なにわ筋線は、快速も乗り入れます。ということは。
もともと、大阪市~和泉市間輸送は、梅田、天王寺は圧倒的にJRが優位でしたが、難波に関しては南海・泉北ルートも健闘していました。
また、料金面では難波~和泉間を比較すると、JRの方が安く400円ですが、570円と、170円高いですが、1本で行けるメリットがありました。
さらに、JRは乗り換えのハードルがあるためか、45分ぐらいかかるのに対し、大使、南海・泉北は特別料金不要で最速な、区間急行でも37、8分で、こちらに分がありました。
一方で、南海・泉北で独占している、泉北NTエリアは、昨今では、オールドタウンかが進んでおり、92年に164,587人あった人口が、2019年に12万人割りました。つまり、NTに関しては、約4分の3まで減少したということです。
また、2020年度のデータですが、コロナ渦で、中百舌鳥~光明池間でおおよそ20%前後、和泉中央で28%乗降人員が減少しているそうです。
以下を参照。
https://sencomi.com/localnews/0923-senboku-7/
現状、難波と和泉の間を乗り換えなし、速さでも優位に立つ、南海・泉北ですが、
なにわ筋線ができてしまうと、JRも乗り換えのハードルがなくなります。
さらに速さの面でいいますと、新快速が京都~大阪間輸送で阪急、京阪、大阪~三宮間で阪急、阪神、三宮~姫時間で山陽に対し優位に立っています。
同じ手をなにわ筋線~阪和線でもやりかねないです。
ちなみに、しかし、泉北はなにわ筋線には乗り入れないと過去の質問で回答が来ました。
そうなった場合、安くて速くて乗り換えなし、その上、梅田や天王寺から和泉方面へも直結できる、JRに客が流れるのは至極自然なことです。
また、NTの高齢化も相まって、泉北がなにわ筋線が開業する2031年以降、神戸電鉄粟生線と同様、赤字転落、お先真っ暗なのは目に見えています。
何も手を打たなければ廃線の危機すらあり得ます。
泉北ファンとしては、先行きが憂慮されます。