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イラク戦争でのアメリカとバチカン
こんにちは。 アメリカのイラク戦争については、 バチカンが開戦前に再度考えるようにアメリカを説得しましたが、 アメリカは結局戦争に突入しました。 そこで質問です。 1、アメリカはどうしてバチカンの意見を受け入れなかったのでしょうか? ローマカトリックの言うことをプロテスタントの国であるアメリカが聞かなかったということなのでしょうか? 2、バチカンの説得が失敗したことで、バチカンの威信に傷がついたということはないのでしょうか? 3、バチカンが戦争を止められなかったということは、 どこなら戦争を止めることができたのでしょうか? 以上、個人的に知りたいのでお願いします。
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1.どの国もそうですが政治と宗教とは別です。 核保有国のアメリカが戦争決定に際し、宗教家の意見を参考にしていたら逆に怖いです。 それにこれはブッシュ大統領も言っていますが宗教戦争ではありません。キリスト教対イスラム教ではありません。故にバチカンはなんら影響力はありません。 むしろ貿易関係にある日本や、NATO諸国の反対の方が効いたでしょう。 2.それはないと思います。バチカンの存在意義はキリスト教の総本山であり、戦争とは関係ありません。 人間が戦争を起こすのであり、神様が起こすわけじゃありませんから。 3.戦争はとめられないし、これからもなくなりません。 殺戮は人間の本能であり、他の種に比べてすぐれている点でもあります。 人間が地球上で一番繁栄できたのは一番凶暴であったからです。 そして戦争は人類の歴史に飛躍的な技術的進歩をもたらしました。 別に戦争でなくてもいいのですが、人という生き物は自身の生存の危機に際しては革命的な発明、行動を取ります。これが科学の発展に大きく寄与し、今の生活があります。また人類は60億匹程度いますので少々死んでも絶滅の恐れがありません。 戦争は悲劇であると言うのは理性の問題で生物学的に言えばたいした犠牲者数ではありません。 殺戮が本能に基づいている以上、理性だけで判断しても無駄でしょう。 戦争がなくならないというのはそういうことです。 それは過去に争いのなかった歴史はなかったと言うことからも証明できます。 もし本当に人が本能を理性で押さえ込めれば、戦争は当の昔になくなっていたはずです。
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- jazz04
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カトリック教国は世界でも比較的貧しい国に信者が多いです。例えばアフリカ・南米ヨーロッパではスペイン・イタリアです。そんな中で最も力があるのはフランスです。フランスはイラクの石油利権の大半を持っていました。アメリカのイラク侵攻の後はそれらの利権が一気にアメリカに持っていかれるわけですから、戦争に大反対していたのは良く知られています。つまるところカトリックのバチカンはそういった流れでアメリカに口出ししたと言うことでしょう。ブッシュは建前としてカトリックの盟主に対して「プロテスタントの盟主」の立場で対等であると言うことでバチカンの意見を聞くだけで従いませんでした。 バチカンはキリスト教の代表として世界の宗教者を集めて平和を祈る呼びかけをしていますが、アメリカは「キリストの神が戦争に勝利させてくれた」と公言しています。そうなるとカトリックは対外的にピエロのような立場になったわけですから威信は吹っ飛んでしまいます。 いま、戦争を止めることが出来る力があるのはアメリカだけです。これはアメリカの戦争を誰も止められないと言うことも意味しています。
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- cse_ri2
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まずカトリックとプロテスタントの関係について。 仲は決してよくはありません。 しかし、ルターの宗教革命以来、カトリックとプロテスタントは 血で血を洗う争いを続けていました。 ドイツの30年戦争など、戦争が終わってみるとドイツの人口が 1/3にまで減っていたといいます。 しかし限界まで争った反動でしょうか、お互い宗教戦争が 無意味なことを悟ったようです。 今は北アイルランドを除けば、カトリックとプロテスタントの 直接的な争いはありません。 しかし、一致団結しているかというと、そうでもないようです。 さて話を戻しますが、ローマ教皇はカトリックの長、一方の アメリカはプロテスタントの国でカトリックは傍流です。 そのアメリカの大統領に対して、ローマ教皇が宗教的権威で もって影響力を及ぼすことは、非常に考えにくいです。 次にバチカンの政治力について述べます。 No.4の方の回答にありますが、信者からの献金が主な収入かと 思いますが、バチカンは非常に大きな資金力をもっています。 日本ではあまり表沙汰になりませんが、バチカンの政治力は 非常に大きいです。 実際、冷戦時代にヨーロッパや南アメリカなどで、共産勢力と 戦っていたのは、カトリックなんです。 もちろん銃をとって戦ったわけではありませんが、彼らの 非武装闘争は、共産主義を食い止める一方、主戦場のポーランドで 反攻の大きな役割を果たしました。 しかしバチカンの影響力も、やはりプロテスタントの国である アメリカには限界があるようです。 資金力は自前で確保でき、支持基盤もプロテスタントに大きな 足場をもっているブッシュ大統領に対しては、さすがのバチカンも その影響力には限界があったのではないかと、推測しています。
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- 62169914
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こんにちわ。 皆さん前提が間違っています。今回の紛争はアメリカによ るイラクへの侵略に他なりません。一体いつイラクは戦争 を受けて立つと言いました? ゾウさんとアリさん位に軍事力が違うのに、どうして まともに戦争なんか出来るでしょう。女子供を無差別に殺 しておいて、こんなのは戦争とは言えません。ベトナム と同じで自分の気分次第で相手国に攻め入る、アメリカの お得意な一方的な侵略です。戦争と言えば何をしても免罪 される雰囲気ですが、ハッキリ言ってアメリカと戦争出来 る国なんて、世界中どこを探したって無いんです。 アメリカがもっと大人になってくれれば、世界の紛争は かなり減ると思います。
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- apple-man
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バチカン市国というと宗教色が濃いというイメージが 先行すると思いますが、世界中の信者から のお布施など、かなり莫大な資金を持っている んです。正確な額はわかりませんが、日本の 国家予算など足元に及ばない額だと思います。 その資金を守るための協力な軍隊も 持っています。 資金運用を通じて、世界経済を動かして いる重要な国の1つなんです。 宗教だけではなく、経済力という実力を 持っているんです。 >1、アメリカはどうしてバチカンの意見を受け入れなかったのでしょうか? 本意はブッシュさんしか知らないと思いますが、 アメリカは一人でできると思ったのだと 思います。 >2、バチカンの説得が失敗したことで、バチカンの威信に傷がついたということはないのでしょうか? バチカンに負けたのはアメリカのほうでしょう。 結果的にヨーロッパ、特にフランスとドイツを 完全に敵にまわしてしまいました。 NATOは崩壊したと言ってもいいでしょう。 フランスなど、日本にまで、やる気があるなら 自分たちと組もうと誘いをかけてきたようです。 >3、バチカンが戦争を止められなかったということは、 どこなら戦争を止めることができたのでしょうか? 世界の調和を乱して独走する国を 止められる国などありません。 戦争が好きな人なんてそうはいないんです。 でも国際問題解決のためにどうしても そこまで行かざるを得ないときがある。 ヨーロッパは以前、互いに政略結婚しながら 戦争を回避していたのですが、それを破った のがドイツです。 今は国家間が経済で深く結びつく事で 均衡を保とうとしているのですが、 アメリカだけが抜きに出ることが できたので、独走しているわけです。 ドイツが世界を敵にまわして、結局封じ込められた ように、今アメリカが世界を敵にまわして います。日本はまたもやトンでもない国と 手を組んでいるという事です。
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- kan3
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1.違います、アルと思います。 3.違います、人類は戦争を止められないと言う主張。
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- kan3
- ベストアンサー率13% (480/3514)
1、ブッシュが聞かなかっただけ。 米国大統領はそれだけの権限がある。 2、信者の多くは考えないと思う。 3、ダレも無理、そもそも無くなる事は無いと思う。 闘争は人の本能の一部、それが多い少ないは、人類進化での過程でそだった変異性の賜物。変異が無い事は進化しないのと同じ。(DNAのコピーミスが一定の割合で起こす事実と同じ理由)
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早い回答ありがとうございます。 1、ではカトリックとプロテスタントの関係はないということでしょうか? 3、の回答では、「戦争を起こすのは進化がない」ということでいいですか?
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詳しい解説を含めた回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。