- 締切済み
トランスコアクラックの原因と対策を解説
- トランスの含浸から現品を取り出した際にコア部分にクラックが入った経験がありますが、再度含浸をした際には再発しなかったことから、原因は明確ではありません。同じロットの新しいコアを使用してもトラブルが発生したため、ボビンの膨張が原因ではないと考えられます。今後の再発を心配しており、このような経験のある方からアドバイスをいただきたいです。
- クラックや欠けのない社内在庫のコアを目視確認した結果、トラブル発生時と同じロットの新しいコアに交換しても問題が発生したことから、問題の原因はコア自体にあると考えられます。具体的な原因は不明であり、乾燥温度や乾燥時間の条件に問題がある可能性もあります。このような経験のある方からアドバイスをいただきたいです。
- トランスの含浸作業からコアを取り出した際にクラックが発生し、再度含浸した際には再発しなかったことから、原因は不明です。同じロットの新しいコアを使用しても問題が発生したため、コア自体に原因がある可能性があります。乾燥温度や乾燥時間の条件に問題があるかもしれません。このような経験のある方からアドバイスをいただきたいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
含浸処理中の処理条件に問題はありませんでしたか?たとえは、処理中の 温度ばらつきにより、材料が不均一となったり,金属と樹脂間の膨張差により 位置つれする,乾燥処理の方法の問題などの場合が考えられます。
コアのクラックとのお問い合わせですが、コアの材質はフェライトですか? まず疑わしいのは、含浸前からクラックが発生していて、含浸後に顕在化 してきた可能性が高いように思えます。 このストーリーであれば、しばらくの間「様子見」を行うことも一つ方法 論です。 「様子見」では不安が大きいと感じれば、組み立て前のコアの目視検査を 徹底すること、可能であれば、適当なハンマーで叩いて音響検査でクラック が発見できる可能性があると思います。 さらに、ノーギャップの閉磁路構造であれば、コイルを組み付けた後、含浸 前にインダクタンス検査をすることで、インダクタンス異常として発見でき る可能性があると思います。 エアギャップが広い、あるいは、開磁路構造であれば、クラックが入っても 電気的に問題ない場合が多いでしょうから、しっかり含浸されていて、コア が脱落する可能性が無いのであれば、良品として扱うことも、可能性として はあるかもしれません。 ところで、「コアを外し再度含浸をした所、再発はしませんでした。」と 記載なさっている意味がよく理解できません。クラックが入ったコアを外 して、未含浸の新品コアを組み付けて、再度含浸したら問題なかったと いう意味でしょうか? 通常、一度含浸したトランスのコアは、しっかり接 着されて、容易に外せないように思いますが、どのような状況でしょうか? 差し支えなければ、ご教示下さい。
切り分け情報が必要です。 具体的には、 ? 過去に経験のないトラブルであり、原因が明らかになっていない状況では何時再発 するかとても不安です の記述なので、処理ロットの1個だけでしょうか、 処理ロット全部でしょうか、その中間の数個でしょうか? ? コア部分にクラックが入った不具合品の検査は充分に行いましたか? クラック部分を調査すると、事前に入っていた微細クラックや周囲の微細痕 等々の調査 (都道府県の技術センターに持ち込んでの調査もできます) 等です。 不具合発生後のクラック断面検査は、充分に行ないましたか? が、補足要求内容でした。
補足
ご回答ありがとうございました。 ? >処理ロットの1個だけでしょうか、処理ロット全部でしょうか、その中間の数個でしょうか? 発生は9台中5台です ? >事前に入っていた微細クラック 起きえない不具合の為事前の検査項目外としておりました。 出来栄え確認で不具合が見つかった次第です。 >周囲の微細痕 顕微鏡で拡大しましたが、打コンのように外的衝撃の形跡はありませんでした。
お礼
回答ありがとうございました。 >ところで、「コアを外し再度含浸をした所、再発はしませんでした。」と 記載なさっている意味がよく理解できません。クラックが入ったコアを外 して、未含浸の新品コアを組み付けて、再度含浸したら問題なかったと いう意味でしょうか? 回答 同じロットの新品コアを組み付けて再度含浸しました。 >通常、一度含浸したトランスのコアは、しっかり接着されて、容易に外せないように思いますが 回答 ボビン(巻線部)救済の為、外観検査を終えた段階で破壊して外しました。