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ノーベル賞受賞のロビー活動には価値があるのか
もうすぐ2018年のノーベル賞受賞者の発表があります。 10月1日(月)に生理学・医学賞、10月2日(火)に物理学賞、10月3日(水)に化学賞の受賞者が発表されます。 自国民がノーベル賞を受賞するために、国家がロビー活動をすることに、価値があるのでしょうか。 以前、日本政府が、「50年間にノーベル賞受賞者30人をめざす」と言うプランを公表したとき、野依良治博士が、「国家として不見識きわまりない」と批判しましたが、同様の批判は無いのでしょうか。 韓国などは、韓国人がノーベル賞を受賞することをロビー活動しているのでしょうか。
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- koncha108
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価値ないどころか違法でしょう。政治の世界のロビー活動は認められたもので政治資金の提供も合理性、透明性があれば問題ない。でもノーベル賞の選考にはそう言うシステムはありません。 科学技術分野でのノーベル賞は国の科学技術の基盤、土壌と高いレベルでの人材交流、ネットワークが大事なので東京オリンピックに向けて数年かんお金をかけて金メダルが取れる選手を強化育成すると言うのとはかかる時間が違います。日本は21世紀に入って自然科学分野の受賞者数がアメリカについで二位。それで気をよくする政治家もいるのでしょうが、それが短期間に醸成されたものではなく日本人で最初に受賞した湯川秀樹博士(1949)は戦後直ぐであるだけでなくあまり海外との交流もそれほど盛んでなかった時代に海外の科学者からの論文の引用や多くの推薦を受けたので、本当に優れた成果で稀なケースだったと思います。そこからも散発的にしか受賞者が産まれていなかったのですが、湯川博士の受賞は土壌は育つ強いきっかけになったと思います。様々な学者が議論したり論文を引用したり海外と交流したりと言う体制ができあがって行き、近年花開いたと言うこと。ところが最近では科学技術への助成金が減らされ、多くの大学の研究者が研究に食べるにも困るような状況になり、研究も短期的に企業からスポンサーを受けられるものにシフトし始めています。その一方で中国は大金を投入して日本では数台しか買えないような先進の測定機器などを数十台規模で買い揃え、高度な研究論文がたくさん出てきています。間もなく科学技術分野での論文数で世界一になると言われています。だからまだノーベル賞が殆ど出ていない中国が今後ノーベル賞を大量に受賞すると言うことが言われているので日本の科学者からすれば論文の数じゃなくて質に驚いているのだと思います。50年と言う期間を考えても研究成果が発表されてから受賞するまでにも時間がかかり、そうするとたった今、今日現在ノーベル賞を大量に受賞できる力が無いと実現できないのですが、専門家からすれば客観的な事実として既に中国に大きく水をあけられていると言うのがわかっているのでしょう。 韓国はノーベル賞に関して騒ぎすぎです。逆に期待される研究者が可愛そう。だって、日本では明治時代から脈々と研究の礎を築いてきたのに、韓国は日本の占領期やその後の国の混乱、戦争などを経て、経済力もあがって基礎的な研究に没頭できるようになったのはそんなに昔の事じゃない。民主化されてからだってまだ30年しか立っていない。普通に考えればノーベル賞受賞者が出たとしたらよほどの例外。それを日本を横目で羨みながら騒ぐのだから研究者の考えがネジ曲がっても不思議じゃない(そう言う事件もありましたね)。ロビー活動は意味がないです。
- potatorooms
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安倍さんがぶち壊したのでもうあまり意味はないのですが、国連の常任理事国になるための実績作りのひとつでした。 常任理事国になることのメリットはふたつ。 国連体制の中で、敗戦国というカテゴリから脱すること。 戦勝国の権限である拒否権を持つことで、安全保障理事会軍(正規の意味での国連軍)を日本に差し向けられることがなくなること。 要は、ルールに従う側からルールを作る側にシフトチェンジする事を目指していました。 過去、平和裏にこれを実現した国はなく、日本は国際貢献、国の威信を上げることに関してあらゆることをやってきました。 その一環にすぎません。