ウルトラマンのハヤタ隊員は、なぜ科特隊をクビにならないの?
黒部進さん演ずるところのハヤタ隊員は、作品中では科学特捜隊の副キャップ的な地位にあるようです。
作品中でイデ隊員が、「ウルトラマンさえいれば俺たち科特隊なんかいらないんじゃ…」といって悩むシーンがありますが、よく見るとそうではなくて、結構科特隊だって活躍しています。少なくともウルトラマンの力だけでは怪獣を退治できなかったことが多々あります。
特にアラシ隊員のスパイダーショットは、ドドンコの眼を狙って失明させたり、ゴモラの尻尾を焼き切ったり、最後はウルトラマンが倒すにせよ、ウルトラマンの闘いの手助けを大いにしています。
ところが、ハヤタ隊員はいよいよピンチ、という肝心なときになるといつもウルトラマンに変身してしまうのですから、つまりは怪獣退治には一度も貢献したことがないはずです。で、ウルトラマンが怪獣を退治して空のかなたに去っていった後で、「お~いっ」とか手を振りながらいつも現れます。
これは、ウルトラマンが怪獣と闘っている間、どこかに隠れて震えていた、職場放棄! 敵前逃亡! と判断されても仕方の無い行為です。
こんなハヤタ隊員がどうしてクビにならないのでしょうか。どうして、副キャップ格でいばっていられるのでしょうか。