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破傷風予防注射
昔交通事故に遭ったとき、治療時に破傷風の予防注射をしてもらいました。 間をおいて2回打つということですが、2回目をすっかり忘れてしまい、10数年たちます。 で、このとき打ってもらったのは、抗体を作るための注射なのでしょうか? ちゃんと2回打たないと意味ないんでしょうか? いま、改めて抗体をつくる注射を打つとやはり2回必要なのでしょうか? そもそも、いきなり病院に行って「破傷風予防注射してくれ」といって打ってもらえるのでしょうか? また費用はどれくらいかかるのでしょうか?
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交通事故に遭われたのは何歳頃のお話でしょうか? 通常、小学校に上がるまでの間に三種混合・あるいは二種混合の形で予防接種を受けている場合が多いのですが。 三種混合の予防接種は、3回接種が行われます。 予防接種には弱毒素、死滅菌、トキソイド(蛋白毒素の免疫性を保持したまま、その毒性をなくしたもの)による接種の3種類の方法があり、破傷風はトキソイドを接種します。 抗体の産生(免疫)は、初回の細菌や毒素等の異物の暴露(接種)では、その抗体が産生されるまでの準備に要する時間が長く掛かるため、反応性が遅く、抗体産生が追いつかない間に病変が進行し、重篤な状況に陥ってしまいます。しかし、一度その異物に暴露された経験があると、その異物を記憶している抗体産生細胞が抗体を産生し、初回に比して素早いスピードで抗体が産生され、状態悪化・発症を防ぐ事ができます。 もし、小さな頃に接種済みであることを確認した上で接種されたのでしたら、破傷風毒素に対する抗体産生を予め活性化させる目的を持っていたのかもしれません。 そうでなければ、その先を見越し、破傷風菌に対する予防を目的としたものになるでしょう。 接種を複数回行う必要のあるものは、いわゆる免疫の持続力が弱いものであることが多く、終生免疫を得られるような麻疹やオタフク風邪等は1回の接種で十分になります。 説明がややこしくなりましたが、破傷風の予防接種については最寄りの医療施設に直接聞くのが一番の早道ですし、一度接種経験がある場合は、破傷風菌に対する抗体価を確認してからされる場合もあります。 就学前の子供に対する予防接種は無料で実施して貰えますが、成人してからは費用的にどうなのか、各市町村、各施設によりばらつきがある可能性もあるので、これについても直接お問い合わせされるのがいいでしょう。
お礼
>交通事故に遭われたのは何歳頃のお話でしょうか? 高校生のときです。 そのとき「これを(注射)をやっておけば一生大丈夫」と医者に言われたので、 予防注射かなと思ったのですが。 >一度接種経験がある場合は、破傷風菌に対する抗体価を確>認してからされる場合もあります。 そういう検査があるのですね。 その値が充分なら改めて接種する必要はないですね。