あなたは何歳のかたですか?よく歩いていますか?(仕事でではなく健康の為)腹部の手術をされたことありますか?腰痛持ちですか?食事は良く噛んでますか?
水分や食物繊維を摂っていますか?ストレスを抱えていませんか?
まだまだ排便に影響するものは山ほどあります。排便反射が低下するのが問題でない。永久的に排便反射が低下している方は自発便をする事は出来ません。数日おきに摘便しなくてはなりません。スッキリ出なくなった。出し尽くし感は主観です。そして主観は排便機能に大きく影響を及ぼします。
排便とはひねり出すものです。マヨネーズを下に向けても出ませんが少し握ると一気に出始めます。そのように考えてください。実際はもっと複雑(例えが悪くて申し訳ない)
結腸で水分を吸収されて固形になった便は、すぐに排泄されるわけではなく、結腸の最後尾に位置するS状結腸でしばらく待機します。排便のための刺激になるのは、食事、便量の増加などです。特に食事は大きな刺激になり、横行結腸からS状結腸にかけて胃、結腸反射による強い蠕動運動が生じます。これを総蠕動といい、1日に1~2回起きます。この蠕動に便の重さによる刺激が加わり、便は直腸に向けて押し込まれます。便の移動によって直腸内圧が40~50mmHg以上になると、刺激が直腸壁の骨盤神経から仙髄の排便中枢に伝わり、視床下部を経て大脳皮質に伝達され、便意を意識することになります(この部分が俗に言う排便反射)。こうした刺激は、直腸内の内容物より上方の緊張や運動を高め、それより下方の緊張や運動を低下させます。この絞り出すような運動により、便は次第に肛門に向けて送り出されていきます。
一方、排便中枢に刺激が達すると副交感神経が刺激され、反射的に直腸筋が収縮して内肛門括約筋が弛緩します。ここでも、内容物を絞り出すような運動が起こります。 また、随意筋からなる外肛門括約筋は意識的に排便を調節できます。(この部分が俗に言う我慢)
ですから意識的に排便をしようとして、排便動作をとって努責することにより、腹腔内圧と直腸内圧の上昇、直腸筋の収縮、横隔膜の押し上げなどの運動が協調して起こり、便が肛門から排泄されます。
我慢するというのは正確には便意を感じにくくする事で、仕事などで不都合があるためむしろ訓練することで、我慢出来る様になります。私は仕事で持続12時間なんて結構ありましたが、便意も尿意も全く感じません。休憩中に普通に便意を感じて
出してました。逆に公衆トイレや旅行中便意を感じても出ません。つまり自律神経が緊張状態の時には余計な信号が脳に伝わり、それが腸のひねり出す力を一時的に麻痺させ、開くはずの肛門が開かないのです。それは排便反射の低下とは言わない。
あなたの様な症状の場合、普通は腸を閉塞するものの有無で直腸内圧を測ったり
しません。いい事か悪い事か分かりませんがここ2年で自然排便に近い下剤が計4種類発売されました。強制的に出すではなく、自然と・・・・というコンセプトだそうです。私は60前ですが一日に2回、特大バナナ3本でます(昔から)。でも父が直腸癌で亡くなってから半年、排便は2日に一回ぐらい、快便感はなくなり、残便感が多く、大腸内視鏡も受けました。異常なしでした。父の病名が直腸癌だったことで不安から排便リズムや排便反射のコントロールが乱れた為でした。
腰椎の手術後の腸管蠕動障害や、寝たきりの人、ほとんど動かない人で無い限り
排便反射に固執する必要はないと思いますが。あなたにとってとても深刻な悩みだと思いますが、急がば回れというのが良いときもあります。
お礼
そんなので戻るのですか・・・。