>戦争のやり方も終わり方も知らない民族では?
日本人が偉そうなことを言えたものではないと思いますよ。太平洋戦争は「どう終えるか」を全く考えないで始めましたからね。
それは現代の我々もそうで、オリンピックをどうしても開催したいなら「こうやって新型コロナウイルスを収束させて堂々と開催できるようにしたい」って計画を立てるべきですが、総理大臣だろうが都知事だろうが誰もそういう「戦略」は立ててないですよね。医療現場の人たちが頑張って、国民が耐えて、ワクチンが普及すればなんとかなるやろとしか考えていないですよね。
不幸にも今の総理大臣は戦略家ではないし、都知事に至ってはその場の空気を読んでパフォーマンスするのは得意だけど長期的視野に立って物事を考えるのは苦手な人です。
中国人はうるさくて面倒くさいけれど、とても利に聡い人たちです。「自分たちにとって利益になる」となれば、必ず乗ってくる人たちです。ちゃんと落としどころさえあれば、中国人と交渉が決裂するってことはないのです。そこが中国人の面白いところなのですよね。
1940年の東京オリンピックが開催中止になったのは、日中戦争が泥沼化したからですが、その中止の直接のきっかけになったのは日本軍が武漢に侵攻したからです。東京オリンピックと武漢というのは因縁めいているのですよね。
そして当時なぜ日本軍が武漢に部隊を進めたのかというと、武漢がある湖北省にある大冶鉄鉱山とのルートを確保するためです。日本にとって大冶鉄鉱山は非常に重要な輸入先でした。
そう、日本は中国と戦争しながら、その戦争に必要な鉄の原料である鉄鉱石をその中国から買ってたのです。買うほうも買うほうですが、売るほうも売るほうだ・笑。もし大冶鉄鉱から鉄鉱石が買えなくなったら日本は戦争を継続できなかったかもしれません。その懸念があったからオリンピックをフイにしても武漢に軍隊を進めたのです。
中国は台湾に侵攻するぞと政治的に圧力をかけながら、その一方で福建省には沢山の台湾系企業の工場があります。「それはそれ、これはこれ」なのです。
中国の王毅首相なんて、公けの場でなければ日本語で話すくらい日本語に堪能なんですよ。日中関係がこじれたきっかけは、小泉純一郎首相(当時)が靖国神社参拝を強行したからです。あと尖閣諸島の下にある石油資源についても中国側から何度も日中合弁事業での掘削を提案されていたのですが、それを無視していたのは日本側なのです。なぜ尖閣諸島の石油資源の日中共同開発を日本側が無視していたのか私には分かりませんが、私は「日本で国産の石油が確保できるようになると原子力発電所が必要なくなるから(石油開発事業に乗り気ではなかった)」と思っているのですけどね。
お礼
回答ありがとうございます。 新型コロナウイルス対策で日本の対応の遅れは世界中から 注視されています。選手を送るべきか否かで未だに決め かねている国が多いです。なにしろワクチンを海外から 買っている状況ですからね。これで先進国とは片腹痛い です。 戦時中の武漢からの鉄鉱石の買い付けは知りませんでした。 しかし、大型戦艦や空母などを建造するのに、鉄が必要 だったことは明白です。 しかし、石油資源は南方に進出して補おうとした。 そこが激戦地になって、日本兵はバタバタと倒れていっ た。ということですね。 尖閣列島の石油資源の採掘ですが、日本の石油会社は アメリカの資本から買っているので、それを反故にして 勝手に採掘はできないという事情もあります。 また、手を上げる企業も無いことから、これは難しい でしょうね。