勉強をするという意味では次の二冊。
「あなたも株のプロになれる」立花義正 パン・ローリング社
これは、相場を齧ってみて損をする前に初めに読んでおいた方がいい本だと思います。相場というものは、といった考え方の部分で根本的に間違っている人が多いです。そういう考えの矯正に良いと思います。技術論に焦点を当てている数少ない本。
「ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法」ラリー・ウィリアムズ 日本経済新聞社
ロビンスカップで年率1万%(1年で1万ドルが100万ドルに!)という空前絶後のパフォーマンスを叩き出して、トレーディングの世界に名を轟かせた大御所ラリー・ウィリアムズ。彼のおそらく一番初めに書いた本。然し意外にも、システムトレードの入門書として良書だと思います。きっとシステムトレードの黎明期だったんでしょう。
テクニカル分析の本では、次の二冊。
ただ、私自身が今はテクニカル分析は殆ど利用しないので、知識として知っておいていいかなという程度でお勧めします。テクニカル分析が役に立たないと考えているわけではありません。
「先物市場のテクニカル分析」ジョン・J・マーフィー 日本テクニカルアナリスト協会
古典中の古典。かれこれ10年以上前に買ったテクニカル分析の本。当時はこんな本しかなかった。しかし現役で今でも書店に並んでいるのはすごいと思います。
チャートを見るとき、今でも形だけは必ず気にしていますが、基本的なところはこの本で勉強しました。テクニカルアナリストの資格を取ろうというのでなければ、トレンドラインの概念ぐらいを頭に入れておけばいいかもしれません。
テクニカルアナリストの資格を取っても相場で儲けることができるようになるは思えませんが、相場について薀蓄を語ることはできるようになります。
「チャートの救急箱」投資レーダー
テクニカルインデックスというのは結局、本に書いてある解説を読むよりエクセルなんかで実際に計算させてグラフ表示させてみるのが一番、と考えています。この本に解説もありますが、計算式が書いてあるのがこの本の一番いい部分だと思っています。
テクニカルインデックスの組み合わせなんかに言及してるのもいいです。テクニカル分析を実践で使うとすれば、自ずとそういう使い方になると思います。
読み物として。
「マーケットの魔術師」ジャック・D・シュワッガー パン・ローリング社
「新マーケットの魔術師」ジャック・D・シュワッガー パン・ローリング社
ある意味定番本です。実際にトレーディングの世界で活躍している人たちのインタビューを集めた本です。初心者が読んでもいろいろなトレーダーの雰囲気が伝わってくる本じゃないかと思いますが、ベテランが改めて読んでも奥の深さを思い知らされる本です。
現役で活躍している人がどれぐらいいるかわかりませんし、時代の流れが速いので「古き良き時代」の昔話になっているものもあると思いますが。やはり面白いです。
最近は相場の本はあまり読んでませんので、古いものしか思い浮かびませんでした。すみません。
ただ、10年ぐらい前の本でも、相場の良い本というのは古びないと思います。新しく出た本を読んでも何かで読んだ内容の刷り直しみたいで半分も続かないのに、昔読んだ本を読み返すと改めて発見することがあったりします。
生涯最悪の無駄金だと思ったのは「タートルズの秘密」。確か2万円ぐらいしましたが、10ページぐらいしか読まなかったように思います(笑)
お礼
早速問い合わせてみようと思います。アドバイスありがとうございました。