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柿の炭疽病についての質問
- 柿の葉と実に黒い斑点が出来、困っています。
- 炭疽病の完治は無理なのでしょうか。
- 殺菌剤の散布が効果的なのかどうか知りたいです。
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- cactus48
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仕事の関係で回答が遅くなり申し訳ありません。 糸状菌と言う菌は前回も書いたように最も厄介な菌ですから、一度でも 観戦してしまうと完治は難しいと考えてください。 確かに予防法はありますが、予防しても間違いなく完治するとは言えま せんので、選定時期になれば選定をし、予防時期には正しい噴霧方法で 殺菌剤を噴霧する事を心がけるしか手段はありません。 お礼回答に使用された殺菌剤が3種書かれていますが、この中で殺菌剤 でないのはスミチオン乳剤です。これは殺菌剤ではなく殺虫剤なので、 使用されても菌は死滅する事はありません。 殺虫剤は害虫に対して効果がある薬剤、殺菌剤は病気に対して効果があ る薬剤です。これを間違わないで下さい。 炭疽病は年間を通して発病します。その理由としては糸状菌は死滅する 事無く年間を通して生き続けますので、この病気は年間を通して発病を すると考えて下さい。ただ結実しないと発病は困難ですから、落葉期を 狙って予防策を取られると良いかと思います。 炭疽病は主に4~10月に多発します。予防として殺菌剤を噴霧するの は5月ではなく3月に行います。また雨で被害が拡大される恐れがあり ますので、梅雨入り前までと結実前に噴霧をされると効果的かとは思い ます。ただし1回だけではなく1週間から10日おきに2~3回は噴霧 を繰り返して下さい。 効果がないのは噴霧の仕方が間違っているからではありませんかね。 噴霧は葉の裏表や枝や幹に十分に噴霧しないと効果が出ません。つまり 天辺から根元まで十分に噴霧する必要があると言う事です。 ハンド式の霧吹きでは無理ですから、電動や電池やエンジン式の噴霧器 で作業を行って下さい。
- cactus48
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炭疽病は糸状菌と言う菌の中でも最も厄介で、糸状菌が発生した 野菜や果樹等は食せずに全て破棄するのが最も効果的です。 柿が腐っても糸状菌の菌は生き続けていますので、地面に放置を すると胞子が飛んで他の野菜や果樹に被害を及ぼします。 胞子は飛散するだけでなく、昆虫により媒介されますので絶対に 地面に放置しないようにしましょう。 処分方法は、感染した柿の実や枝や葉を市指定のゴミ袋に入れ、 完全に密封してから収集日に出しましょう。確実なのは焼却です が、消防法により野焼きが禁止されていますので、焼却はしない で下さい。 予防としてですが、枝が密集していると感染しやすいので、風通 しを良くするために落葉期に剪定をしましょう。 剪定を終えたらベンレート水和剤等を規定希釈率で薄めて噴霧器 で十分に散布します。1回では効果が出ませんから、10日置き に2回程度噴霧します。後は開花前と梅雨入り前に予防のためで 2~3回噴霧して下さい。念のためダイン(展着剤)を規定量を 混ぜて噴霧して下さい。朝方に噴霧して昼頃から雨になる場合は 問題ありませんが、噴霧後1時間後に雨になる場合は噴霧しない で下さい。薬剤が雨で流れて効果が激減します。 2~3種類と書かれてますが、何の殺菌剤を使用されましたか。 糸状菌はカビの一種です。柿では最も恐ろしい病気とされていま す。この菌に有効な殺菌剤は現時点で開発されてません。殺菌剤 を2~3種類交互に散布して効果が出なかったのは、市販されて いる殺菌剤では完治は不可能だからです。 特も日を開けずに交互に散布するのは危険です。場合によっては 薬害を起こして柿が枯れてしまいます。 1週間から10日置いて2~3回噴霧して見て、効果が思わしく ない場合は再び1週間から10日置いて別の殺菌剤を使用するの が原則です。これだけは肝に命じて下さい。
お礼
早速の御指導有り難う御座います。 はい、落ち葉は出来るだけ拾っています。 殺菌剤は、ベンレート水和剤・トップジンM水和剤・スミチオン乳剤を交互に一週間か10日置きに5月前後に4,5回噴霧しました。 今年で2回目でしたが余り効果は無いようです。 予防とありますが、発症しないための散布で、一度かかってしまえば完治は難しいのでしようか。
お礼
御丁寧なアドバイス、有り難う御座いました。 諦めず、落葉気時期に丁寧に噴霧してみます。 お礼が遅くなって申し訳有りませんでした。