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なぜ太平洋高気圧は南から来るのか
太平洋高気圧は日本の南東の方にありますよね。 梅雨の時期が終わるとなぜ、南西の沖縄の方から九州、近畿、関東へと上がってくるのでしょうか?関東あたりから太平洋高気圧に覆われるのではないかと思えてしまいます。
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- fujic-1990
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1番回答者です。 > 梅雨明け後、真夏の太平洋高気圧の配置を見ると、やはり沖縄や > 九州が優先的に覆われ日本の南西からせり出してるように見えます。 お書きの高気圧は、事典類で「太平洋高気圧の張り出し」とか説明されている高気圧(の一部)なのではないでしょうか。 つまり、オホーツク海高気圧(北東)からの圧力が強いので、太平洋高気圧は北上できず東西に、腕状に延びるんじゃないでしょうか。 腕に過ぎない高気圧でも、オホーツク海から遠い位置にある関係でオホーツク海高気圧からの圧力は早々に消えて、その結果腕部が北上でき、沖縄方面から梅雨明けとなる…のではないかと私は思います。 が、ブリタニカ国際大百科事典によると、『5月頃、勢力を強めた南シナ海方面からの熱帯モンスーン気団と長江気団とが南シナ海から沖縄方面で収束して、その収束帯に梅雨前線ができ、沖縄方面は梅雨になる』という説明があります。 また、日本本土の梅雨前線のでき方には別な説明(簡単に言うとオホーツク海高気圧と太平洋高気圧のぶつかり合い)があって、同じ梅雨前線でも、どうも二つの梅雨前線のでき方は違うようなのです。 時間が経つと質問者さんの質問に対する回答として役立たなくなるので、まだ分かり早め(易くは解説できないうち)に回答しますが、2つの梅雨前線のでき方、できる理由が違うからには消滅理由も違うのではないか、一見、沖縄の梅雨前線も太平洋高気圧の影響で消滅しているようでも、(回りくどいですが)実は違うのではないかと考える余地もあるみたいなのです。 つまり、沖縄の梅雨明けは太平洋高気圧のせいではない(たとえ天気図ではそう見えたとしてもそうではない)ので、太平洋高気圧に近い関東よりも、先に沖縄が梅雨明けする…のではないか、とも。 事典類を読みこなせばひらめく言葉もあるかと思いますが、とりあえずご納得されないとは思いますが、現時点では精一杯です。
- houjyoumikako
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地球が自転してるため、オホーツク海高気圧が勢力を無くした時に、コリオリの力で太平洋高気圧は東南東から西北西にせり出して来るのです。
- fujic-1990
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ざっくり説明します。 梅雨前線(5~7月に日本~中国大陸に発生する停滞前線)のでき方(できる理由)を考えると、 オホーツク海あたりの高気圧からの冷たい空気と、南方(南シナ海や太平洋高気圧の腕のような小さな一部)からの暖かい空気のぶつかり合いでできた前線が、押しつ押されつして停滞し、梅雨前線となります。 北半球が夏になって温まってくると、オホーツク海高気圧の冷たい空気が勢力を維持できなくなり、それまで南方まで進出できていた冷たい空気が南下できなくなります。 徐々に、冷たい空気が暖かい空気に押し負けるわけです。 で、停滞前線(梅雨前線)が北(本州側)へ移動していくことになるので、南方の沖縄から梅雨明けとなります。 なので、沖縄あたりの梅雨明けは太平洋高気圧(の中核部分)とは関係ありません。どちらかというと、北方軍(オホーツク海高気圧)の撤退が原因です。 本州あたりまで下がってウロウロしていた停滞前線(梅雨前線)に引導を渡すというか、ダメ押しして撤退させるのが、太平洋高気圧(の中核部分)で、太平洋高気圧(中核部分)は質問者さんが想像されたように、基本的には関東から日本を覆い始め、あっというまに停滞前線を解消し、日本(本州)全体を「夏」にしてしまいます。 ※太平洋高気圧(の一部)が沖縄の梅雨明けにどの程度影響するかとか、中核部分が日本のどの部分から覆い始めるかとかは、その年の太平洋高気圧の形しだいで、必ず沖縄の梅雨明けに影響しないとか、必ず関東から覆い始めると限ったものではありません。
補足
いまいち納得できません。 梅雨明け後、真夏の太平洋高気圧の配置を見ると、やはり沖縄や九州が優先的に覆われ日本の南西からせり出してるように見えます。 https://smtgvs-weathernews-jp.cdn.ampproject.org/ii/w820/s/smtgvs.weathernews.jp/s/topics/img/202008/202008170185_box_img0_A.jpg 太平洋高気圧は日本の東にあるはずなのになぜなのか分かりません。