通信、郵便、タバコ、塩などは、昔は準国営の公社が行っていました。米など国が一括で買い上げていたものもありました。
これらは文化の向上、生活の最低限の維持のため行われていました。
また、水道、河川、道路、鉄道なども公共団体の管理です。
これらは統治のためです。
河川、水道は、水利権と密接に繋がっていて、個人や統治に関係ない組織が持つと支配力が大きくなりすぎるためですね。
もともと租税自体が、水利権や橋やトンネルなどの道を作るためにできたようなものですから。
あと、日本に国有林など公共団体保有が多いのも、入り会い権という生活に関わるものを個人などに占有させないためだったりします。
これらの統治の仕組みは明治時代に、幕藩体制を破壊し、日本を一つにまとめるために行われたものです。
だんだんと民営化されてきていますが、水道は一部の地域をの除いてまだ公共団体での運営が残っている形なんですね。