こんにちは。紹介状という言葉自体はよく耳にしますが、いざ自分がそれを託されて次の病院へとなると、意外とわからないことが多いですよね。
まず「紹介状」は一般的な名称で、正式には「診療情報提供書」と言います。
住所、氏名、電話番号、病名や行った検査、経過や既往歴など、重要な個人情報が記載されています。
紹介状を持って他の病院を訪ねる場合、基本的にはどこの病院に行っても問題はありませんが、特別な施設を必要とする場合や特定の医師に診療を継続してほしいと医師が判断した場合などは宛先が明確に記載されます。
宛先が書かれている場合でもどこの病院にも行けますが、紹介してくれた主治医が意図した診療にならなくなってしまう可能性があるでしょう。
病気の種類や必要な治療、特別な見識を必要とするものなのかなどによって紹介先は変わります。
実際に次の病院がどこになるのか、どこにすべきかという点も含めて、主治医に詳しく話を聞いておくのがいいかと思います。
医療に関する情報があふれている現代、患者側としても選ぶ根拠のようなものを手に入れやすくなっています。
しかし医師が持っている情報とは全く次元の異なるものであることが多く、よく話し合わないと納得いかないまま次の病院での診療が始まってしまうということもあり得ます。
次の病院は自由に選んでいいのか、指定されているのであればその理由は何なのか。
じっくりと主治医に聞いて納得のいく治療を受けるようにしましょう。
なお、紹介状はきっちりと封がされた状態で渡され、患者自身といえど中身を勝手に見ることはできません。
紹介状は先方の医師・病院に宛てたものであり、その紹介状を開封して内容を見てしまうのはマナー違反と言わざるを得ません。
内容については主治医に聞いてみるしかありませんが、教えてくれるかは場合によりますので明確には申し上げられません。
ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。
健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。
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