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欧米での動物虐待
ネットの書き込みに、日本における動物虐待の罪が軽すぎる、というものがありました。ということは、ヨーロッパやアメリカでは、厳罰になっているのでしょうか?
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イギリスでは、競馬で騎手が馬にムチを入れていいのは7回までと決まっています。武豊騎手が渡英したときについうっかりビシビシ打っちゃったらしくて、騎乗停止処分にされたことがあります。 アメリカでは、全ての州で闘犬が禁止されています。NFLのスーパースター、マイケル・ヴィック選手が闘犬をやっていることが発覚し、刑務所に行ったうえに無期限選手失格処分を受けています(後に処分は解除されましたが、全米アンケートで30%を超える人が復帰に反対を表明しているそうです)。 ただ欧米人の闘犬というのは結構ドギついです。まずピットブルと呼ばれる闘犬のための犬種が人工的に作られています。 闘犬として生まれた犬は、とにかく闘って噛みつくことを生まれたときから仕込まれます。ぬいぐるみを与えられ、噛みついてボロボロにすると「よくできたねー」と誉められるのです。その戦いは大抵どちらかが死ぬまで行われます。負けた犬は見るも無残な姿になり、生きられないから電気ショックか首を絞められて殺処分されるそうです。仮に大けがを負わなくても相手の犬が怖くなってもう戦えなくなるので、どのみち殺処分されます。 「犬を見たら殺せ」の犬版ターミネーターですから、当然交尾もできません。雌犬を噛み殺しちゃうから。童貞のままその生涯を終えます。生産のための犬は闘犬としての訓練は受けず、種馬ならぬ種犬として別に確保されます。なのでアメリカでは闘犬は結構な重罪なのですが、それでも地下で人気が絶えることはないんですって。 幼児虐待にしても動物虐待にしても欧米人の虐待のレベルって、農耕民族のアジア人の想像をはるかに超えるものがありますよ。 日本や東南アジアでは、農耕馬や農耕用の水牛って昔から大切にされていたんですよ。私がどうも一神教の合わないところは「家畜は人間のために神様が作ったものだから、好き勝手にしていい」って思っているところです。
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- nagata2017
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参考サイト 論文 https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/10029/1/HNhogaku0003101410.pdf 外国の実例もたくさん含まれた論文です。 「オーストラリアのサウスウェールズ州 エビ・カニなど甲殻類を苦しませながら調理すると、最高二年間の自由刑に処される法改正がされた」など
お礼
98ページもある論文は、流石に全て読めなかったですが、概略の趣旨はわかりました。確かに、日本のように器物破損罪より軽いのは、早く改正しなければいけないでしょうね。また、オーストラリアの生きたまま茹でるのを禁止するのは、私は賛成ですね。日本の活け造りも、私には悪趣味に思えますね。ありがとうございました。
お礼
なるほど。そうなんですか。文化的背景が全く異なるわけですね。それと、東洋的発想では、動物も進化を続け、やがて人間に生まれ変わる可能性もある、という考え方を目にしたことがありますが(でないと、人類の激増した分の魂は何処から来たのか?という考え方)。それに対して、欧米の考え方である、完全に人間の道具とだけしか見ていない、というのも何だか寂しいですね。参考になりました。ありがとうございました。