- ベストアンサー
ヒメカツオブシムシ?虫の名前と対処方法を知りたい
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
画像の印象から恐らく「ヒゲブトゴミムシダマシ」か「ヒゲブトハムシダマシ」のいずれかではないかと思います。自分の印象だと「ヒゲブトゴミムシダマシ」かなとも思いますが…この添付画像1枚のみで正確な種名を同定するのは困難です。 - "ヒゲブトハムシダマシ": http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/09kochu/gomidama/higebutoha/index.html - "ヒゲブトゴミムシダマシ": https://mushinavi.com/navi-insect/data-gomimusidamasi_higebuto.htm どちらも "ダマシ" と付いていますが、昆虫分類的には同じ甲虫目ゴミムシ科に属するオサムシ類の仲間になりますね。この画像の個体種の様に小さいモノは「ゴミムシ」と呼ばれる事が多いです。質問者が想起した「カツオブシムシ」と同じ甲虫目ではありますが、少し習性や生息域などが異なる昆虫種です。 素人目には同じ「黒くて1cm弱程度の小さな甲虫類」にしか見えないと思いますが…カツオブシムシ類はどの種も全て「頭と体の間にくびれが無く全体的にまん丸」が特徴です。逆に言えば「頭や胸、胴体のなどにそれぞれ区別が付く」のであればカツオブシムシでは無く何か他の昆虫種です。まあ一般家庭や屋外などで普通に出くわす可能性がある甲虫類であれば、十中八九それらは「ハムシ」か「ゴミムシ」ですね。 で、害はあるのか?という事ですが…ハムシなら完全無害で、ゴミムシならほぼ無害だけど場合によっては多少の害?ありと言った所でしょうか。具体的には「ハムシ」の仲間はその名の通り、葉っぱの虫なので植物の葉が主食であり、ゴキブリやカツオブシムシの様に家屋内の備蓄食料などを食い荒らす様な事はありません。病害虫を媒介する事も無いですし、人やペットを刺したり、毒でかぶれたりする事もありません。ただし家庭菜園などを営んでいるのであれば、前述の通り葉っぱなどを食い荒らされる可能性はありますね。 ゴミムシもまあ実害はほぼ無いですが、幾つかの種類は防御機構として「毒ガス」をお尻から噴射する種類がいます。これは非常に臭くて服や肌に着いたら1週間は臭いが取れないと言われています。またこれらが目に入ったりすると痒くなってかぶれたり、最悪の場合は視力低下などの障害を負う事もあるので要注意です!ただしこの画像の個体に該当する種にはその様な凶悪なヤツはいないので、ひとまずは安心と言ったところでしょうか。たまにペットとかが知らずにじゃれ付いて、それで強烈なガス攻撃を喰らって七転八倒したりする事はあります。 通常、ハムシダマシもゴミムシダマシも野外の森林などに生息しているタイプの昆虫なので、屋内に出没する事は珍しいのですが。質問者は頻繁に目にするみたいなので、もしかしたら近隣に生息地があって、そこからやって来ているのかもしれません。この手の甲虫類は生息地から遠く離れていても、夜間に都市部や住宅街の灯りに誘われて飛来する事がよくあるので。 気にしなければいいと言えばそれまでなのですが…家屋内に侵入されて困っているというのであれば、月次ですが戸締まりをしっかりするとかしか対策は無いですね。小さな昆虫類なので、なかなか人目には気付き難い数mm程度の僅かな隙間からでも入って来たりしますので。殺虫剤とかは余り効果が無いと思います。その時は一時的に駆除出来ても、次の日にはまた別のヤツが同じ様に飛来するだけなので。 後は「ハッカ油」とかですかね?1滴、垂らして置くだけでゴキブリを始めとしたほとんど全ての昆虫類がニオイを嫌がるため、2~3ヶ月は寄り付かなくなります。ただしこの効果は昆虫以外にもビシバシに効きますので、アレルギー体質とか敏感肌の人は耐えられなくなりますね。また犬猫などのペット類にも悪影響が出る可能性が高いので、ご利用は計画的に慎重にと言ったところでしょうか。
お礼
丁寧なお返事をいただきありがとうございます! 2種の画像を検索してみましたが、そっくりです! 実害がないということもあり、殺すのもなるべく避けたいので、おっしゃるようにハッカ油を試してみようと思います。 ありがとうございました。