Biolinguist の回答履歴

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  • フランス語の聞き取りに関して

    以下のような文章を聞いたときに、2文ともまるで同じに聞こえてしまうのですが、耳もせいでしょうか。 Elles parlent anglais. Elle parle anglais. 5-6年前に一度フランス語を学んでいましたが、その時学んだことも忘れておりまして、再度1からの出発で、初歩的な質問で申し訳ございませんが、同じような発音に聞こえてしまうのです。これを乗り越える方法を教えてください。実際にフランス語を話す機会があるわけではなく、すべてネット上のアプリから聞こえてくる音ですが、実際は微妙な違いがあって聞き分けられるのでしょうか。

  • フランス語の it に関しまして、

    It is betterと述べたいところですが、以下のようになるとおもいます。 C'est mieux Ca va mieux Il est mieux 上の文章ですが、同じ意味にとれると思うのですが、実際の意味と使う状況が違うと思うのですが、教えてください。2番目に関しては it is going betterともとれますが、また3番目に関しては He is better とも訳せるのですが、混乱しています。とくにC'estとil estはまるで互換性があるかのように見えますので、是非その使用方法、本来の意味を教えていただければ助かります。

  • lumière rasante とは?

    lumière rasante 放牧光? フランス語の文章を翻訳していると出てきました。科学調査の一種のようですが、よく分かりません。よろしくお願いします。

    • pony09
    • 回答数1
  • 問題集の文章の意味不明です。

    解いている問題の文章か以下のような物でした。 il rend visite a son amie. この文章は以下のように書き換えられると思うのですが、 Il visite a son amie. とも書けるのではないか、なぜrendという動詞が必要なのかという疑問です。 もう一つの疑問はrendが慣用的に必要だとするならばrend visiteではなく以下のように書くのが正しいのではないかという疑問です。 Il rend visiter a son amie. 問題文が間違っているとは考えにくいので、混乱しています。よろしくお願いします。

  • フランス語のton, taの使い方ですが、

    「あなたの好みの女優は誰ですか」をフランス語に直しなさいと言う質問ですが、以下のように回答しました。 Qui est ta actrice preferee? ところが正解は Oui est ton actrice preferee?が正解でした。名詞が女性名詞の場合(actrice)その前には当然 ta が来ると思ったのですが、tonと男性名詞を修飾する単語が正解なのに驚き、困惑している次第です。なにか特別な理由があるのでしょうか。 教えてください。フランス語の初学者です。

  • フランス語の意味が判然としません。

    教えてください。以下の4行はある有名な讃美歌の一節なのですが、最後の行の意味が取れません。 Quel ami fidèle et tendre Nous avons en Jésus-Christ, Toujours prêt à nous défendre Quand nous presse l’ennemi! 上の最後の行ですが、もしnousが主語であれば、次の動詞はおそらく pressonsとかになると思うのですが、presseになっています。ということはこれの主語はL'ennemiなのかなと思われるのですが、フランス語ではこのような語順ありなのでしょうか。まだわずかな知識しかありませんが、 Quand l'ennemi nous presseであれば納得できる意味になるのですが、長い間謳われてきた歌ですので、間違いがあるとは思えず、途方に暮れています。 フランス語の初学者ですので、かみ砕いた解説をいただけると助かります。 Quand l'ennemi nous presse

  • 動詞「知る」の使い方について

    「知る」という動詞は変化動詞で、普通は「知る」という行為のあとの状態を表す「知っている」「知っています」というテイル形を使うということは分かります。また、動作動詞のマス形は未来や一般論を表すということも分かります。 ところが、そのマス形の「あなたはそれを知りますか」という質問や「私はそれを知ります」という表現は不自然なので使えません。この理由をご存知の方は解説をお願いします。

  • フランス語の複数形について

    たくさん疑問があるのですが、まず複数形にする方法ですが、仮に4-5人のフランス人らしい女性がいたと仮定しまして、」「あなた方はフランス女性ですか」と聞く場合に Vous etes Francaises? Est-ce que vous etes francaises? でよろしいでしょうか。また男性のグループあるいは男女が混じっているの場合は Vous etes Francaiss? Est-ce que vous etes francaiss? ともう一つSを付けるのでしょうか。どうもSを付けていない文章しか見当たらないので、混乱しています。教えてください。

  • 動詞「知る」の使い方について

    「知る」という動詞は変化動詞で、普通は「知る」という行為のあとの状態を表す「知っている」「知っています」というテイル形を使うということは分かります。また、動作動詞のマス形は未来や一般論を表すということも分かります。 ところが、そのマス形の「あなたはそれを知りますか」という質問や「私はそれを知ります」という表現は不自然なので使えません。この理由をご存知の方は解説をお願いします。

  • 動詞「知る」の使い方について

    「知る」という動詞は変化動詞で、普通は「知る」という行為のあとの状態を表す「知っている」「知っています」というテイル形を使うということは分かります。また、動作動詞のマス形は未来や一般論を表すということも分かります。 ところが、そのマス形の「あなたはそれを知りますか」という質問や「私はそれを知ります」という表現は不自然なので使えません。この理由をご存知の方は解説をお願いします。

  • It’s your father has〜の解釈

    添付ファイル文章: It’s your father has handed him on his low sensuality. に関する質問です。 これは、 It’s (that)your father has handed him on his low sensuality. で、 your father has handed him on his low sensualityという命題を強調するための表現だと理解していいのかわからないです。 それか、 It’s your father(that) has handed him on his low sensuality で「あなたの父さんが」を強調するための表現だと理解すれば良いのか分かはらないです 解説宜しくお願いします、

    • noname#252302
    • 回答数2
  • 日本語の文法用語を英語で

    以下に示す日本語の文法用語を英語で何と言いますか。 ①未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形 ②名詞、動詞、形容詞、形容動詞、連体詞、副詞、接続詞、感動詞、助動詞、助詞

  • 英語の発音

    英語の母音の長さってどのように決まるのでしょうか? ご教授いただけると幸いです

  • フランス語 代名詞

    フランス語について質問です。 ()の中に代名詞を入れる穴埋め問題なのですが、困っています。 Les enfants : il faut ( ) habiller. On doit ( ) chanter des chansons, et conduire à l’école. 1つ目の()はseかなと考えましたが、詰まってしまいました。 ヘルプをお願いいたします。

  • フランス語 代名詞

    フランス語について質問です。 ()の中に代名詞を入れる穴埋め問題なのですが、困っています。 Les enfants : il faut ( ) habiller. On doit ( ) chanter des chansons, et conduire à l’école. 1つ目の()はseかなと考えましたが、詰まってしまいました。 ヘルプをお願いいたします。

  • Why he wants it 〜の文法解釈

    添付ファイル文章: Why he wants it only he can tell. に関する質問です。 この文章が文法上どうなっているのか理解ができないです。 Only he can tell why he wants it.ではなく、 このような形なっているのは、 倒置と理解してあっているのか分からないです。解説お願いします

    • noname#252302
    • 回答数4
  • 冠詞の発達と言語意識の変遷について

    冠詞について長年学んできた者です。基礎的なことはおおむね理解できているように思うのですが、基礎の基礎の部分で私の理解が妥当なものか確認したいと思います。確認事項は冠詞の具体的な用法についてではなく、無冠詞・定冠詞・不定冠詞が言語使用者の生活や考え方とどのような関わりを持ったかについてです。 冠詞の発生以前の状況から考察を試みますが、参考文献として、英語の発達や歴史についての文献5冊とChristophersonによる研究書(The Articles)を利用しました。歴史的考証以外に推論が必要な個所においては私独自の見解を前面に出しました。 当然のことですが、英語の発達は直線的かつ不可逆的なものではありません。でも、今回の議論においては論理的整合性を重視したいので、実際の使用における揺り戻しや複線的な発達や地域差については度外視することにします。また当然のことながら、冠詞が付属する名詞と、名詞が組み込まれる文についても分析を行いますが、冠詞との関わりが薄い事柄に関してはほとんど触れることはありません。記述に使用する英語は現代英語で使われているものとします。おかしいと思うことがあればご指摘をお願いします。 まず言葉の発生からです。最初に登場した言葉が<モノ>を名づけることによって発生したことは確実だと思われます。<動き>を表す語はその多くが身振りによって表現可能だったはずですから、<モノ>の名より登場が遅れたはずです。  最初に登場した名詞が固有名か普通名かはわかりませんが(今回の議論では、固有名の考察は割愛します)、例えば"Dinosaur."だったと仮定します。突然発せられたこの言葉に、周囲の者は驚いたり、茫然自失したり、勇敢に立ち向かおうとしたりといった反応が続いたと思われます。  この時のdinosaurという言葉は現代の我々には想像もつかぬイメージ喚起力を持っていたと思われます。その力をここで言霊(ことだま)と名づけておきます。その力は内在するものでありながら、その発現には、発話者の心情と発話状況の切迫という要因も加わっていたはずです。恐らく言葉の発生期においては、言葉はそうした特別の状況において言霊的なものを宿していたと思われます。 もちろん、名づけには、何かを知らせるだけでなく、その名の指し示すものを記憶に残したいとする発話者の意図もあったはずです。 そのうち<動き>を表す語が登場し、ついで性質を表す語が登場したものと推測されます。各種の語が登場するのと前後して文が登場したのではないかと思います(このあたりの事情に関しては自信がありません)。文の登場の契機は、一定のまとまりを持つ考え・意見・心象風景を言葉を介して正確に伝えることだったと思います。  当然のことながら、文中に収められたdinosaurは言霊の持つ力を減じます。言霊は発話者の心の中のイメージを心情と共に外部に放つものですが、(私が思うに)文中に収められることによって、他の言葉と協働することに力をそがれるからです。  でも、それはそれでいいことです。というのは、受け止める言葉が言霊を持つものばかりだと聞く者が疲れます。それに、文化の発達に伴って、集団内での言葉のやりとりに正確さと有用性が求められるようになっていったはずです。 この段階では言霊は、例えば1語だけの"Dinosaur"以外に次のような形でも言い表されます。 "I see dinosaur. Run away." 1語だけの時より言霊の力は弱いものになっています。 そのうち、人間集団の規模が大きくなり複雑化するにつれ、コミュニケーションの円滑化が必要とされるようになりました。そうした観点から、普通名に対して特定の一つのものを指示する必要が生まれ、指示詞が登場しました。さらに、それから分化・発達して定冠詞が生まれました。定冠詞は指示詞のような直接指示を行わず、間接的な指示を行うものです。それによって、聞き手が見聞きしている場所と時以外でも<モノ>の特定ができるようになりました。 ただし、何かを指し示すということは、指し示されるものが外延的なもの、すなわち時間と空間において制約されるものだということです。これは言霊とは相反するものです。言霊にはそのような制約はありませんから。 言霊が宿るのは心の中の言葉、すなわち概念の中です。概念は心の中にあるものなので個別のものとして他の概念から切り離すことができません。当然のことながら、発話者とも切り離すことができません。  それが、文中で使われ、指し示す働きを持つ指示詞や定冠詞と共に使われる時、時間的・空間的制約が生まれ、同時に(概念としての性質を喪ったため)発話者との間に隔たりが生まれました。人間が言葉とのからみで孤独になった瞬間です。この孤独は他人だけでなく他者全体に対するものです。  もちろん完全な孤独ではありません。これまで通り、文中での概念の使用は可能です。又、 ある特定のものを指示することは、話者はそのものに対して密接な関係を持つわけですから、一定の結びつきが確保されていると言えます。Christophersonによれば、その関係は親密性を伴うものだったそうです(ちなみに彼の師であるJespersenは定冠詞の働きを親密性という観点でとらえました)。  なお、定冠詞の機能が限定の場合は、話者と指示物との間に、間接指示の場合ほどの密接な関係は生まれません。 そのうち、普通名のうちで数えられるものと数えられないものの区別の必要性が増大し、数えられるものを表す指標として不定冠詞が生まれるわけですが、その前段階で登場したのが数です。 数が何のために生み出されたかについてですが、私自身の見解では、おそらく所有物(羊・奴隷・使用人・臣下とか)をたくさん抱えていた者が管理の必要に迫られたためと思います。その結果、数字と数のシステムが作られたわけですが、さらに、管理の都合上、数えられるものと数えられないものの区別が必要とされるようになってきたと思われます。例えば、数えられるslaveと数えられないoilを同類のものと見なすことは困難です。 そこで、言葉の管理システムである言語体系において、数えられるものを表す指標が必要になりました。それが- s -でした。これは何かが2つ以上(more than one)存在することを表すものでした。ところが、これだとslavesが一つだけで存在する時slaveとなり、数えられないものであるoilと同じ形を取ることになります。そこで、両者を形態面で区別するために、数えられるものが一つだけで存在する時の標識が必要とされたものと推測されます。 ここに登場したのが、一つを表すoneから派生したa(n)-不定冠詞-です。定冠詞が空間的・時間的な制約を持ち込むものだったのに対して、不定冠詞はその制約を一つのまとまりのあるもの(数えられるもの)として示すことになりました。この時点で、不定冠詞登場以前に可算・不可算名詞の双方を表していた無冠詞形は大幅に役割を縮小させました。 この時点で、不定冠詞は聞き手に対して、名詞が可算のものであるという情報を与えることになりました。  不定冠詞をつけられた<モノ>に対して、人間は、無冠詞名詞が持つ他者との密接な結びつきも、定冠詞名詞が持つ<モノ>との親密な関わりも持てなくなりました。この時点で、人間は<モノ(他者一般も含みます)>との関わりにおいて言葉を介した有機的なつながりを大きく損なってしまいました。同時に、発話者は聞き手とのつながりも喪いました。言葉における孤独がさらに深まったわけです。もちろん、先ほども言ったように100%の孤独ではありません。 ところで、定冠詞は聞き手に何かが唯一特定可能なものであることを示す働きを持っていましたが、その特定可能なものは情報伝達という観点から見ると既知情報を表します。でも、ある情報が既知情報になるためには、その前段階において、その情報は聞き手にとって新情報だったはずです。次の例に見られるように、不定冠詞は聞き手に何かの情報を新情報として与える働きを持っていることになります。 "A dinosaurs is rushing towards us. Run away. Hurry up! Can't you see the dinosaur?" 言霊だった"Dinosar."は異なる働きを持つ2種類の情報a dinosaursとthe dinosaurになってしまいました。言霊から情報へという変遷が完成したわけです。 別の例を挙げます。a motherは<私>と関わりのない母親です。the motherは<私>がこういうものだろうと了解している母親です(知り合いかも知れません)。theの代わりにmyを使えば<私>とのつながりを表明できます。φmotherは<私>ともともとつながりのある母親です。 この時点で<モノ>を表す言葉は、その働きの大半において、単なる情報の伝達と蓄積を行うものになってしまいました。情報は相手に何かを使える際に時間と空間(いつ・どこで)という形式を伴ったものです。。話者も聞き手もそうした情報を客観的に(自分と切り離されたものとして)扱うことができるようになりました。 字数の制約でここまでにします。この後、<動き>を表す語の働きの変遷や、冠詞や限定詞つきの名詞と無冠詞名詞との交流の話とかが続きます。

    • feeders
    • 回答数8
  • プチロワ4辞書の記号の意味を教えて下さい

    添付の画像はiPhone版のプチロワ4でフランス語の単語を検索したキャプチャです。 そこに表示されている番号と、アスタリスクの意味を教えて下さい。 よろしくおねがいします。

    • t_hirai
    • 回答数2
  • プチロワ4辞書の記号の意味を教えて下さい

    添付の画像はiPhone版のプチロワ4でフランス語の単語を検索したキャプチャです。 そこに表示されている番号と、アスタリスクの意味を教えて下さい。 よろしくおねがいします。

    • t_hirai
    • 回答数2
  • 冠詞の発達と言語意識の変遷について

    冠詞について長年学んできた者です。基礎的なことはおおむね理解できているように思うのですが、基礎の基礎の部分で私の理解が妥当なものか確認したいと思います。確認事項は冠詞の具体的な用法についてではなく、無冠詞・定冠詞・不定冠詞が言語使用者の生活や考え方とどのような関わりを持ったかについてです。 冠詞の発生以前の状況から考察を試みますが、参考文献として、英語の発達や歴史についての文献5冊とChristophersonによる研究書(The Articles)を利用しました。歴史的考証以外に推論が必要な個所においては私独自の見解を前面に出しました。 当然のことですが、英語の発達は直線的かつ不可逆的なものではありません。でも、今回の議論においては論理的整合性を重視したいので、実際の使用における揺り戻しや複線的な発達や地域差については度外視することにします。また当然のことながら、冠詞が付属する名詞と、名詞が組み込まれる文についても分析を行いますが、冠詞との関わりが薄い事柄に関してはほとんど触れることはありません。記述に使用する英語は現代英語で使われているものとします。おかしいと思うことがあればご指摘をお願いします。 まず言葉の発生からです。最初に登場した言葉が<モノ>を名づけることによって発生したことは確実だと思われます。<動き>を表す語はその多くが身振りによって表現可能だったはずですから、<モノ>の名より登場が遅れたはずです。  最初に登場した名詞が固有名か普通名かはわかりませんが(今回の議論では、固有名の考察は割愛します)、例えば"Dinosaur."だったと仮定します。突然発せられたこの言葉に、周囲の者は驚いたり、茫然自失したり、勇敢に立ち向かおうとしたりといった反応が続いたと思われます。  この時のdinosaurという言葉は現代の我々には想像もつかぬイメージ喚起力を持っていたと思われます。その力をここで言霊(ことだま)と名づけておきます。その力は内在するものでありながら、その発現には、発話者の心情と発話状況の切迫という要因も加わっていたはずです。恐らく言葉の発生期においては、言葉はそうした特別の状況において言霊的なものを宿していたと思われます。 もちろん、名づけには、何かを知らせるだけでなく、その名の指し示すものを記憶に残したいとする発話者の意図もあったはずです。 そのうち<動き>を表す語が登場し、ついで性質を表す語が登場したものと推測されます。各種の語が登場するのと前後して文が登場したのではないかと思います(このあたりの事情に関しては自信がありません)。文の登場の契機は、一定のまとまりを持つ考え・意見・心象風景を言葉を介して正確に伝えることだったと思います。  当然のことながら、文中に収められたdinosaurは言霊の持つ力を減じます。言霊は発話者の心の中のイメージを心情と共に外部に放つものですが、(私が思うに)文中に収められることによって、他の言葉と協働することに力をそがれるからです。  でも、それはそれでいいことです。というのは、受け止める言葉が言霊を持つものばかりだと聞く者が疲れます。それに、文化の発達に伴って、集団内での言葉のやりとりに正確さと有用性が求められるようになっていったはずです。 この段階では言霊は、例えば1語だけの"Dinosaur"以外に次のような形でも言い表されます。 "I see dinosaur. Run away." 1語だけの時より言霊の力は弱いものになっています。 そのうち、人間集団の規模が大きくなり複雑化するにつれ、コミュニケーションの円滑化が必要とされるようになりました。そうした観点から、普通名に対して特定の一つのものを指示する必要が生まれ、指示詞が登場しました。さらに、それから分化・発達して定冠詞が生まれました。定冠詞は指示詞のような直接指示を行わず、間接的な指示を行うものです。それによって、聞き手が見聞きしている場所と時以外でも<モノ>の特定ができるようになりました。 ただし、何かを指し示すということは、指し示されるものが外延的なもの、すなわち時間と空間において制約されるものだということです。これは言霊とは相反するものです。言霊にはそのような制約はありませんから。 言霊が宿るのは心の中の言葉、すなわち概念の中です。概念は心の中にあるものなので個別のものとして他の概念から切り離すことができません。当然のことながら、発話者とも切り離すことができません。  それが、文中で使われ、指し示す働きを持つ指示詞や定冠詞と共に使われる時、時間的・空間的制約が生まれ、同時に(概念としての性質を喪ったため)発話者との間に隔たりが生まれました。人間が言葉とのからみで孤独になった瞬間です。この孤独は他人だけでなく他者全体に対するものです。  もちろん完全な孤独ではありません。これまで通り、文中での概念の使用は可能です。又、 ある特定のものを指示することは、話者はそのものに対して密接な関係を持つわけですから、一定の結びつきが確保されていると言えます。Christophersonによれば、その関係は親密性を伴うものだったそうです(ちなみに彼の師であるJespersenは定冠詞の働きを親密性という観点でとらえました)。  なお、定冠詞の機能が限定の場合は、話者と指示物との間に、間接指示の場合ほどの密接な関係は生まれません。 そのうち、普通名のうちで数えられるものと数えられないものの区別の必要性が増大し、数えられるものを表す指標として不定冠詞が生まれるわけですが、その前段階で登場したのが数です。 数が何のために生み出されたかについてですが、私自身の見解では、おそらく所有物(羊・奴隷・使用人・臣下とか)をたくさん抱えていた者が管理の必要に迫られたためと思います。その結果、数字と数のシステムが作られたわけですが、さらに、管理の都合上、数えられるものと数えられないものの区別が必要とされるようになってきたと思われます。例えば、数えられるslaveと数えられないoilを同類のものと見なすことは困難です。 そこで、言葉の管理システムである言語体系において、数えられるものを表す指標が必要になりました。それが- s -でした。これは何かが2つ以上(more than one)存在することを表すものでした。ところが、これだとslavesが一つだけで存在する時slaveとなり、数えられないものであるoilと同じ形を取ることになります。そこで、両者を形態面で区別するために、数えられるものが一つだけで存在する時の標識が必要とされたものと推測されます。 ここに登場したのが、一つを表すoneから派生したa(n)-不定冠詞-です。定冠詞が空間的・時間的な制約を持ち込むものだったのに対して、不定冠詞はその制約を一つのまとまりのあるもの(数えられるもの)として示すことになりました。この時点で、不定冠詞登場以前に可算・不可算名詞の双方を表していた無冠詞形は大幅に役割を縮小させました。 この時点で、不定冠詞は聞き手に対して、名詞が可算のものであるという情報を与えることになりました。  不定冠詞をつけられた<モノ>に対して、人間は、無冠詞名詞が持つ他者との密接な結びつきも、定冠詞名詞が持つ<モノ>との親密な関わりも持てなくなりました。この時点で、人間は<モノ(他者一般も含みます)>との関わりにおいて言葉を介した有機的なつながりを大きく損なってしまいました。同時に、発話者は聞き手とのつながりも喪いました。言葉における孤独がさらに深まったわけです。もちろん、先ほども言ったように100%の孤独ではありません。 ところで、定冠詞は聞き手に何かが唯一特定可能なものであることを示す働きを持っていましたが、その特定可能なものは情報伝達という観点から見ると既知情報を表します。でも、ある情報が既知情報になるためには、その前段階において、その情報は聞き手にとって新情報だったはずです。次の例に見られるように、不定冠詞は聞き手に何かの情報を新情報として与える働きを持っていることになります。 "A dinosaurs is rushing towards us. Run away. Hurry up! Can't you see the dinosaur?" 言霊だった"Dinosar."は異なる働きを持つ2種類の情報a dinosaursとthe dinosaurになってしまいました。言霊から情報へという変遷が完成したわけです。 別の例を挙げます。a motherは<私>と関わりのない母親です。the motherは<私>がこういうものだろうと了解している母親です(知り合いかも知れません)。theの代わりにmyを使えば<私>とのつながりを表明できます。φmotherは<私>ともともとつながりのある母親です。 この時点で<モノ>を表す言葉は、その働きの大半において、単なる情報の伝達と蓄積を行うものになってしまいました。情報は相手に何かを使える際に時間と空間(いつ・どこで)という形式を伴ったものです。。話者も聞き手もそうした情報を客観的に(自分と切り離されたものとして)扱うことができるようになりました。 字数の制約でここまでにします。この後、<動き>を表す語の働きの変遷や、冠詞や限定詞つきの名詞と無冠詞名詞との交流の話とかが続きます。

    • feeders
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