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庭の土、何を使えばいいでしょうか
- 庭にイノシシが掘った穴が広範囲に存在し、土地が凸凹しているため歩きにくく、水たまりもできます。土の水はけも悪い状態です。グランドカバーとしてシロツメクサやタイムを植える予定ですが、土に何を足すべきか悩んでいます。
- 今まで凹んだ所とその周りに赤玉土、腐葉土、花と野菜の土、バーミキュライト、もみ殻をミックスして均しましたが、水はけの改善はどうなるのか不安です。砂を入れるべきかも検討しています。
- 庭の土地がイノシシの穴で凸凹しており、水はけが悪く、歩きにくい状態です。グランドカバーとしてシロツメクサやタイムを植える予定ですが、土には何を足せば良いのか悩んでいます。水はけの改善を考える際には砂の使用も検討しています。しかし、女性一人での作業で予算も限られているため、ユンボを使った掘削などは難しいです。
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元々粘土質が疑われる水はけの良くない土だと湿気も多いのでタイムは難しいと思います。シロツメクサなら大丈夫そうですが・・・。 実は我が家の土地の土のほとんどが元湿地を土壌改良したところなのですが(昔は田圃)湿気が多い土地なのでタイムは何度も地植えを試みるも定着せず数年で消えてしまいます。それでテラコッタ製の鉢に日向土多めの土で植えましたが、鉢の高さが高い分冬の寒さの厳しさにはあまり耐えられず長く生き残ってくれた事がありません(ちなみに北海道でも積雪が少な目で寒さの厳しい地域在住です)。 グラウンドカバー目的に水はけの悪い土地には乾燥地を好むタイムを植えるのは向かないと思います。暑さの方は平気でカラカラに乾燥し一見枯れた様に見えても生きていられるのに蒸れにはとても弱いので種子から生えてその場で殖えていた物でも雨で土が数日間湿ったままになったりすると根が弱り急に枯れあがる事さえあります。 またスギナが生えると言う事はpHの方から見てもタイムには向きません。どちらかと言えば少しアルカリ性の方に向いた土を好むので、植えたいのならまずは粘土の混ざった土は出来るだけ取り除きし客土などで現在酸性に傾いている土の土壌改良とpH調整をしっかり行わないと成らないでしょう。でも掘ったりの手間が難しいなら土壌改良はうまくいきません・・・。 植えるなら水持ちを好む植物で酸性土でも平気で生えて来るもの・・・。例えば我が家に生えている物ならグレコマ(カキドオシの外国種)がびっしりとランナーを伸ばし殖えるので有望と感じます。ただ市販の物は葉に斑模様が入りますが殖えていくうちに斑模様は無くなりますし、絶やしたくなった時には絶やすのが難しいです・・・。 粘土質の土の場合地中に粘土層があるか、山際で山からの地下水が地表近くに染み出てきているなどという事が多く土に他の種類の土を混ぜるだけでは水はけの改善にはあまり成りません。根本的な解決はやはり粘土層を突き破り水が地下に逃げる穴を通すしかなく(山際の地下水由来なら対処の手段無し)1メートル近く穴を掘り粘土層がどのあたりの深さにあるか確認の上、その層を突き破って層の厚さ分砂や小砂利など詰めて土を戻す必要があり、広さのあるところだと同じ様な穴を何個所も短期間で自力で掘るのは女性には無理。土木業者に依頼して砂か小砂利を持って来て貰いミニユンボで何列か溝を掘って貰う(埋める方は少しづつでも自分で出来るので)のが一番簡単なのですが、予算的にも無理なのですよね・・・。 もし部分的でも良いので改善したいのなら元の地面から30センチは高くするレイズドベット法と言う水はけ改善があるのですがこれは無理でしょうか・・・。防水塗装しておいた厚さのある板や角材を枠状に必要な高さまで組みあげ角を支柱で固定し、中に新たな目的に合う土を詰めていき部分的にかさ上げするのです。余分な水は元の地面と枠の下の間から染み出すのでずっと水が引かないと言う事が無いですし特に水はけの良い土でアルカリ性が保て易い種類の土を使えば這い性のタイムも植えられます。 それか、ロックガーデン風に一部の場所に傾斜を付けて新たな土を盛る方法で水はけ良くアルカリ性の保ち易い種類の土を使い植える方法。公園で高山植物の展示栽培によく使われる手法。 今の状態の土なら腐葉土はあまり必要無いです。植物繊維は保水性が高く余計水持ちを高めるばかりで水はけ目的には使えません。赤玉土も良くありません。粘土に近い赤土を圧縮し形成してあるだけなので経年で徐々に球が崩れ粉状になり、まるで粘土を更に足したようになりかねません。バーミキュライトは庭や畑の土に混ぜても数年で粉状まで潰れてしまうので水はけ改善には役に立ちません。この種類の水はけ目的での使用は鉢植えの土に混ぜて砕ける前には植え替えて使用を終えてしまう短期間使用目的の物です。 もし混ぜるなら、火山礫の様な空洞穴が多い種類の硬い粒を小さな粒へ加工した、日向土の様な物を多めに大袋で安価に売られている「花の土」に混ぜてから庭の土に足す方が良いです。「野菜の土(又は畑の土)」や野菜にも使える兼用の土は腐葉土が多く混ぜられている事も多いので、日向土が混ざっている製品もある「花の土」の方が良いです。 固い岩が細かく砕かれた状態の砂は水を保持する能力は無く空気が含まれる余地が無いので水はけが悪い土と同化してしまいます。細かいと場合によっては団粒構造の邪魔をする事も。まずは空気が含まれやすい多孔質の粒の礫の様な素材を多く混ぜて空気の通りを良くします。鹿沼土もこの類ですが酸性の物なのでアルカリ性を好む植物を植えたい場合には使用が向きません。 また、無数に空いた穴に微生物が住み付き植物の育ちを良くしてくれゆっくりな効果ですが徐々に粘土質の土を分解してくれます。 他に土に混ぜると良いのは木炭を細かく砕いた物とか、籾殻そのものではなくもみ殻を燻炭に変えた物が向きます。 ただ乾燥しただけの籾殻だと土に混ぜれば腐ってしまい地中でガスが発生し植えた植物の根に悪影響を与えますしガラス質がそのまま含まれていると分解は遅いです・・・。燻炭にすることで含まれるガラス質が燃え尽き籾殻に微細な穴が大量に出来て、そこに微生物が住み付くと土に良い働きをするので、今後混ぜるのなら必ず籾殻燻炭を作ってから多すぎない程度混ぜて下さい。 水はけの悪い土地を改善するには、掘るか地面を高くするか傾斜を作るかのどれかくらいなんですね・・・。やはり自分の手間を増やすか費用を出して機械を入れるかのどちらかになり易いです。 どちらも無理なら広さを何区画かに分け毎年一区画分の場所を何個所か掘って粘土層を破り、土も土壌改良していくしかありません・・・。 粘土層を破ると手っ取り早いのですが、水はけが少しでも改善する程度でも良くて長期かかっても良いのなら質問者さんの所の現在の土や事情に一番合う方法は「イネ科雑草を生やしておく」ことです。 意外に思われる事でしょうが雑草の根が広く深く張り巡らされると粘土や水はけの悪い土を良く分解してくれ数年後に雑草を完全に取り除けば結構土質が改善されていることが多く、実際我が家の元湿地だったところを埋め立て客土し土壌改良した場所は、先住者が長い年月小松菜連作の為に大量に牛糞堆肥を混ぜ使ってしまった事から、引き継いだ時には濡れればネタネタと粘りかなり水はけが悪く、乾けば岩の様に固くなっていた酷い状態で(酷い残留窒素で野菜栽培に使うのは諦めた)10年ほど耕作放棄し自然に生えてきた牧草が生い茂るに任せておいたら(草刈りはしてました)最近牧草を抜くと適度に水はけの良い土に回復してくれ今では濡れても粘りは無く乾けばサラサラになっていて、今はそこには何も植え込んでいませんが他の土と混ぜれば鉢植えやプランターに使えるようになりました。 我が家の場合は特殊なのでここまで極端に年月がかからないとは思いますが根が長く丈夫なイネ科の、牧草くらいまでの大きさの植物(ソルゴーは密集できず大きすぎるかも)を植え草刈りして茂りすぎない程度に抑えながら生やせ続けるか、栽培するなら麦やエンバクあたりを植えるのを数年間続けた後に抜いて土を整えてみるとまあまあ良い状態に変わってくれているかもしれません。イネ科以外だと根が柔らかい物が多く土の分解に役立つとは限りません。イネ科雑草が主流であれば他の科の雑草も混ざっていて構いませんがシソ科とキク科の雑草はなるべく混ざらないように気を付けて。これらは蔓延り易く種で大量に殖え、イネ科雑草を全て取り除いた後もしつこく蔓延ってき易いので。
お礼
大変有意義な情報をありがとうございます。 大変参考になりました。今後の作業に役立ちます! 予算が少ないのは、土壌改善以前にやることが多いというのがあります。 今では不要になった物置壊したり、ご心配頂いている「山からの水」が大きく影響している場所もあります(しかしそれは今回の場所とは離れていて、別途対応しています) 田舎なので無駄に広いw 今回はとりあえずイノシシ穴をきれいにしつつ今よりは水はけも良くして今植えている樹木等にもいい環境にしたいと思って質問させていただきました。 業者さんに掘ってだけもらって埋めるのは自分でという考えもありなんですね。思いつきませんでした。(もちろん対応してくれればとなるのでしょうが)山の水方面の対策に業者さんにお願いすることもあると思ってるので、相談してみます。 ケチってるわけではないのですが、できるだけ自分でやってみたいというのが強いんです。 まずは先日いろいろ混ぜて埋めたところに多孔質のものを追加して、今後は間違えないで土を追加していきます! ありがとうございました。