補足事項を見ましたので再び回答させていただきます。
先ほど「口ぐされ病」についてお話しましたが、「口ぐされ病」は初夏に多く発生し、稚魚に多く見られる病気です。確信はできませんが、fujimacさんのところでお飼いになっている琉金は「口ぐされ病」ではないような気がします。となりますと、補足いただいた様子から見て他にもいくつか考えられる病気があります。
一般的に、体のどこかに血液がにじんでいたり、出血点(斑)、腫瘍状のものが見られる場合には、寄生虫の可能性も疑われます。寄生虫は肉眼で確認できるものばかりとは限りませんから、一応疑っておいていいかも知れません。
その他に考えられるものは、「真菌性肉芽腫症」です。いわゆるカビのことを真菌と言いますが、この病気の原因となっているカビのことは実はまだよく分かっていません。水カビとは異なるものです。
このカビが、体側、頭、ヒレなどの組織に寄生して起こる病気です。
肉芽腫とは、体に入った異物を取り除くために、異物を取り囲んで、組織が結節状につくられたもののことです。
この病気は原則として体の至るところに発生しますので、口の中にできる可能性も否定はできません。
最初は、うろこ、あるいは組織部を押し上げるような形の肉腫様のものが見え始め、やがて、これが広がり、充血して腫れてきます。さらに進みますと、体表に肉芽腫が突き出して、大きくふくれ、うろこが取れて真皮や筋肉が露出し、「穴あき病」と似たような状態になります。
患部にはカビの菌糸や水カビ、原生動物などが寄生して、白いもやがかかったように見えてくることもあります。
頭部にできる場合は、特にエラぶた周辺に多いようです。ひどくなりますと、頭骨やエラぶたの骨が露出したり、また、尾ヒレや他のヒレの基部にできますと、すり切れてしまったり、ヒレがなくなってしまうこともあります。
伝染性はあまり強くはありません。
確実な治療法はまだ確立されていないのが実情ですが、定期的な水換えを実行したり、穴あき病と同じように水温を26度以上に上げておくと治ることもあるようです。
その他では、やはり「真菌性の口ぐされ病」なども考えられます。因みに、この「真菌性の口ぐされ病」は一般に言う「口ぐされ病」とは異なる病気です。
いずれにしましても、1週間に3分の1程度ずつの定期的な水換えはお勧めします。
また、私は熱帯魚や金魚の飼育経験は長いのですが、あくまでも専門家ではありませんので、できましたら専門の方に一度ご相談されてみることをお勧めします。もしかしたら、心配されるような病気ではない可能性もありますから。参考URLのサイトではメールによる専門家の方による金魚の病気相談を受け付けているようですから、そちらも利用されてみて下さい。
何のお役にも立てなかったことと思いますが、お許し下さい。
では、失礼いたします。
お礼
金魚を病気にさせないために、毎日金魚の状態をみておかないとダメですね。目に見えない寄生虫もいるなんて知りませんでした。水替えもちゃんとしないと。病気相談のサイトも教えていただいて助かりました。ありがとうございました。