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ウンベラータの巨大な葉とお世話について
- ウンベラータの小さな鉢を室内で育てていたが、弱々しくなったので戸外の日陰で育てた結果、1枚の葉が4〜5倍に巨大化した。
- 巨大な葉のウンベラータは寒くなったら室内に入れるだけで大丈夫か、そして成長する時に葉の面積を切らずに枚数を増やす育て方があるか知りたい。
- 葉の枚数が増えてくれれば良かったが、挿木時のように葉の面積を少し切って小さくするべきか悩んでいる。
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もしかすると樹木の苗木なので、たまたま今年から急成長しはじめるタイミングだったのでは? 熱帯性観葉植物の販売形態で小さい鉢の物は、一般に「ミニ観葉」と呼ばれるものと、それが少し育った物が多いです。これらは挿し木や種子から育てられたもので、販売時は小さくても購入後にはどんどん大きく育っていきます。 種子を発芽させて育てた実生株が一番小さく、種類によっては本来大きく育つ種類のサンセベリアなどの様に葉の先端部分を挿して発根させた物も同じくらいの大きさで、これらは見た目が小さくかわいいミニ観葉として売られます。 ウンベラータの様な樹木の枝を挿して発根させたものはその枝の太さや長さにもよりますが、本来の大きさから考えればミニ観葉扱いの株だと太めの枝を短めに切って挿し、上の切り口が目立ったままで枝の途中から数本の細い枝が出始めているくらいのものでしょう。 おそらくお買いに成ったのはミニ観葉よりは大きめの株でしょうがまだ苗木程度の大きさの状態で売られていた株と思われます。 熱帯観葉植物の成長の場合、まだ幼かったり若い苗木の時の葉と成長して大人の木に育った時の葉の姿や大きさが違います。樹木の場合はサイズが違うくらいですが、サンセベリアやセロームだと幼葉の時と大人の木の葉は見た目が全く違ったりします。 ウンベラータは熱帯性の植物なので今年の夏の高い気温などが成長に適していたのと、ちょうど若い苗木の時期から大人の木へ育つ移行期とが重なったのでは。だとすれば異常なものではありません。 ただ、樹木なのでポトスなど蔓性の物などと比べ成長が目に見えて早いわけではありません。また、小さな鉢のままなので鉢の中の土の量のままでは成長期に必要な養分が足りなかった可能性もあります。逆に肥料を与えすぎて巨大化する場合もありますが・・・。 市販の観葉植物の多くは出荷時の時点で鉢の中で根が相当回ってしまっており、購入後の植え替え適期に2回り近く大きいサイズの鉢に植え替え(鉢増し)しないと窮屈な鉢の中で根が伸びすぎて絡み合いだんだん根詰まりしてしまいます。 もし購入時の鉢のままであれば、暑い季節が成長時期で成長がめざましくなるはずだったのが土の養分が足りず、どうにか頑張って葉っぱ一枚分だけが大人の木の葉へ育つ事が出来たのかと・・・。 ここで、今後のこの木の育て方は2通りに分かれるのですが、どちらがご希望でしょうか? もしできるだけ大きくせず小さめの株に維持したいのなら、盆栽と似た様な「根も枝も定期的に切って育ちを抑える」事に。ただしこの手法は観葉植物の栽培に慣れていないと難しく、あまり大きくない株だとダメージを受けて途中で枯れてしまう事もあります。ウンベラータは元々結構大きく育つ木なので本来この方法自体向きませんし、生育を抑えての栽培はある程度の大きさに育ってからなら弱りにくくはなりますが、大きく成り過ぎてからの一人での植え替えは結構大変になります・・・。 もしある程度大きい株に育てて行きたいのなら(鉢の高さを抜いて人の背丈くらい)本当は今年の5~7月に植え替えしておけば成長時期の育ちも割と良かったと思います。ただ、植え替え時期以降に買ったのであれば植え替え時期を知っていても何もできなかったですよね・・・。 買った時の鉢のままであれば今年の植え替えはもう出来ませんので、来年の5~7月に適した土を使って植え替え鉢増ししてあげて下さい。 これからは祖度が寒くなるので鉢は室内で育てるのでしょうが、もし本州の関東から南にお住いなら秋から冬にかけては目立った成長が無いか、もし室内が充分暖かくて新たな葉が生えて来ても巨大な葉程までは大きく成らないでしょう。 これがもし冬期間は暖房が24時間付けっぱなしになる北東北や北海道にお住いなら気密性の高い建物なので室温が日中は真夏並みに上がるので、熱帯性観葉植物を室内栽培すれば冬も成長期になって冬の間も育ち続けるのですが・・・。ちなみに北海道のマンションなどだと2階以上は下の階の暖房熱が上へ登ってくるのでまるで床暖房が付いている様に暖かく(下の階は底冷えするので暖房の温度設定を高くするため。そのために一階に住むとかなり光熱費がかさみます)年末くらいに室内でハイビスカスが咲き誇ります。 大きく育っても良いのなら(それが本来の育ち方)来年植え替えて鉢増ししてあげて下さい。夏が今年ほど暑いかまでは解りませんが成長期になってから新たに生えてくる葉はこれからは大きいサイズに育っていくと思います。ただ来年あたりになれば枝が多い株だと育ちも各枝へと分散するので今年の巨大な葉っぱほどではないかもしれませんが・・・。 巨大な葉の方は目立って不格好に見えるかもしれませんが出来るだけ長い間残しておいて、来年生えてくる葉が何枚も増えてからもしどうしても嫌なら葉柄の所で切り離しても良いですが、大きな葉の方が光合成には優位なので嫌じゃなければ自然に古くなり黄色くなるまで残してあげると株にとっては良いです。 現在の株の仕立ての方はどんな感じなのでしょうか。1本の幹に育てて上の方で枝を数本伸ばして大きくしていく仕立てがご希望なら一番高い枝の先端の生長点は決して切らないでください。その枝が将来の幹になります。 根元近くで数本枝分かれして伸ばしていくならそれぞれの枝の生長点は傷つけない事。詳しくは「ウンベラータ 株 仕立て」で検索すれば詳しい方法が調べられると思います。 熱帯観葉植物の小さい鉢に植えられて売られている物は順調に育てば大抵が将来結構大きな株へ育っていきます。お住いの住宅事情によっては将来置いておけないくらいにまで育つものもありウンベラータは元々が樹木なのでその部類。今のうちから画像検索で大きく育っている株の画像を調べてみて、お住いの建物での置き場所の広さや天井の高さなどから大体どのくらいの大きさまでは大丈夫かを考えて、将来の仕立て方を早いうちから考えておくと良いですよ。 我が家でも過去にいろいろ熱帯性観葉植物を買いましたが(ほとんどが手のひらに乗るミニ観葉で購入)サンセベリアの種類の一部だけが矮性の種類で大きくならず現在も置けているものの、サンセベリアの葉の長さがとても長いものやセロームなどが5年過ぎれば結構大きく成ってきて冬期間暖房を切らずにいる居間はあまり広くない為に大きな株だと棚に置けず、床置き出来る場所も無くて、そのままのを手放したりいくつかに株分けして人に譲ったりで、大きく育つ種類だと長い間は手元に置いておけませんでした・・・。
お礼
とても詳しく教えて頂き助かりました。有難うございました。葉は切らなくて良いのがわかったので、寒くなったらこのまま室内で様子をみたいと思いました。じつは、植替えはしました。いつまでも葉が少なくてひょろひょろなので土が悪いのかと思って根を崩さない様にふたまわりくらい大きな鉢にしました。そう言えばそのせいで葉が大きくなったのかも?です。(何故か?背が伸びず葉だけが大きくなりました。)それから、画像を検索しました。今のところウチの子は背も低くて‘木’と言う感じはしませんが、太い木になったらどうしようかな?と考えてしまいました。 置き場所も考えないとダメですね。 ありがとうございました。