- ベストアンサー
医療ミス?
親戚が子宮に血の塊があるということで、手術をしました。 手術自体、とても簡単なものだと説明を受けたということで、親戚には特に連絡をしないで手術を受けに行きました。 しかし、術中に突然痙攣をおこし、心肺停止状態に陥り、瞳孔は開いてしまったそうです。 心臓マッサージで蘇生したそうですが、そのときに病院から、親戚を呼んでもらって覚悟してくださいと言われました。 別の大学病院に転院しましたが、脳死状態です。 手術をした病院側の説明は、心臓と肺の間の血管が詰まったとのことでした。 私たちは医療ミスと認識していますが、病院側は違うと言っています。 弁護士さんに相談したいと思うのですが、このような件でも医療ミスといえるのでしょうか? また、簡単な手術といって、全身麻酔させられるのでしょうか? 親戚は手術前日に入院しました。 術前の検査がきちんと行われたかは不明です。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
脳神経外科医師です。 今回はご親戚の方が大変な目にあわれて、kiruさんをはじめ、ご家族ご親戚の方々のお気持ちをお察し致します。 直接見たわけでは無いので正確なことは申し上げられませんが、今回は「心臓と肺の間の血管が詰まった」ということから、手術中に急性肺動脈血栓塞栓症を起こしたのではないかと考えられます。急性肺動脈血栓塞栓症は、もともと下肢や骨盤腔の中の静脈に血栓(血の塊)があって、それが血管の内壁から剥がれて肺に流れて行き肺の血管を詰まらせてしまう病気です。巷で最近「エコノミークラス症候群」と呼んでいるのもこの疾患です。 急性肺塞栓症のうち、院内発症の占める割合は21~41.8%とされ、重篤な病態で発症することが多いと言われてます。科としては、内科、整形外科、産婦人科、外科、脳外科などの患者さんに多く、手術や血管撮影などの医療行為に関連するものが高い率を占めます。 ある報告では、院内発症例では心肺停止、ショックなどで発症するものが68.2%と高頻度で、そのうち80%は何の前駆症状も無かったそうです。急性期死亡率は全体で19.7%で院内発症と院外発症では有意差は認めないとのことでした(すなわち病院内で発症しても、最初に重症であったならば、助けることは難しいということです)。 以上を考えると、今回の一件に関しては、今の日本の平均水準の医療からすれば「医療ミスである」とは一概に言えないのではないかと私は思います。 最近では肺動脈血栓塞栓症を防ぐために、ハイリスクの患者さんには予め抗凝固薬を使ったり、下肢の圧迫を行ったりということも大分されてきていますので、それらがされていなかったのであれば、あるいは病院側の過失ということになるかも知れません(その辺りは実際の状況をみてみないと分かりません。) また、どんな簡単な手術にもリスクは伴います。最近ではそれらのリスクを全て予め患者さんやご家族にお話ししてから、手術をするのが通常の流れになってきています(これは訴訟を避けるためという意味合いを少なからず含んでいます)。しかし、あまりリスクばかりを話すと患者さんが不安になってしまうので、敢えて詳しくは話さないという先生も中にはいます(これからは減っていくと思いますが・・・)今回の先生は後者だったのかも知れません。 以上がご質問を読んでの私の印象です。おそらくは8~9割の確率で「医療ミスは無かった」と私は思います。 しかし悲しい現実ですが、あってはならないような対応をする医師がこの世の中にいるのも事実ですので(一部だと思いますが・・・)、今回の一件についても、病院側からの説明に納得が行かなければ、迷わず弁護士に相談した方が良いと思います。
その他の回答 (4)
- yajiyaji
- ベストアンサー率32% (84/255)
経過に不自然なことはなさそうに思われます。 肺塞栓症だったのでしょうか。 手術は開腹手術であれば、全身麻酔が必要な可能性は十分あります。腰椎麻酔などの選択肢があったのかは不明です。 肺塞栓症を予知することは困難でしょう。手術後に注意することは常識ですが。 ということで、病院側が簡単に過失を認めることはないでしょうが、納得行くまで弁護士等を交えて話を聞かれるといいでしょう。
お礼
手術後ではなく手術中に起こったことなのですが、術中に起こりうるとして注意することはないのでしょうか? 手術は開腹ではなかったそうです。 お腹を膨らませて行なったそうです。 ご回答ありがとうございました。
こんばんは。書きます! 皆さんの言う通り、弁護士に任せた方がいいかと思います 私は病院勤務してましたが、オペでの医療ミスは結構みました。でも、脳死になってしまった患者はいません。 医療ミスか?ときいて、はい、そうです。とは、言いませんよ。 心臓のオペで・・・ 私が見たミスは、閉胸後、レントゲンを撮ったら、カンシ(血管を挟む器具)や、ガーゼを取り忘れ、また、開胸しました。 当然、時間は延びます。しかしながら、家族に対しては、 ”少し長くなりましたが、無事終わりました”です。 Drによっては、周りが”そのやり方は、危険だ、止めたほうがいい!”っていっても、”俺のやり方でやる”ですから。”また殺す気か?”こんな会話です。 密室のオペ室では誰かが漏らさない限りミスはわからないかと・・・。オペ後に急変で再度オペという事もあります。 そんなオペ後は、オペ室からでてからとか、CCUの入り口にいる家族の人達の顔を私は見れませんでした。 家族は”ありがとうございます”と、何回もいいます。 おかしいと思うなら、やれる事はやった方がいいです!
お礼
ありがとうございます。 ガーゼのとり忘れってあるんですね・・・。 最終的に治ればいい、というお医者さんが多いのでしょうか? 途中の経過はどうでもいいと。 怖いです。
手術の内容については医療知識がないのでコメントできませんが、具体的内容については、微妙な問題を含みますので医療過誤・事故については下記URLをご紹介します。 1医療事故情報センター http://www3.ocn.ne.jp/~mmic/ 弁護士と医療事故被害者を結ぶネットワーク 2医療事故ホットメールhttp://www3.ocn.ne.jp/~mmic/ 特定非営利活動法人 患者のための医療ネット(PMネット) ホームページ 3医療事故研究会http://www.iryoujiko.net/ この研究会は、医療事故被害にあった人々を救済するために、患者側の代理人をしている弁護士によって作られた団体です
お礼
URLありがとうございました。 以前の質問からも探したりしたのですが、ページが削除されていたりしていたので、教えていただいたのを参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
出来るだけはやめに弁護士に相談した方がいいように思います。 医療ミスかどうか、素人の立場で判断してから動くより、専門家を交えて明らかにすべきでしょう。
お礼
そうですね。 なるべく早く相談してみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一昨日、親戚は他界いたしました。 大学病院の先生の勧めで、別の病院で司法解剖をしましたが、司法解剖の結果が「原因不明」で報告書にもそのようにかかれいていました。 親戚一同いろいろ納得いかないことが多いので、弁護士さんに相談してみます。