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自分で曲を作らないプレスリーが馬鹿にされなくなった
音楽評論家の湯川れい子さんがエルビス・プレスリーについて書いた文章に、1960年代にビートルズが人気になったころ、エルビス・プレスリーは自分で曲を作っていないので馬鹿にされていたという意味のことが書いてありました。 しかし、現代では、エルビス・プレスリーはロックの王様として十分評価されており、自分で曲を作らないことで馬鹿にされてなどいませんよね。 エルビス・プレスリーが自分で曲を作らないことで馬鹿にされなくなったのはいつごろからでしょうか? 教えて下さい。
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死んじゃってしばらく経ってからじゃないですかねえ。ロックスターは、死んで10年経つとレジェンドになります。 日本だってね、尾崎豊さんが死んだ直後くらいは毀誉褒貶が激しかったですよ。というか、尾崎さんを一番批判していたのは熱狂的尾崎ファンでしたから。あの時代をリアルタイムで知っている私からすると「尾崎をあんな死に方に追いやったのは、ファンじゃねえか」って思うんですよね。彼に「反逆のカリスマ」を求め続けたんですよ。だけど彼も子供が生まれたらいつまでも反逆してらんないですよね。支配される(反体制)側から支配する(体制)側になるんだから。 でも、今でもプレスリーを「ロックのどの位置に置くか」となると難しいですよ。ザ・ヒストリー・オブ・ロックンロールの中では彼の位置は思うより小さいです。「創成期に生まれた最初のロックスター」くらいの位置ですよ。「スターだったから無下にはできない。しかし、後世に与えた音楽的な影響は小さい」というところではないでしょうか。しかし、長い間ロックスターは衣装の袖に玉のれんみたいなのをじゃらじゃらとぶら下げていましたから、そういう「ロックのアイコン」という影響は大きかったでしょうね。