国民の生活に関わる危機でしょう。
日本は多くの品物を輸入に頼っています。
特に判るのは、小麦ですよね。急激に食料品が値上げしています。
小麦は国が外国から買って、国が国内の企業などに売っています。
そこにも補助金を投入して、売り渡し価格を下げようとしていますが、もう太刀打ちできないのでしょうね。
さらに言えば、エネルギーもそうですよね。
原油価格が安定していても、ドル買いなので円安になれば原油は高くなります。
それを精製してガソリンなどとして売られますが、元が高くなっているので売値も高くなる→輸送産業がダメージを食らうので輸送量が高くなる、その分消費者に転嫁される。
電気も火力はガスや重油などを燃料として使いますから、原料費の高騰で消費者に降りかかってきます。
消費者の方は報道でも判るように、ここ20年収入が増えるどころか減少傾向にありますから上記のことなどで家計を直撃します。
かたや輸出産業はというと・・・平成に入った頃の円安は歓迎されていました。
日本から輸出していましたからね。
今、輸出産業の多くは、現地調達現地生産が多く、円安によるメリットはあまりなくなっています。
電子機器や自動車(多くは現地生産していますが)など、日本で作って海外に輸出する場合としても、半導体などは結局輸入なので部品代が高騰します。
国内向けの電化製品にしても同じで、昨日パナが電化製品の値上げを発表しましたが、驚きはその上げ幅です。
物によっては、最大45%の値上げって同じ物を購入するのに1.5倍も値段が変わってきます。
ものも安心して買えないですよね。
日銀総裁は、金融緩和が経済を下支えしていると利上げをしないと言い張ってましたが、時すでに遅し感があります。
平成初旬の頃のような、家庭収入が右肩上がりなら多少のインフレも理解できますが・・・
お礼
ありがとうございます。