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ホーム分電盤に関する疑問
電力会社が契約により取り付けるリミッター(電流制限器)と、それを組み込むホーム分電盤についての疑問です。 従量電灯契約には、B契約とC契約があり、B契約の場合はリミッター(電流制限器)と呼ばれるブレーカーが取付られます。 そして、リミッターは、2つの相の電流を足した値で動作します。 リミッターには最大60Aのものまであります。(逆に言えば60Aまでのものしかありません。) しかし、ほとんどの盤メーカーのカタログを見ると、ホーム分電盤に主幹75Aのブレーカーの一次側にリミッターを取り付けるスペースが設けてある製品があります。 リミッターは最大60Aなのに、なぜこのような製品があるのでしょうか?
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- mak0chan
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よくお読みください。再掲します。 引き込み線との接続点にブレーカーを取り付ければよいのですが、常時人が近づけるところでないので適切ではありません。 そのため、幹線に限っては、電線の終端で電流値を制限することによって、過電流による事故を防ごうという考えです。 ------------------------------------ 引込開閉器盤は必ずしもあるわけではありません。 またあったとしても、60Aの契約に75Aの開閉器は無用でないかという論理になります。同じことです。
- mak0chan
- ベストアンサー率40% (1109/2754)
#1です。大事なことを書き忘れました。 リミッターは契約の都合上取り付けるだけの、文字どおり「電流制限器」であって、関係法令に基づく「過電流保護器」でも「配線しゃ断器」でもありません。電線を保護する機能はないとされているので、リミッターの大きさに関わりなく、電線太さに応じた主開閉器が取り付けられ、その結果リミッタより大きな主開閉器になることがあるのです。
- mak0chan
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これは電線を保護するためです。 電線はその太さにより、安全に流せる電流に限りがあり、これを許容電流といいます。 電線に許容電流以上の電流を流すと、電線は過熱し、火災の原因になりかねません。そこで、電線の太さに見合ったブレーカを付けることが義務づけられています。 話は横道から入りますが、分電盤にたくさん並んでいる子ブレーカは、原則として全部 20A であることはご承知かと思います。これは家の中を這っている電灯やコンセントの配線が、直径 1.6ミリか 2.0ミリのため、20A以上流さないようにしているのです。 一方、屋根の端っこなどで引込線を受けたところから、メーターを通って分電盤に至るまでの太い電線を幹線といいます。幹線を保護するためには、引き込み線との接続点にブレーカーを取り付ければよいのですが、常時人が近づけるところでないので適切ではありません。 そのため、幹線に限っては、電線の終端で電流値を制限することによって、過電流による事故を防ごうという考えです。 つまり、幹線の太さによって主開閉器の容量が変わってくるわけです。具体的な数値を上げて説明するなら、断面積が 8mm2で 40A、14mm2で 50Aまたは 60A、22mm2で 75Aとなります。 もちろん、電流を少なめに制限することは何ら問題ありません。60A以上に契約を増やすことがないのであれば、22mm2の電線に主幹が 40Aの分電盤を使用してもかまいません。 また、不平効率を許容限の 40%とすると、60Aの契約は一線あたり 36Aしか流れません。8mm2で十分なのですが、22mm2もの電線を使う理由があるのかという疑問を持たれるかもしれません。 これは電線が長くなると電圧降下がおき、これを補償するため、太い電線を使用するのです。
補足
丁寧な御返答ありがとうございます。 「電線の保護の事の為」という御回答ですが、リミッターは、主幹75Aの一次側についています。電線22mm2の保護には確かに75Aブレーカーが必要ですが、あくまでも二次側の保護ではないのでしょうか? 「引込開閉器盤でMCCB3P75A→入線22m2のリミッター(60A)+主幹○○Aのホーム分電盤」についての御返答の気がするのですが・・
補足
御返答ありがとうございました。 参考になりました。 すいません。もう一つ意見をお聞かせください。 「メーカー側が将来できるであろう70A以上のリミッターに対しての措置」ということも聞いたことがあります。 この意見はどうでしょうか?