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国交に関する用語
(1)国交を樹立する(2)国交を回復する(3)国交を正常化する 違いを教えてください。
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- koncha108
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外務省のサイトで、「国交回復」「国交正常化」を検索すると、 https://www.mofa.go.jp./mofaj/index.html 国交回復: 韓国(1965), フィリピン(1956), ソビエト(1956), ポーランド(1957) 国交正常化: 中華人民共和国 (1978), フィリピン(1956), 韓国 (1965), 北朝鮮 (---), ロシア(完全な国交正常化) 重複して使われていますが、どうやら国交正常化は、国交を樹立、回復して、お互いの外交関係を正常なものにすること。 国交回復は元々正式な国交と外交関係があり、戦争などによってその関係が一旦断絶し、再び合意して外交関係を復活すること。 かなと思います。 中華人民共和国は、元々日本が戦前中華民国と国交があり、日中戦争で断絶し、戦後中華民国と国交回復を行ったのですが、正式に認めていなかった中華人民共和国とも人的交流や貿易関係はあったものの、過去に正式に国として認めていなかった物を、正式に認めて外交関係を結んだから、回復では無く正常化なのでしょう。韓国は日本統治以前に大韓帝国と国交があり、それが日本による併合でなくなり、戦後できた大韓民国を大韓帝国の後継と捉えたから国交回復で、その国交を正常なものにしたから国交正常化なのでしょう。その点北朝鮮は、過去に国交を結んでいたと言う認識が無く、一方で朝鮮総連などを通じた対話ルートや今は制裁で止まっていますが北朝鮮の船舶の機構や僅かながらの貿易関係もあったので、国交回復は無いけれど国交正常化はあるのでしょう。 ロシアは、かつて日本とソ連に外交関係があり、戦争によって一旦断絶し、戦後共同宣言で国交を結び直して回復したけれど、領土や安全保障に関して定めた平和条約が締結されないままになっているので、それを締結して初めて完全な国交正常化が成し遂げられると言う認識なのだと思います。 そうやって考えると、国交樹立とは、それまであまり対話や交流が無い国と外交関係を結ぶことを言うのだと思います。外務省のサイトでは、カタール、クエート、ウルグアイ、ルーマニア、インド、トルコなどが国交樹立と共に記述がありますが、概ね日本から遠く歴史的にも交流が少なかったか、新しく国として誕生した国との外交関係について言っている様です。
(1)国交を樹立する 今まで全く国交がなく外交関係をこれから始めること 例 現在台湾と北朝鮮は国交がないが始まれば樹立となる (2)国交を回復する 過去に外交があって断たれていたのが再度外交が始まれば 回復となる。 例、日本とアメリカなど 戦時中は断たれていたが現在は回復。 (3)国交を正常化する 国交はあるものの不安定な状態 例、中国、韓国などは不安定な状態、お互いの信頼が回復すれば 正常化になったということになる。