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眼圧を下げる目薬で目が真っ赤

病院で処方された眼圧を下げる薬を毎日(?)使っている家族。 目が真っ赤っかになっていたので心配して聞いたところ、いつからか充血するようになったようで、病院では「副作用で赤くなるのは仕方がない」との回答だったとのことです。 私ならそんな副作用がひどいなら使いたくありません。 副作用で目が真っ赤っかになる目薬、使い続けて大丈夫でしょうか? 色々アドバイスいただきたいです。

専門家の回答 ( 1 )

回答No.4

こんにちは。ご家族が使用している薬で見た目にも分かるほどの副作用が出ていたら心配になりますね。 眼圧が高い状態を緑内障と言いますが、緑内障の治療薬は非常に多くの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。 質問者様が仰るように、緑内障の点眼薬には副作用として充血が出てしまうものがありますが、これはほぼ必ずと言って出る副作用です。 他の回答者様も仰っているのですが、眼圧を下げる主作用を得るためにどうしても発生してしまうのが充血なのです。 そして、この充血は目の機能などに対して何ら問題を起こすものではなく、心配いりません。 とはいえ、見た目に非常に気になる副作用ですし、質問者様のように心配になってしまうご家族や知り合いの方もいらっしゃるでしょう。 治療を受けている本人も気になることがあるかもしれません。 そこで使い方にコツがあるのです。 問題のない副作用として充血を起こす点眼薬は1日1回のタイプと1日2回のタイプがあります。 1日1回点眼のタイプは点眼後の充血が8時間ほど持続します。 このため、点眼のタイミングを就寝前として指定することが多くなっています。 就寝前に点眼するようにすれば、充血が起こっている時間の大部分は寝て過ごすことができ、人目に付かないためです。 1日2回タイプは充血が発生する時間が90分です。 点眼のタイミングは朝・夕だったり朝・寝る前だったりと患者の生活に合わせて指定されます。 充血の時間が90分と短い方なので、出かける予定や人と会う予定などがある際にはその時間から逆算してなるべく早く点眼を済ませると目立たずに済みます。 そこで、そもそもなぜそんな副作用が必ず出るような点眼薬を使うのか?という疑問が出ると思います。 どのような薬も主作用と副作用があり、患者の状態に応じて薬を選ぶ際には主作用によるメリットと副作用によるデメリットのバランスで決めます。 主作用がしっかり期待できて、副作用ができるだけ小さいのが理想です。 1日1回タイプの充血が出てしまうタイプの薬は眼圧をしっかり下げてくれます。これが主作用ですね。 そして副作用として出てしまうのが充血です。 もちろん、充血以外にも副作用はありますが、頻度と重要度がそれほど大きなものとは言えないものです。 先ほども申し上げたように、この充血は人体に害となるようなものではありません。 つまり副作用としては極めて小さいものと言えます。 このことから、1日1回タイプの点眼薬は緑内障治療の第一選択薬になっています。 充血を起こさない緑内障治療薬もありますが、それらの副作用は充血よりもずっと注意が必要で、場合によっては健康被害に直結するものです。 副作用が非常に少ない薬、つまり充血だけで済むもので眼圧のコントロールを試み、それで効果が不十分であった際に初めて他の薬を最小限で併用することを考えます。 眼に見えるものなので気になる副作用とは思いますが、問題のあるものではありませんのでご安心ください。 ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。

ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール

ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...

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