読みたいものは自分で書こうとしていますが、登場人物がなかなか上手く動いてくれないので、ストップしています。
歴史モノです。
源義経です。
数多くの作家や漫画家が描いていますが、意外と資料が少なく、現代に伝わっている彼の姿は創作に創作を重ねてファンタジーすぎているような感じなので、改めて視点を変えて考えてみたいので。
主に義経の異父弟の藤原(一条)能成の視点で。
彼も資料がかなり少ないのですが、実は義経とかなり仲が良かったそうです。
同じ母の兄弟の中ではいちばん長生きし、後に承久の乱を見てきた(と思う)能成の人生にも興味を持ったので。
ちなみに義経モノに能成のことが描かれていないのが多いのは、義経記をはじめ義経モノの主なる部分が都落ちから悲劇的な最期ですが、能成は都落ちについて行くものの、大物浦での遭難の後、鎌倉方に捕縛されたらしく、早々にリタイアしてしまうからなのです。
その後、能成は幽閉されていたのか不明ですが、約20年ほど歴史には出てきません。
政界復帰後に割と出世します。
実は能成は血統的に割と重要な位置にいて、能成の祖母方のハトコに藤原基成(奥州藤原秀衡の義父・泰衡の祖父)、平治の乱の首謀者・藤原信頼(源氏は信頼の下にいた)、関白近衛基実の妻で安徳帝・後鳥羽帝などの摂政関白の基通の生母の女性。
祖父方の血統だと後鳥羽上皇の生母七条院とつながっています。
それと能成はたった5歳で元服・殿上できる身分を貰います。
実際に役職を貰えるのは20歳過ぎてからですが…権信濃守になります。
ちょうど源義仲が信濃を中心に力をつけ勢力を増して来た頃で、ひょっとしたら能成は信濃の義仲と鎌倉の頼朝との交渉に関わっていたとか考えると…。
そんな権信濃守は平家が都落ちし、義仲が敗死して、義経が都に入るとアッサリ辞職して義経の屋敷に転がり込み、ニート?になった異父弟を心配して義経は都の有力貴族に頼み込み能成を侍従として政界復帰させたというエピソードを知って、伝わっている義経の姿が違うな。と。
一昔前までは義経は政治力が無く空気が読めない戦の天才とか戦馬鹿と評されていましたが、実は戦の天才なのは異母兄の範頼の方で、都の貴族や朝廷との交渉のために都に配された義経の方が有名になってしまい、似たような出自の範頼のエピソードが義経のものとして伝わった可能性があるのですよね。
平家物語などでも範頼の資料が少なかったがために、範頼の功績をほぼ無視され、無能扱いされてしまいましたから。
私の物語の中での義経は可愛い能成のために動きたいのと、孤独そうに見えた頼朝の力になりたいのと、で揺れ動いています。
能成も義経を愛するが故に頼朝への激しい嫉妬を持ちます。
はい。歴史BLです。
弁慶を義経記のように登場させると能成が発狂するので、平家物語にある通りに留めておいてください。
…名前だけの人物を主従モノの代表格に押し上げた「義経記」って凄いなと思います。
主従ならば佐藤継信とでお願いします。
能成も悔しいけど納得できるエピソードが欲しいです。
そして鎌倉方と離れつつあると感じて焦るような義経を護るように継信に頼む能成とかそんな死亡フラグを。
眠くなってきたので、まとまりの無い設定?で申し訳ありません。
お礼
回答ありがとうございます(o^―^o)ニコ やはり感動するようなものがいいですよね!