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親知らずの抜歯で入院。慰謝料請求するべきですか?
今回のケースは、私の妻が親知らずの抜歯をする際に起こった事故?!orミス?!です。 当該の歯科医に非があるか?と慰謝料請求すべきか?について教えてください。 【詳細】 妻の親知らずは下の歯で、内側向きに真横に生えています。 抜歯の方法として、『切開による治療』と、『そのままで歯根から上を割ってから歯根の除去』の2通りがあると言われました。 抜歯当日、歯科医は『切開せずにそのまま治療する』と衛生士と会話し、こちらに選択権を与えられませんでした。 そのまま治療が進行している最中、麻酔をしているのにもかかわらず、痛みがあるので、その旨を訴えました。 追加で麻酔を数本行い。それでも痛みは引かず、さらに数本麻酔を行いました。 妻は耳の裏に痛みを感じ始め、息苦しさを覚え始めたところ、歯科医は治療を中断『このまま続けると腫れて来そうだから』という事で、いったん治療を中断。 妻は、訳も分からず、歯科医の車に乗せられて大きな病院へ運び込まれ、『皮下機種』(治療中に顔の半分と胸の上部まで空気が入ったそうです)と診断されそのまま緊急入院。 【質問】 -治療について:色々とお話を聞く限り、今回のようなケースの治療は、それなりの経験を積まれた医師でないと難しく、ほとんどは大きな病院で行うものらしいですが、ここの歯科医の判断は正しかったのでしょうか? -『腫れて来そうだから』って既に腫れていたんではないの?判断が遅れていますよね? -入院費は歯科医が持つとおっしゃっておりましたが、 自分の非を認める発言はなし、もっと誠意のある対応をしてもらいたかった。このようなケースは、歯科医に非は無いのでしょうか? -あまりに誠意が感じられなかったので、妻の精神的苦痛を受けた事に対して慰謝料請求すべきか悩んでいます。 どなかた良きアドバイス頂けませんでしょうか?
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私は医師ですが、歯科の事は良く判りませんが、たかだか親知らずを抜くだけと思って行って、苦痛を味わい、皮下気腫まで来たし、入院治療を余儀なくされたと言う事で、明らかに肉体的、精神的苦痛を味わっていますから、ミスのあるなしに関わらず、医療事故である事は確実ですので、訴えられても何の問題もないと思います。 親知らずを抜く際に皮下気腫を起こすのは起こりうる事だとの事ですが、一般的にはこういう軟組織にはある程度の気圧をかける操作をしなければ起こらない筈で、その点も良く判りませんし、まれであるから説明義務はないという事にもならないでしょう。実際に起こっている訳ですから、なおさら何故起こるのか、医学的説明が必要です。「腫れそう」というのは気腫が進み咽喉頭方向へ進めば窒息から、最悪死亡と言う事も考えられます。そういう可能性で言った言葉かどうかもはっきりさせるべきだと思います。痛み止め注射も何本も打って良い訳ではなく、恐らくキシロカインでしょうが、一人の人間に使用可能な量は決まっています。等々鑑みますと、そもそも同歯科医師に奥さんの抜歯をする技量があったのか、また、同医師は事前に自分の技量で抜歯が可能であるかどうか、適正に検討したのか等々疑問だらけで、先の方とは意見は違いますがミスの可能性も否定できないと思います。 文面から見ますと、入院費を持ったり、何度かお見舞いに来たり、謝罪の言葉を述べたり等、同医師なりに誠意を示したつもりでしょうが、逆に矢張り、彼なりにすまないと思う点があるからでしょうし、問題を大きくして欲しくない、、と言う気持ちの表れだと思います。しかしながら、質問者さんの最大のお怒りは、上記の様な、「何故こういった事態になったのか、何故麻酔が効かなかったのか、何故気腫が起こったのか、何故入院しなければならなかったのか、何故抜歯が不可能だったのか」という疑問に対して、「稀にあるケースで、、」というだけの回答しかなく、そこに誠意を感じてらっしゃらないからだと思います。逆に、彼にもそれは判らないかもしれませんし、だとすると非常に不勉強な医師であると言わなければなりません。 ただし私も一度医療訴訟に関わった事がありますが、大変です。この様な訴訟では医療サイドのミスを訴える側が証明せねばならず、当然プロである弁護士を雇わなければならず、もう行われてるかも知れませんが、カルテ改竄・証拠保全手続きの問題、カルテに記載のない危険性や、治療への同意の言った言わないの問題等様々な難関が待ち構えています。何度も仕事を休んで裁判所に行かなければなりませんし、弁護士費用(いくらかかるか見当もつきません)もかなりかかると思われますが、勝ったとしても慰謝料で補えないかもしれませんし、負ければ裁判費用まで負担しなければなりません。 一般的に医療訴訟事件は、こういったハードルが高いため、裁判所側から示談を薦められる事が多く、実際に法廷まで行く事は少ない様です。但し、民事と刑事でまた違って来るでしょうから、正確な所は裁判に詳しい方に聞かなければ判りません。 一法として医師会にはこういう医療紛争の相談窓口があります。歯科医師会にもあると思いますので、相談され誠意ある対応がなければ、訴訟に踏み切るというのも手かと思います。但し、その場合は証拠保全の問題等ありますので、弁護士さんにご相談されてからがいいかもしれません。 最後になりますが、テレビの法律番組でもありますように、あれだけ日夜法律や判例を専門に研究している方々でも結論が一致する事はほとんどありません。残念ながら、結局やってみなければ結果はどうなるか全く判らないと思います。しかしながら、納得がいかなければやはり疑問点は問いただし、それに十分に答えるのがあるべき医療の姿だと思います。 長々とあまり役に立たない書き込みで申し訳ありませんが、何ら問題はないと思いますので、質問者さんの思われるとおりにされて良いと存じます。もっと具体的にアドバイスできる専門家の回答をお待ちします。
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- aji3
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こんばんは、ご家族に(奥さんに)突然そんなことが起こり心配されるのは当然だと思います。 ご家族の方にしてみれば憤りを感じることでしょうが、第三者として冷静に質問に答えさせていただきます。 色々ご説明したいこともありますが、まず質問の部分のみに回答したいと思います。 他のサイトにも同様の質問をされているので、そちらも読ませていただいた上で回答します。 まず、あなたが知りたいのは今回の出来事は歯科医師のミスで起きたかどうかということだと思います。 皮下気腫はまれに起こる偶発症であります(確かに下の親知らずの抜歯時に起こることは多いです。)そういうことが起こる可能性もあらかじめ説明しておいても確かに良かったかもしれません。しかし、本当に起こるのはまれなのです。 あくまで仮に、大学病院の外来ですごい経験のある歯科医師が抜歯したとしても皮下気腫が起こる可能性は あります。 よって歯科医師が患者さんのためを思って全力で抜歯しようとしても皮下気腫が起こる可能性はあります。 -今回のようなケースの抜歯は、それなりの経験がないと抜歯しようとも思わないはずです。経験が無いのであれば最初から大学病院等に紹介するはずです。それなりの経験がある歯科医師ならば普通の歯科医院でも抜歯することはあります。 -腫れてきそうだからというのは、たしかに、”もっと腫れてきそうだから”の意味だと思います。今後もっと腫れてきそうな前兆があったから、この時点で大きな病院へ自ら連れて行こうと思った行動は全然問題が無いと思われます。判断は遅れていないと思います。 -他のサイトには”入院中、歯科医が病室に訪れ『今回のこのようになってしまってすいませんでした。稀にあるケースで…』(最後は濁していました)”←これは当人からの謝罪だと思うのですが・・・あと”数回、見舞いに来て下さっていました”のようなコメントがありました。こちらには無いのでなんともいえませんが、これは真実でしょうか? あと、入院費は歯科医師もちということを前提にするとさらに高額な慰謝料を請求するのは難しいような気がします。大きな病院に向かう間の車の中で何らかのお話があっても良かったと思いますが・・・ しかし、↓ -以下は他のサイトへの投稿の一部ですが、”元々、このようなリスクがあれば、治療方法は他の方法にするのに勝手に決めて、どこまで事故で、どこからミスかはっきりさせず、” これは、まず奥さんは抜歯することには同意していたのでしょうか?同意していなければ問題となります。 レントゲンも見てないですし、口腔内も見ていないのでこればっかりはなんともいえませんが、おそらく治療方法ではなくて、抜歯方法のアプローチの仕方に二通りあると言うことではないでしょうか?ちょっと歯肉を切って抜かないで様子みましょうってことになっていたのに、いきなり抜かれたってわけではないのですよね? 事故ということであれば、皮下気腫が起こったこと自体が偶発事故です。 ミスは、これは歯科医師本人でないとわかりません。無い可能性もありますし、あったかもしれません。あったとしても残念ながらあったことを立証するのは難しいと思います。ちなみに、数回麻酔を追加したことは関係ないと思います。親知らずの抜歯時にはこれもあることです。 以上、長くなりましたが他に補足があれば さらにご説明いたします。
お礼
丁寧な回答ありがとうございました。 これらの情報がある程度あれば、心の準備が出来ていたと思うと、やりきれないですが。。。
補足
返事が遅れて申し訳ありません。 随分と遅い時間にご回答して下さいましてありがとうございます。 色々とお話を聞くところ、やはり皮下気腫が起こる可能性はあるようですね。 とはいえ、腫れ具合を見る限り、説明も無しに『稀にあることですから』と言われても納得できるような様子ではなかったのです。 "眉毛の下~耳の裏~下顎~首~胸の上"まで腫れていて、目は塞がってしまっており、耳も聞こえにくくなっていました。 口腔外科でも「広範囲に広がってしまっています」と言われた程でした。 いくらなんでも広がり過ぎで、もう少し前に防げたのでは?!という点で、どうしても煮え切らないです。 後から聞いた話ですが、歯科医師さんは3桁に行かない2桁の患者さんの同じような状態の抜歯を行った経験があるそうです。 今回の様な皮下気腫は初めてだとも言ってました。 じゃ、今まで起きなかったことが何故今回起きたのか? 多少の気腫は納得いくのですが、やはり広範囲にまで広がって1週間の入院となるとそれなりの回答なくして 患者側の納得が出来るものとは思えないのですが。。。 なので、ミスがあったのではないか?そもそも技量があったのか?という疑いが晴れなく かといって医療に対する知識も無かったので、この場をお借りしてご相談させて頂いた次第です。 歯科医師さんは、腫れが酷くなりそうだと判断してから善処したそうです。 また、抜歯に関しても、抜歯とその際に発生する多少の腫れに関する事には妻も同意はしております。 なのですが、数時間で帰宅できるものと思っていれば、家事やペットも残して出て行くので、 家の事や家族への配慮があっても良いのではないかと思いました。 夫である私に連絡があったのが、まともにしゃべれなくなった妻でした。 しかも、口腔外科のある大きな病院に搬送する際にも、何故搬送するのか理由なく連れて行かれた様です。 最後に口腔外科の診断ですが、この親知らずは、根っこが骨に巻き付くような形になっており 普通に抜くには難しいそうです。すぐ近くには、神経や血管が通っているので更に難しく、 舌の痺れや麻痺も後遺症として数ヶ月残る事もあるそうです。 うまく抜けても根っこの先端が残る可能性もあるそうです。(骨にくっついて無くなるらしいですが。。。) こんな説明は無かったです(;_;)
お礼
doodledoo様、ご回答ありがとうございます。 文面に書き切れなかった私と妻の気持ちを見透かされているかのような、そんなご回答でした。 たしかに皮下気腫というのが、起こる可能性がある事は、少しは分かってきました。 しかし、まだ煮え切らない部分も多く、下のaji3様の補足の欄にも記入致しました。 こんな広範囲に広がってもやはり、あり得る事なのか? 今回、慰謝料という物が、ミスを立証しなければ請求が出来ない事は、知らなかったのでご相談いたしました。 訴訟に踏み切るのは、ご説明にある通り、難しそうですね。 ただ、歯科医師さんの対応如何かと思っております。 ちょっと親知らずを抜歯するために行っただけだったのに。。。 入院1週間。室内犬も家事もそのままに病院に担ぎ込まれてしまいました。 あげく、『診断書を頂けませんか?医師会に提出する必要があって、そうすればお見舞金も少し出ます。』 って。。。 ちゃんとした説明も無ければ、一般人はまず医者のミスを疑います。 お見舞金が欲しいわけではなく、ミスか事故か説明も無いままに、 しかも歯科医師に非はないことが前提で、診断書出せばお金がもらえるよって聞こえました。 この発言に対して、我々夫婦はとてつもない憤りを感じてます。 これらの憤りをぶつける術が無く、思いついたのが慰謝料の請求だったのです。 少しでも、我々夫婦の立場から気持ちを理解して頂ける方(しかも医師の方)がいらっしゃって ホッとしております。 ありがとうございました。