産生物です。前述の様な生態ですすので、水のきれいな清流では無く、どちらかと言えば濁ったドブ川的な汚い水の中に居る事が多いですね。長年、使われずに屋外に打ち捨てられたバケツに溜まった水の中とか。汚く思うかもしれませんが、この様なデトリタス食の汚物を食べて分解してくれる生物が居るから、池や水路が汚物であふれ返る事無く時間が経つと共にやがては元のキレイな水に戻って行くのです。 因みに成虫の「ハナアブ」はこんな感じです。 - "ナミハナアブ": https://mushinavi.com/navi-insect/data-abu_hana.htm ハナアブの種類は非常に数が多く、日本だけでも数百種類はいるかと思われます。その中で幼虫が "オナガウジ" になるのは「ナミハナアブ亜科ナミハナアブ族(Eristalini属)」のハナアブの仲間ですね。それでも100種類くらい居ますけど…。

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