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近所の旧家で白玉大神を祀っている
カテが、「スピ系」なのか、「伝統文化」なのか、迷いましたが、マニアの人が多そうな「趣味」のほうで質問試させていただきました。 近所のお屋敷(一般家庭だが、昔は庄屋さんだったと言われている)の庭(前栽)に大白玉大神と掘られたとても立派な大きな庭石を見かけました。石だけでもそうとうな金額したと考えられます。 (遊びで伺ったわけではなかったので「これ何?」とは聞けませんでした。) ネット検索すると、稲荷系らしいですが、白龍王という言葉もでてきたりしててよくわかりません。御稲荷さんなのでしょうか? それから、旧家なら、昔は個人所有の自分の土地に勧請することくらい当たり前だったのでしょうか?
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>御稲荷さんなのでしょうか? 白玉神社=お稲荷さんではありませんが、お稲荷さんとは近しい神社です。 全国にある白玉がつく神社の多くは白玉稲荷神社と称しています。 日本神話に由来する皇室の三種の神器の一つが八坂瓊曲玉 (やさかにのまがたま)と呼ばれる玉です。 玉は古代中国ではギョクと呼ばれて珍重され王などの権力者の象徴でした。 玉(ぎょく)はヒスイのことで必ずしも球形ではありませんでした。 王の印は玉璽と呼ばれます。 日本でも古墳などから勾玉という形で多数出土しています。 このことから、元々の白玉神社は白翡翠を御神体としていた神社だったのではないかと考えられます。 お稲荷さんの使いとされる社殿の前に飾られる狐はいろいろな物を咥えています。 その中に玉を咥えている狐もあります。 参考 稲荷神社の狐がくわえているものと玉鍵信仰。湯島天神天三火伏三社 ... http://yushimai.net/200.html 抜粋 玉鍵信仰 稲荷神社の総本宮・伏見稲荷大社には、玉鍵信仰という教えがあります↓ 玉は稲荷神の霊徳(れいとく)の象徴、鍵は稲荷神の霊徳を身につけようとする願望である。 玉と鍵は、陽と陰、天と地を示している。 万物(ばんぶつ:すべてのもの)は、この二つの働きによって、生成し化育(かいく:自然が万物を生じ育てること)する理(ことわり)をあらわしている。 稲荷の神さまは、食物の神さま。食物を得ることから発展して、すべての物の循環を説いています。壮大な教えです。 食べられること、生きられることに、感謝の気持ちがわいてきますね。 お稲荷さんの狐の姿は白玉神社の御神体を咥えていることになります。 と、まぁ~このような連想で白玉稲荷神社ということになったのではないかと考えられます。 >旧家なら、昔は個人所有の自分の土地に勧請することくらい当たり前だったのでしょうか? 屋敷神と呼ばれます。 参考 屋敷神(やしきがみ)とは - コトバンク http://kotobank.jp/word/屋敷神-143651 当たり前というか、現在でもオーナー会社のビルの屋上などにお稲荷さんが祀られているのをよく見かけます。 お稲荷さんの信仰というか来歴が影響しています。 お稲荷さんというのは名前の通り元々は農業の神様でした。 これが江戸時代に入ると商売の神様とされるようになりました。 五穀豊穣⇒繁栄⇒商売繁盛という連想かと思います。 更に火伏(防火)の力もあるとされました。 こんなことから表通りに面した商家では盛んに自宅の敷地内にお稲荷さんを祀る祠が設けられました。 江戸の街にはどこにでもあるという意味で「伊勢屋稲荷に犬の糞」と言われるようになりました。
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- nagata2017
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白玉大神 http://okamotoorimono.com/jizo/shiratama/ 白玉 「白玉大神の白玉は、どのような意味ですか?」 唐突な質問だったか、禰宜さんは戸惑われた様子。 とはいえ、丁寧に教えてくれた。 「白は清浄の色なので、白狐、白龍、白山など、 神様の名前としても多いですね。白玉も同じです。 で、玉となると、白い勾玉のことかもしれません」 「勾玉のことですか…」 「紅白のお餅を木の枝に付ける小正月の行事、 あれも白玉大神様にちなんでいると思います」 一番上のURLところには 神様 仏様 地蔵様 みんな一カ所に 大昔はそれぞれ別物でしたけど 長い歴史の中で 廃仏毀釈だとか神仏習合などと くっついたり離れたりして現在に至る。ということで 今ではごちゃまぜ 白玉大神も白玉稲荷もそれぞれ別に存在する状態ですね。
お礼
ありがとうございました。
白山信仰の開祖、泰澄の母は、 白玉が懐中に入るのを夢にみて 泰澄を身籠ったとあり、 加羅の王子、角鹿阿羅斯等の 妻はもともと「白石」だったと言われています。 「白玉」を懐中にして妊娠した泰澄の母は、 秦の出身地の伽耶の伝承を継承しているということで、 白山信仰の一種ではないかと思います。 また、白山信仰の信者には、商人や職人が多く 農民はいないとのことです。 庄屋ということは、農家という線が濃いでしょうが‥ 秋田の白山神社では、八幡神・稲荷神を祀る例があり、 このケースは、「シラ」ではなく「ハク」の白山神だということです。 私もネットで検索してみました。伏見稲荷神社の摂社に 大白玉大明神が祀られているそうです。 秦氏の移住地である山城(現京都)の本拠地では、 オシラサマ(白神)として養蚕神社を祀っています。 そこから推測して、秦氏系の神様または養蚕業の神様 ではないでしょうか? 石を神と見立てて信仰する文化は、縄文時代にありますし 神社を敷地内に建立する人もいるのはたしかです。 海運業であれば、金毘羅。商人であれば、稲荷が多し。 職業によってお祀りする神様は異なります。 とにもかくにも、 1.神社があった場所に記念碑を建てた。 2.石を神社に奉納して祈祷してもらって大神として祀っている。 のいずれかでしょう。 ですので、取り扱いには十分注意した方が無難です。 どうしても、他に移動させたり処分したりしなければならない 場合は、お祓いした方が良いと思います。 お祓いをする場合は、お屋敷近くの神社の神主にお願いしましょう。
お礼
ありがとうございます。 >取り扱いには十分注意した方が無難です。 はい。しかし、ご近所さんのおまつりしてる神様のことですので。 あと、私が弱霊感体質なので、私の地神様との相性が気になってますが・・。
お礼
まず、入力ミスを見つけたので、こちらをお借りして訂正させていただきます。 誤)大白玉大神と掘られたとても立派な大きな庭石を見かけました。 正)白玉大神と掘られたとても立派な大きな庭石を見かけました。 石に掘られていたのは、漢字4文字で「白玉大神」でした。 「玉と鍵が陽と陰」というふうに、対になってるとは知りませんでした。 リンクも貼っていただき、ありがとうございます。 丁寧な御回答、痛み入ります。