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アメリカ軍の階級@古いアメリカ映画
お世話になります。先ほど『我等の生涯の最良の年』を観ました。 なんで大尉(キャプテン)と呼ばれる人が、普通の人なんでしょうか。しかも意外に職に困っている。私は職業軍人だと思ってたので、戻ってきてまさかの職探しとは想像しませんでした。 軍曹は民間人(銀行マン)に戻るので多少納得はできます。 どんな人でも功績上げれば大尉にはなれるということでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。
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> なんで大尉(キャプテン)と呼ばれる人が、普通の人なんでしょうか。 普通の人ですよ。鬼でも蛇でもありません。 その『我等の生涯の最良の年』を見た事も聞いたこともナイですが、今でも、何年か兵役を果たすと奨学金の返済義務を免除したり、永住権を与えると言ったりして、ふつうの民間人を兵にしようとしています。 その映画は昔の映画らしいので昔の話をすると、昔あった「コンバット」という戦争番組で、ヘンリー少尉が「俺でも少尉になれたんだから、オマエなら楽に少尉でも中尉でもなれただろうに」とサンダース軍曹(部下たち曰く、戦争の天才)に言っています。二人ともそれまでは民間人で、指揮官としての訓練とテストを経て、少尉・軍曹としてノルマンディー作戦に参加していたはずです。 サンダース軍曹は、兵を厳しくしごきすぎたため士官失格とされた(サンダース曰く『戦場で死ななくて済むようにするには訓練するしかない』)ようでした。(二人はもとからの親友で、とも志願兵だった雰囲気) > どんな人でも功績上げれば大尉にはなれるということでしょうか? 「上官に反抗ばかりしているような無責任人間」なら、勲章は与えても昇進はしないと思います。コンバットでは、本人は英雄勲章をいくつも貰っているが、所属した小隊はいくつも全滅している英雄兵を廻るエピソードもありました。 サンダースもそうですが、「仕官としての責任を果たせる人ではない」と判断されると士官失格です。 「職業軍人でない人でも」という意味なら、そうです。どんなに功績をあげても昇進(給料が上がる)できなければ、誰も命をかけて戦おうとはしないでしょう。 書き忘れましたが、現在の米海軍では、海軍の学校で規定の学習・訓練を受けていないと士官は無理のようです。受けていれば、職業軍人でなくても士官になれるわけです。
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- mudpuppet
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wikiでこの映画について読みました。 「大尉」は退役軍人であり、召集されるまでは薄給で暮らしてたようですね。 何故大尉は底辺層なのか。 それは当時のアメリカのリアルな経済状況にあるのかも知れませんね。 そもそも軍人をやめ民間人に戻れば軍の階級は役に立ちません。 第二次世界大戦直前のアメリカはニューディール政策の失敗により 財政も経済も悪化している状態でした。 そんな社会情勢の中、貴重な20代前半を士官学校で過ごした上 軍歴を放り投げてしまうような元軍人は現実的にも就職先が無かったのでしょう。 この映画の大尉は爆撃手で飛行技術も持っていないので、 最悪のキャリア選択だと言えます。 (飛行士や整備士ならば再就職は比較的簡単だが) この辺りはアメリカという国の特殊性に属する知識になるので どうして大卒並なのに底辺層なのかはわかりにくいと思います。 日本でも大卒の二極化が始まっていますので あと数年すればこの映画のような世界になるかもですね。 ちなみに尉官や佐官になるためには戦術指揮や専門的な軍事知識を学ぶ必要があります。 いわゆる士官学校ですね。 日本の場合ですと防衛大学校や各軍の幹部候補生学校がそれに該当します。 ここで学んで現場で経験を積めば、 平時であればほぼ自動的に昇進できる仕組みです。
お礼
少しの時間差でご回答に気が付きませんでしたこと、大変申し訳ございません。詳しくありがとうございました。 劇中でも、どうも士官学校に通っていたようなセリフがあったので「キャプテン」は納得したのですが、その後がどうにもこうにも???でした。退役してしまったんですね。 わかりやすいご回答ありがとうございました。
お礼
私はてっきり大尉=幹部で、こっちでいうところの防大のようなところを出ないとなれない役職かと思っていました。 軍人さんもなかなか大変のようです。 ご説明いただき、ありがとうございました。