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3年前から糖尿病 インスリンについて

20年らいのくも膜下出血の後遺症を抱える81歳の母ですが、3年ほど前から糖尿の薬を処方されています。 今回結核を発症し、隔離入院をし、痰の検査で3回マイナスであったので退院が許されました。 しかし、今回の入院(4週間程)でインスリンが必要になったらしいのですが、たった3年程でインスリンまで必要になるほど悪化するものでしょうか?経過を見て、薬を変えてそれでもダメな場合の最終手段がインスリンだと思っていたので府に落ちません。 先生に質問したのですが、明確な解答がなく、(話が逸れ)(腎臓病もあるとか)今更疑問が湧いてきてしまいました。 わかる方、どうかどうかお教え頂きたく、お願い致します。

専門家の回答 ( 1 )

回答No.4

こんにちは。ご家族の病状や薬の突然の変更等、腑に落ちない点が出てきてしまうと不安になりますよね。 多くの方が回答されているので補足的なものに留めておきます。 まず糖尿病において内服薬による治療が可能なのは、ある程度膵臓に体力がある状況と言えます。 膵臓からインスリンを放出させる、放出を促すタイプの薬は膵臓に鞭入れて走らせているようなもので負担があります。 一方、インスリンの注射は体外から補充してあげることになるので膵臓の負担は最小限にすることができます。 次に結核との関係ですが、内服薬の中で結核治療に使うものは薬の飲み合せにとても気を使うものです。 結核による内服薬の治療期間ですが、使用する医薬品にもよりますが最短で6か月です。 また、退院の基準は完治ではなく「感染性が失われていること」です。 つまり退院後も内服薬による治療は継続されるケースが非常に多くなります。 この状況ですと糖尿病の内服薬を併用するのは難しく、インスリン注射に切り替えるというのは、年齢を加味しても妥当な判断なのではないかと考えます。 インスリンは最後の手段、というイメージが強いのは分かります。 しかし体への負担や安全性を考えた場合、実はインスリンは非常に優れた治療薬なのです。 (もっと言えば糖尿病の初期から使用した場合、膵臓を十分に休ませることができるので非常に有効) しかし自己注射というものはほんの少しとはいえ痛みを伴いますし、注射を繰り返していると皮膚の負荷が大きくなります。 他人に見られるのもはばかられるという方も多いでしょうから、生活上の制限は少なくありません。 そのため、現在では最後の手段のような立場になってしまっているというだけです。 糖尿病が進行してしまうと感染症への抵抗力が大きく損なわれます。 結核の完治、再発の予防のためにもインスリンをしっかり使って正しく管理していきましょう。 ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。

kgta
質問者

お礼

ありがとうございます。 だんだんインスリンは、体には優しい(注射というのが難ですが)お薬だということが、わかってきました。受け入れる準備ができてきました。 近々の退院準備の会議での参考になりました。 前向きに質問したりしていきます。 ありがとうございました。

ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール

ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...

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