こんにちは。毎年発生する水いぼの対処、困りますよね。
水いぼの治療については医師の間でも見解が分かれているようで、積極的に治療する医師もいれば基本的に放置して自然治癒するのを待つ医師もいます。
自然治癒を待つといってもプールに入れないなどの幼稚園や学校のルールに対応するために治療するというケースもあります。
水いぼの病院での治療ですが、基本的にはピンセットで除去してしまうか液体窒素で凍結させて除去します。
これらの治療をそのまま前処置せずに行った場合は、質問者様がおっしゃるように激痛を伴います。
しかし現在は除去の前に表面麻酔(テープを貼るだけです)を行う医師も多く、麻酔の有無によっても治療方針に差があります。
子供に痛い思いをさせたくないという気持ちはとてもよく分かります。
なので、診察の際に治療方針をしっかりと確認し、可能な限り痛みを伴わない治療をしてもらえるようにしましょう。
とはいえ子供は「何かされている!」という思い込みから痛みがなくても泣いてしまうことがあるのが悩みどころですね。
実際に表面麻酔を行っても何の感触もないというわけではないですし、少量の出血を伴うこともあります。
大して痛くはないけど泣いてしまった、という結果になることもあるとお考えください。
ご自宅での治療についてですが、医師によっては放置して自然治癒を待つくらいですので自宅でも治せないことはありません。
しかし自然治癒を待つという方法は半年以上の長い時間がかかる上に他の子供にうつしてしまうリスクを常に抱えることになります。
かゆみも伴うことがあり、本人には決して楽なことではないのではないかと思います。
また、自宅でできる効果的な積極治療というものも明確な根拠には乏しく民間療法のようなものに近いでしょう。
完全に予防するのは難しく、皮ふの状態が良好であっても免疫がしっかりと定着するまではウイルスと接触することで再発してしまうと思います。
やはり皮ふ科でしっかりと相談し、なるべく痛くない治療で早期に治してあげるのがいいのではないでしょうか。
ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。
健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。
...
もっと見る