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Mcintosh C34Vとの相性
最近、Mcintosh C34Vを購入し、モニターアンプでTannoy mercury m2を鳴らして楽しんでいるのですが、パワーアンプを購入し少し大きいスピーカーでも購入しようかと思っています。同年代?のMC7270やMC7300ではなく、MC202もどうかと思っているのですが、相性はどうでしょうか?
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C34V を所有していました(^_^)/。 Monitor Amp' とは C34V 内蔵の 20W×2 /8Ω Power Amp' 出力の事ですか? 88dB/Wm 程の能率とは言え 16cm Woofer 14 Litter Enclosure の Tannoy Mercury M2 を鳴らすのには C34V 内蔵 Amp' で充分と思いますが……。 MC202って 60 年代から 70 年代に劇場用 (業務用) として作られた真空管 Amplifier Series ではなく、84 年に発表された MC2002 の事ですよね(^_^;)! MC2002 (84 年) ならば C34V (85 年) や MC7270 (85 年) と同年代ですよ(^_^;)! 勿論 C34V と繋げられます。 C34V は 1977 年に発表された C32 の Design はそのままに、内部回路を大幅に変更して小売価格が 50% も値上がりしてしまった C33 を Base として Video 機器の制御もできる Option を加えた Model ですので、Audio 回路部は 1981 年に発表された C33 のものを踏襲しています。 当時は Burwen 社の Ope'Amp' Module を使って驚異的な Low Noise 化を実現した Mark Levinson 社の LNP Series に刺激されて McIntosh 社も C33 に大量の Ope'Amp' IC Chip を投入したのですが、Try & Error で IC を使った回路を練り上げる研究費が馬鹿にならず、C32 が $1,650 だったと言うのに C33 では $2,450 に小売価格が跳ね上がってしまいました。……下写真は C34V の中身ですが、IC 化されて、すっきりした基板になっています。 MC7270 も同時期の技術革新を投入した Power Amp' なのですが、MC2002 は C32 の頃に開発が始まった事から IC 満載の C34V と較べると一時代古い世代の Amp' という事になります。 ……値段も MC7270 が $2,500 と C33 に合わせた Grade であるのに対して MC2002 は $1,850 と C32 用の High Power Amp' という位置付けです。 相性に関して言えば C34V に MC2002 を繋いでも何の問題もありません。 この頃の McIntosh 社は (今は疾うの昔に引退した) Roger Russell さん等の技術者が McIntosh Sound をきっちり守っていましたので 2 世代ぐらいの差がある Pre' と Power Amp' を繋いでも Sound Character がブレるという事はないだろうと思います。 ……でも、その後は……研究費使い過ぎて軒が傾き、創業者の Frank McIntosh さんも亡くなって McIntosh 社は日本の Clarion 社に身売りしてしまうんですけれど(^_^;)……。 でも、私は Tannoy Mercury M2 を鳴らすのに 300W×2 級の Power Amp' が良い結果をもたらすのかどうかの方が疑問です(^_^;)。 C34V 内蔵 Amp' も McIntosh 社の専用 Power Amp' も Sound Character は同じものに揃えられていますし、88dB/Wm の Speaker ならば 10W も使いませんので 100W 以上出す Power Amp' に対しては C34V の Volume Controller で予め 1/10 以下に信号を絞ってから送り出さねばならず、その分 Power Amp' での Noise Floor に被る信号が増えてしまいます。 私は米国在住中、BOSE M901 で 100dB/Wm 以上の大音量を出すのに McIntosh C34V では Power 不足である事から PHILIPS DFA1000 (日本 MARANTZ PM99SE の Black 仕様) を選択たのですが、気に入っていた McIntosh C34V は帰国してから中古を購入して BOSE M501MkIII やその後の自作 Speaker を鳴らすのに愛用していました。 C34V の内蔵 Power Amp' は 6800μF 電源 Condenser で駆動する 20W×2 の Amp' とは言え、太い輪郭ながらも充分に高速で熱気のある McIntosh Sound をきちんと踏襲するものでしたので、何の問題もありませんでした。…… 10 年落ちを Refurbish した中古機だったので 1 万時間 (3 年) も使わないうちに電源がヘタって来たのと Front Panel 中央の Button 類が接触不良を起こし始めたので再度 Refurbish させましたが……まぁ中古品は 1 万時間なんて持たないものですが、接点部の腐食とか Soldering の浮きとかの Trouble もありますので、一度は Refurbish し直しが要ると思いますよ(^_^;)。 C34V の Bass Tone Controller は 30Hz を中心としているので Tannoy Mercury M2 には殆ど効果が得られないと思いますが、30Hz 近くまで充分な音圧を発生できる Speaker System ならば C34V の Bass Tone Controller は High Power の Power Amp' など用いなくとも絶大な威力を発揮してくれます。 Tannoy Mercury M2 の低音再生域拡大を狙うのであれば Power Amp' を High Power 化するよりも PSW (Powered Super Woofer) を加えた方が確実です。……PSW の帯域は音色感が殆ど判らない重低音域ですので C34V の McIntosh Sound Character を阻害しませんし、C34V は Rear Panel を見れば判る通り、Line Level 入出力端子が沢山揃っていますので Tape 出力 Selector で PSW の On/Off ができる筈です。……数万円もあれば、中華 Class D Amp' で自作 Super Woofer を駆動する System を組めますよ(^_^;)/。 まぁ将来、部屋を広くして Speaker も大型のものに変えるのであれば MC2002 でも MC7270 でも (更には MC7300 でも) 良いでしょうが、Tannoy Mercury M2 を鳴らす目的では Power Amp' の追加は期待通りにはならないと思います(^_^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
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A No.1 HALTWO です(^_^)/ 御礼、有難う御座います。 PSW は Active な Power Amp' を内蔵している事から ASW (Active Super Woofer) とも呼ばれます。……昔は Power Amp' を内蔵していない Passive な Sub Woofer 製品もありました。 ……そうか、今気が付いた(^_^;)……PSW だと Passive Super Woofer と混同し易いですね……ASW (Active Super Woofer) といった方が良さそうです(^_^;)。 ASW は、近年は単体で購入する人が少なくなったのか、有名どころの製品は軒並み生産終了してしまい、製品で入手するには中古を探すしかないかも知れませんね。 私は自作してしまったので製品は中古品しか見たことがありません(^_^;)。 著名だったのは YAMAHA の YST Series ですが、DENON や KENWOOD 等からも同様の ASW が出ていた筈です。 安価な ASW を選ぶこつは 2 つあり、1 つは「Cut Off 周波数 Selector が付いていること」です。 大抵は 40Hz~200Hz ぐらいの範囲で Low Pass Filter の Cut Off 周波数を変えられるようになっている筈で、これにより Main Speaker System と低域が被らないよう、調整できます。 ASW に用いられている Woofer は市販の Woofer よりも振動板を重くしており、その分能率が落ちるので専用 Power Amp' を内蔵しているのですが「振動板が重くて高域が出ない=低域だけが良く出る」Woofer を内蔵する High Power Amp' で駆動する事から、比較的小型の Model でも 40Hz 以下まで大きな音圧を発生できます。……専用 Woofer を用いた上に長い Horn 構造まで採用した Model では 10cm 径台の Woofer でも 40Hz のドシンとかブムいう極低音の響きを作り出せます。 もう 1 つは「響鳴筒の出口が金管楽器の先のように 3 次曲面加工されていること」です。 通常の Bass Reflex 型 Speaker System の響鳴筒は単なる筒状ですが、極低音向けの ASW では筒状だけだとこの部分で高調波歪が発生し易く、YAMAHA の YST Series はいち早くこの問題を解決した Series として知られていました……DENON や KENWOOD の Model もラッパ型開口部を踏襲していますので、極端に安価な Model でもなければラッパ型開口部を採用していると思いますが……。 まぁあまりに古い ASW の中古品は Woofer の Edge 部が壊れている可能性がありますので、この辺は「当たり」を得られるか、賭けになるでしょうが……。 自作する場合は、市販の Woofer では ASW ほど極低音を大きな音圧で出せませんので、BLH (Backload Horn) と呼ばれる構造を Front 側にも配した DLH (Dual Load Horn) にするのが簡便でしょう。 DLH は各 Horn の長さを 1:2 にするのが BOSE 社が用いた Bazooka と呼ばれる ASW で有名です。 Bazooka は Horn ではなく単なる筒状の共鳴管ですが、これを筒ではなく箱内で折り曲げ Horn にするわけですね。 極低音用共鳴 Horn ですので、Horn の断面積変化率は厳密に計算する必要はなく、入り口から出口に向かって徐々に広がっていれば問題ありませんし、Horn 長も充分な長さがあれば厳密な計算をしなくても構いません……共鳴周波数範囲は 1 Octave 以上ありますので、共鳴中心周波数が数 Key ずれたぐらいでは大きな問題にはなりません……私はサブロク合板を切って自作したので 1.7m と 0.85m ぐらいになっています。 自作 ASW はこれを Drive する為の Power Amp' が別途必要になりますが、低周波用 Power Amp' は安価な中華 Class D Amp' で充分です。 Cut Off 周波数を任意に設定できるように Cross Over Network という製品も購入する必要がありますが (Speaker Network で作ると Cut Off 周波数変更の度に Network を作り直さなければならなくなります)、音色を感じる低~高域の調整に用いるものではないので安価な製品で問題ありません……私は 1 万円の Cross Over Network と 4 千円の中華 Class D Amp' を用いています(^_^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
HALTWO様 再度のご回答有難うございました。 初心者ですので、とても自作まではいきませんが、 オーディオの勉強を再度しながら、楽しみたいと思います。 そうそう、MVSー1Video Selectorを売っているところがないかとチェックしていましたら、幸運にもebayで見つけてしまい、購入してしまいました。届いたら、ASWとのセットで映画も楽しみたいと思います。
お礼
HALTWO様 早速のご返答ありがとうございました。 C34V 内蔵の 20W×2 /8Ω Power Ampの利用を目的として購入したのですが、現在、EXT Input にアナログ入力で繋げています。英語マニュアルをネットでダウンロードして繋げています。 Denon PMA2000IIIが壊れてきたので、憧れのMcintoshを購入したいと思い、Tannoy Mercury M2であれば内臓アンプで鳴らせるかとC34Vにしました。Denonよりも艶のある良い音で鳴っていますが、ご指摘いただいたように低音があまり聞こえてきません。なので、ご提案のPSWを繋げる方法もあるのか!と得心した次第です。 なにぶんオーディオ知識が無く、現在勉強中の初心者ですので、新しいスピーカーやパワーアンプの購入は取りやめて、しばらくHALTWO様のPSWを探してみたいと思います。 再度の質問で恐縮ですが、オススメのPSWはございますでしょうか。 豊富な知識を頂きまして本当に参考になりました。 有難うございました。