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アルマイト処理後の寸法変化について
- アルマイト後の寸法変化について教えてください。ある製品がアルマイト後に全長が0.03mm短くなるという症状が発生しました。
- アルマイトでは本当に短くなるのが当然なのでしょうか?材質によって変動あるのでしょうか?短くなるとすればどういう原理で短くなるのでしょうか?その他アルマイト後の寸法管理で留意すべき点もあれば併せてご教授ください。
- 製品はφ8×L4×φ4の中空のカラー形状の製品で、材質はA2017です。長手公差が厳しい製品であり、再製作時には0.01程度しか短くなりませんでした。
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アルマイトをよく手配しています。 私も毎日アルマイト屋に行ってますが寸法が短くなったなども過去 よくありました。 特にアルマイト前に苛性ソーダにつけて脱脂洗浄の時時間が長過ぎると 素材が溶けます 何回もアルマイトをやり直すと溶けて寸法が狂いますね 当社では、アルマイトに出す前に綺麗に脱脂し細かいあな内部も超音波洗浄してだします 得にうるさい公差で穴系はアルマイト後に穴空け作業にしてます 何回もアルマイトやり直した時は、アルマイト屋から連絡してもらうように 徹底してます
参考までに・・・ ?アルマイトでは本当に短くなるのが当然なのでしょうか? 理論的には指定膜厚の半分の寸法増が考えられます。 短くなることは少ないと思います。 短くなる原因には、前処理のエッジングの時間が考えられます(長い)。 また、仕上がりの不具合等により剥離、再処理を行なうと寸法は小さくなる傾向にあります(アルマイト処理により素材は小さくなっている)。 全長だけでなく、外径は小さく、内径は大きくなっている可能性はあります。 処理に当たっての詳細は、先方に確認すると良いかと思います。 ?材質によって変動あるのでしょうか? 材質によって工程や膜厚が異なると聞いたことがありますが、 それ以上のことは解りません・・・すいません。 ?短くなるとすればどういう原理で短くなるのでしょうか? 前処理でアルミ表面を溶かしすぎると、寸法が短くなると思います。 またアルマイト自体、素材の表面を溶融して成長する為、剥離したり すると、素材寸法は小さくなる傾向にあります。 ?その他アルマイト後の寸法管理で留意すべき点もあれば併せてご教授ください。 仕上がりの寸法管理が厳しいのであれば、寸法の増減を見込んだ素材寸法の 設定が必要と思います。 工程の作業時間等含めて、先方と調整し素材寸法を決定したほうが良いかと思います。 QC工程図を作成して明確化するのも良いかと。
お礼
ご丁寧な回答有難うございました。 中でも?・?については勉強になりました。 参考にさせていただきます。
お礼
寸法的なこと以外でもこういった管理の事を教えていただけるのも凄く有難いです。 基本的なことであればあるほど、会社のやり方で井の中の蛙になってしまいがちです。 弊社もアルマイト屋さんにやり直しがあった場合は連絡をいただけるように交渉してみます。 有難うございました。